Home > Highlighting JAPAN > Highlighting JAPAN 2010年11月号 > 第61回全国植樹祭(仮訳)

Highlighting JAPAN

前へ次へ

特集森林の利用と再生

第61回全国植樹祭(仮訳)

English

2010年5月23日、神奈川県で第61回全国植樹祭が開催された。当日はあいにくの雨となったものの、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、8200名を超える参加者が約9000本の苗木を南足柄市と秦野市の会場で植樹した。両陛下は南足柄市の植樹会場でケヤキ、ヤマザクラなど6種類の苗木をお手植え、秦野市の式典会場でブナ、コブシなど4種類の種をお手播きされた。

「苗木を植える時に、両陛下はいつも、植樹のお手伝いをする子ども達に丁寧にお声掛けをされています」と全国植樹祭を開催県とともに主催する国土緑化推進機構の石井裕氏は言う。「森林の育成を担う次世代の子ども達に、とても期待されているご様子がうかがえます」

全国植樹祭は、豊かな国土の基盤である森林に対する国民的理解を深めるため毎年春に開催されている。1950年に山梨県で第1回が開催され、それ以降、各都道府県が持ち回りで行っている。天皇陛下の父上、昭和天皇は香淳皇后とともに第1回の全国植樹祭以降、ほぼ毎年、天皇陛下も皇后陛下とともに、第40回以降毎年、ご臨席なさり、樹木の苗のお手植え、種のお手播きを行ってこられた。

全国植樹祭が開催された会場はその後、植樹された木々が大切に育てられ、緑豊かな森林となっている。こうして育った森林では、1977年から毎年秋に、皇太子同妃殿下のご臨席を仰ぎ、全国育樹祭が行われている。これは、継続して森を守り育てることの重要性を普及するために開催され、全国植樹祭で植えられた樹木の「枝打ち」や施肥など、参加者による育樹活動が行われる。

2010年10月に群馬県の県立森林公園で開催された第34回全国育樹祭には、皇太子さまがご臨席になり、1998年に天皇陛下がお手植えになった杉の木の枝打ちを、また皇后陛下がお手植えされたヒノキへの施肥をされた。

「森林は世代を越えて育てていくものです」と石井氏は言う。「天皇皇后両陛下がお手植えされた木を、皇太子同妃殿下がお手入れすることで、国民に育樹の範を示していただいております」

前へ次へ