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G20ハンブルク・サミット

安倍晋三内閣総理大臣は、7月6日から8日にかけて、ドイツ・ハンブルクを訪問し、G20ハンブルク・サミットに出席しました。

今般のG20ハンブルク・サミットは、「相互に連結された世界の形成」というテーマのもと、世界経済の成長が依然として緩やかで、様々な下方リスクが存在する中、G20としていかに連携してこれらリスクに対応しつつ成長を強化していくか等、首脳間で率直な意見交換が行われました。

安倍総理は、「国際経済協調の第一のフォーラム」であるG20の最重要課題を扱う第1セッション「経済成長・貿易」において、リード・スピーカーとして首脳間の議論を牽引しました。また、今次サミットの議長であるメルケル首相が特に重視する、テロ対策や女性の活躍推進についても、「テロ対策」をテーマとするリトリートにおいて議論に貢献するとともに、「女性起業家資金イニシアティブ」の立ち上げイベントにも参加するなど、積極的な役割を果たしました。

とりわけ、リード・スピーカーを務めた第1セッション「経済成長・貿易」では、安倍総理から、アベノミクスの「三本の矢」の成果を紹介しつつ、構造、財政及び金融政策の全ての政策手段を用いることが引き続き必要であることを訴えました。また、経済成長の果実を社会の隅々まで行き渡らせるには、イノベーションや生産性向上を推進するとともに包摂性を実現し、「成長と分配の好循環」を創り上げること等が重要である旨指摘しました。安倍総理の提言に対し、複数の首脳から賛同が示されました。

今次サミットの主な成果として、「テロ対策に関するハンブルクG20首脳声明」を発出しました。また首脳会合後、「G20ハンブルク・サミット首脳宣言」を採択しました。

さらに今次サミットにおいて、日本が2019年のG20議長国に決定しました。これまでのG20サミットにおける日本の取組や貢献を踏まえつつ、G20において更に主導力を発揮していきます。