Home > Highlighting JAPAN > Highlighting JAPAN 2010年5月号 > ようこそ愛知・名古屋(仮訳)
生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は、中部日本の中心地、愛知県で開催される。県の西側、岐阜県との県境を流れ伊勢湾へと流れ込む木曽川、日本で二番目の広さを持つ濃尾平野、そして三河湾の干潟など、変化に富んだ自然環境を有する県だ。
愛知県の発展は、江戸時代(1603-1867)初頭に、徳川家康が名古屋城を建設したことに始まる。この地を治めた尾張藩主は、木曽川上流の山中から杉を伐り、それを筏に組んで下流の名古屋まで運んだ。木材は藩の重要な財源となり、尾張藩は繁栄した。また、濃尾平野では古くから、豊かな川の水と肥沃な土地を利用した稲作が盛んだった。さらに海沿いでは、貝類の採取、のりの養殖、エビやイワシの漁業も栄えてきた。このように愛知は、豊かな自然の恩恵を最大限に活用して発展してきた。
現在の愛知県は、日本の自動車産業の集積地となり、日本の自動車産業(自動車、自動車部品など)の製品出荷額は日本全体の約40%のシェアを占めている。また、名古屋市郊外にある瀬戸や常滑は、1000年以上前から陶器の産地として知られている。その伝統を活かし、近年では、最先端技術によって高度な機能を持たせたファインセラミックスの研究や生産も盛んになっており、太陽電池、人工関節、携帯電話、自動車など様々な製品に利用されている。一方で、2005年、人間と自然との共生を意味する「自然の叡智」をテーマとした「愛・地球博」(万国博覧会)が開催され、2200万人以上を動員した。「世界各地での自然とのさまざまなつき合い方、知恵に学びながら、多彩な文化・文明の共存する地球社会を創ろう」といったスローガンが、既に実践されていた土地柄といえよう。
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