Home > Highlighting JAPAN > Highlighting JAPAN 2010年6月号 > 技術で生活を支える(仮訳)
日本の人口義肢メーカーの革新的製品が多くの人に喜びと安心をもたらしている。
痛みのない歩行を実現するCBブレース
加齢による膝関節の変形により、歩行に困難を感じる人は、日本で1200万人以上いると言われる。こうした人々の歩行を補助するのが膝に装着する関節装具だ。従来の関節装具は300g〜700gと重く、歩く際に負担になったり、膝の曲げ伸ばしが難しくなるという問題点があった。沖縄にある佐喜眞義肢が開発した関節装具「CBブレース」は重さわずか180g。膝の両側の関節部材をつなぐ「センターブリッジ」で膝関節に対する装具の支持力が倍増することで、軽量化を実現した。
「装着して運動すると、2,3ヶ月で関節症が治ってしまうケースもあります」と佐喜眞義肢社長の佐喜眞保氏。「歩く喜びを感じて、積極的に出かけるようになるので、筋力が回復するのだと思います」
中村ブレイスの本物そっくりの人工補正具
島根県大田市。世界遺産石見銀山の中に、シリコーンゴムで作られた人工乳房や人工補正具で世界的に評価の高い企業、中村ブレイスがある。
中村ブレイスが掲げるのは、事故や病気で失った身体の一部をリアルに再現するという考え方「メディカルアート」である。社内で養成した技術者が、手、耳、鼻、乳房などを、一人一人の患者にあわせ、全て手作業で作り上げる。「弊社は1982年にシリコーンゴム製のインソール(足底装具)を世界で初めて開発・販売して以来、シリコーンゴム製品の技術開発を続けてきました。その技術の蓄積が精巧な人工補正具の開発につながっているのです」と中村ブレイス社長の中村俊郎氏は言う。「利用者の皆様からは、『自分の体の一部のようだ』『心の傷も治してくれる』という喜びの声が、数多く寄せられています」
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