
読書の楽しみを広げよう! 2010年は国民読書年
読書離れで日本人の「言語力」の低下
近年、国民の読書離れ、活字離れが指摘されています。テレビやゲームなどの娯楽が増え、インターネットで簡単にさまざまな情報が得られるようになったことなどから、大人も子どもの読書への関心が薄れています。このように、活字と向き合う時間が減っている中で、文章を読んで正確に理解したり、自分の意見を述べたりするといった言語力やコミュニケーション力が低下していると指摘されています。
こうした中、言語力を養うために、読書の価値が見直されています。本は、単なる知識や情報だけでなく、さまざまな言葉や表現、他者の考え方を私たちに教えてくれます。昔から「本は心の糧」とも言いますが、さまざまな本を読むことは、知識や教養、他者を理解し思いやる心をはぐくみ、豊かな人間性を養うことにつながります。
2010年は国民読書年
近年は、学校での「朝の10分間読書運動」が浸透したり、学校だけでなく家庭、地域全体で読書を推進する「読書のまちづくり」が広がったりするなど、読書に対する国民意識が再び高まりを見せています。
こうした気運をさらに高めていくため、平成20年6月の国会決議で、2010年を「国民読書年」とすることが決定され、政官民が協力し、国をあげてあらゆる努力を重ねていくことが宣言されました。
今後、図書館をはじめ、さまざまな場所で、国民読書年にちなんだ行事や取り組みが推進されていく予定です。
図書館を活用して読書の楽しみを広げよう
皆さんの読書の楽しみを広げる場所として、ぜひ活用していただきたいのが図書館です。
例えば、日本唯一の国立図書館である国立国会図書館は、日本全国で出版されるあらゆる出版物の宝庫です。この国立国会図書館は、満18歳以上ならだれでも利用でき、図書館内の蔵書を閲覧することができます。直接来館しなくても、インターネットや地域の図書館を通じて利用できるサービスもあります。
また、皆さんの身近な図書館では、図書の貸し出しだけでなく、子どもを対象とした読み聞かせやおはなし会を開催したり、視覚障害のある方などに対面朗読や録音図書の貸し出しを行ったりするなど、さまざまな人が読書を楽しめるための活動を行っています。さらに、有志の図書館が「図書館海援隊」を結成し、さまざまな課題解決支援を行っています。国民読書年をきっかけに、図書館をもっと活用してみてはいかがですか。