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ラジオ番組

平成24年1月23日・24日放送(文字で見る)

政策情報 官邸発

 

毎週、各テーマごとに国務大臣等政府関係者が出演し、皆様の関心や疑問に答え、東日本大震災の復興に向けた取組をはじめ政府の主要政策について、お伝えする番組です。

 

出演 玄葉光一郎外務大臣


水野アナウンサー
TBSアナウンサーの水野真裕美です。この番組では毎回テーマを決めて、今政府に訊きたいこと、言いたいことなどを街に出て尋ねます。その街の声を基に、政府の幹部の方などに、詳しく、分かりやすく、政策などを語っていただいています。今日は、玄葉光一郎・外務大臣にお話しいただきます。よろしくお願いいたします。

玄葉大臣

よろしくお願いします。

水野アナウンサー
そして進行役は、いつもの通り、内閣広報室の下村健一審議官です。

下村
玄葉さんに前回この番組でお話し頂いたのは、5ヶ月余り前に、国家戦略担当大臣としてでしたが、今回は外務大臣ということで、日本外交のこれからについて伺います。

水野アナウンサー
今回は、まず街の皆さんに、「日本は国際社会の中で、これからどのような役割を果たしていくべきだと思いますか?」と尋ねてみました。玄葉大臣、まずはこちらをお聴き下さい。

玄葉大臣

はい。

街の声 Q.日本は国際社会の中で、これからどのような役割を果たしていくべきだと思いますか?

  • 発展途上国のために貢献できるようなとこですね。それはインフラとかを整備しに行くとか。日本が持っている技術を海外でも使ってもらうとか。<30代男性>
  • アジア地区で協働しながら、ヨーロッパに対抗できるエリアとしてのリーダーシップを求められているし、やってかなくちゃ。今から世界に対応できないかなって思っていますけど。<40代男性>
  • 日本が、なんだろ、リーダーになって、そのエコ的な感じのエネルギーを引っ張っていく。<30代男性>
  • やはり、あの途上国とかで、やっぱり子供のことになっちゃうんですけど、予防接種を受けられなかったりとか、栄養が足りない子とか一杯いると思うので、そういった支援をもっとたくさんできたらいいなと思います。<30代女性>
  • 若い人がもっと世界に出て国際感覚を身につけてね、それで海外で仕事…日本のためですよ、海外で仕事をするということを目指して欲しいと思います。<70代男性>
  • お金じゃない人とか組織の作り方とか技術とかそういうことで国際貢献できたらいいなという風に思ってます。<40代女性>
  • 世界の見本になる様な国ですよね。尊敬される国って感じかな。<40代男性>
  • 先進国として前に立ちつつもやはり謙虚な気持ちを忘れずにやっていく姿勢って言うのが、海外では、やっぱり欧米の方には無い習慣じゃないかなと思うので。<30代女性>

下村
日本が果たすべき役割について色々な声が出ましたけれど、玄葉大臣、如何ですか?

玄葉大臣

一つ一つのご質問にお答えしたい気持ちになりますね。

日本が、今、直面している課題は、少子高齢化や環境の問題等、世界で最初にやってきたものです。ですから、それらを最初に解決してみせること自体が、国際社会・世界に対して日本のプレゼンス(存在感)を示すことにつながると思います。

外務大臣になって、各国要人と会談を重ねたり、特に国連総会等で感じるんですが、日本人自身が考えているよりも、世界からは、日本に対して≪信頼や一定の尊敬≫が寄せられている、と感じることが多々あるんですよね。

例えば、「人間の安全保障」という概念があります。これは、一人ひとりの尊厳を大切にする、一人ひとりの能力を最大限発揮するという概念ですが、実は日本が提唱したんです。それが、今や国際社会の中で定着しつつあります。

核軍縮の問題でも、日本とオーストラリアが主導して、気候変動でも、かなりの構想力を発揮して、提言し、リードしている側面がありますので、是非見ていただければと考えます。

下村
先程、「各国を訪問した」と仰いましたけれど、大臣就任以来、国連総会に行かれて、韓国マレーシアシンガポールインドネシアハワイのAPEC中国アメリカミャンマー…と、本当にずっと廻っていらっしゃって、年が明けて中東にも行かれましたよね?

玄葉大臣

私は(大臣に)就任してから、「実のある外交」という言葉を使って、≪結果重視の実のある外交≫を進めようと(考えております)。

アフガニスタンにも行ってまいりましたが、カルザイ大統領と、平和構築、開発、成長のためにどうするかについて議論して、7月に東京で閣僚級の会合を開くんですが、概ね方向性が一致しましたので、しっかりと成果をあげたいと(思います)。

ミャンマーも、クリントン長官が訪問されたことが大きく取り上げられましたけれども、我々はかつてから歴史的な友好関係がございました。そういったことも活用しつつ、テイン・セイン大統領にも、「アウン・サン・スーチーさんの政治活動を自由にしなければならない」と私からも強く求めましたし、一方で、アウン・サン・スーチーさんにもお会いして、我々の政策について説明して、ご理解いただきました。結果として、つい最近でありますけれど、ほとんどの政治犯が釈放された。

これは、欧米というよりは、日本独自に、これまでミャンマーとの間合いというものを上手にとりながら進めてきた外交上の成果だと言っても良いのではないかと(思います)。日本の主体性をキチッと持ちつつ、しかもアジア的な価値観を有しつつ、例えば民主主義をアジアの中で最初に導入した≪我が国だからこそ出来る貢献≫は色々あって、カルザイ大統領とアフガニスタンでお会いしても、率直に感じたのは日本に対する信頼ですよ。「日本がリードしてほしい」と強く言っていました。「日本だから信頼できる」と。

下村
お話を伺っていると……玄葉さん、外務大臣になられて日本への「誇り」を深められた?

玄葉大臣

[うなづいて] もっと日本人は〝誇り″を持って(欲しいですね)。しかし、先程の街頭インタビューでもありましたけれども、〝謙虚さ″や〝道義心″を常に持っていることが実は日本への信頼になっているところもありますから、そういったことをしっかりと胸に刻みながら、日本の外交をこれから進めていくということが大切だと思います。

下村
「結果重視外交」という言葉も出ましたから、ぜひ着実に"結果"を積み重ねて行って下さい。

玄葉大臣

出します!

水野アナウンサー
『政策情報・官邸発』第30回、今日は、玄葉光一郎・外務大臣に伺いました。