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特集「危険ドラッグの、本当の怖さを知っていますか?」

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危険ドラッグの、本当の怖さを知っていますか?

最終更新:平成27年4月10日

覚醒剤や麻薬以上に危険なことも

ハーブやアロマオイル、バスソルトやビデオクリーナーなどと、一見すると人体に無害な製品を装って、麻薬や覚醒剤以上に有害かもしれない薬物が、「合法」や「脱法」といって売られています。それら危険ドラッグを、繁華街にある店や自動販売機、インターネットなどで購入して、吸ったりのんだりしたことで、意識障害、嘔吐(おうと)、けいれん、呼吸困難などを起こして、重体に陥る事件や死亡する事件が起きています。

さらに、使った本人が苦しむだけでなく、幻覚や興奮のために他人に暴力をふるったり、車を運転して暴走し、ひき逃げや死亡事故などの重大な犯罪を引き起こしたりしたケースもあります。

それら危険ドラッグの多くは、麻薬や覚醒剤によく似た合成薬物を植物片に混ぜたり、水溶液で溶かして液体にしたり、粉末にしたりしたものです。麻薬や覚醒剤の化学構造のほんの一部を変えることで、「麻薬や覚醒剤ではない」とされてきましたが、実は麻薬や覚醒剤と同様の作用をもたらす、非常に危険な成分が含まれています。それどころか、化学構造を変えたことで、麻薬や覚醒剤以上に危険になっていることもあるのです。

危険ドラッグには、中毒などで心身を損なう大きな危険があることに加えて、何度でも繰り返して使いたくなる「依存性」の問題もあります。そのため、「一回なら大丈夫」などと甘く考えて手を出すと、また使いたくなる「薬物依存」の悪循環にはまってしまい、自分の意思ではやめられなくなるという怖さもあるのです。

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進む法規制。乱用者にも規制拡大

これまで、乱用すると幻覚や興奮などの作用を引き起こし、健康被害が発生するおそれのある物質について、医薬品医療機器等法(※1)に基づき「指定薬物」として、輸入、製造、販売などが規制されてきました。その規制の範囲が、この1年余りの間に大きく広がっています。

規制対象となる「指定薬物」の数は、平成25年1月以前は約90物質でしたが、平成25年2月に約760物質が加えられ、さらに12月に約470物質が追加されるなどして、現在は合計1429物質が指定薬物として、輸入、製造、販売などが規制されています(平成26年11月時点)。

取り締まりについては、平成26年4月1日から輸入、製造、販売などを行う事業者側に加えて、乱用する側も対象となりました。指定薬物の所持、使用、購入、譲り受けなどが禁止され、これに違反した場合は、3年以下の懲役または300万円以下の罰金か、またはその両方が科せられることになっています。

さらに平成26年12月からは、医薬品医療機器等法の改正により、指定薬物に加えて、「指定薬物と同等以上に有害な疑い(※2)」がある薬物も規制の対象となりました。
以前は、乱用すると人体に有害とみられる薬物が発見されても、検査・分析などを経て指定薬物として指定されるまでは規制することが難しく、その間に被害が生じる危険がありました。しかし現在は、厚生労働大臣が「指定薬物と同等以上に有害な疑い」があると認めた場合、その物品について販売禁止や広告中止などを命令することができます。

また、そうした薬物と名称や形状、包装などから同一と認められる製品についても、製造・輸入・販売・譲り渡し・広告などを禁止できることになりました。
これにより、新たな危険ドラッグが発見された場合、その製品だけでなく、それと同様の製品についても、指定薬物の指定を待たずに製造・販売などを禁止することができます。そして検査・分析の結果を踏まえて指定薬物に指定されれば、あらためてさらに厳しく規制されることになります。

また、前述の改正医薬品医療機器等法では、こうした指定薬物などのインターネット広告について、厚生労働大臣が情報の送信防止をプロバイダに要請できることが規定されています。

平成27年4月1日からは、指定薬物の輸入は関税法上でも新たに禁止されています(※3)。関税法の規定に違反して指定薬物を輸入した場合は、10年以上の懲役、3,000万円以下の罰金またはこれらの両方を科されることがあります。以前は、指定薬物の輸入は医療品医療機器等法により禁止されていましたが、関税法上でも禁止の対象となることで、輸入の水際でも指定薬物が規制されるようになっています。

※1 平成26年11月25日施行の「薬事法等の一部を改正する法律」により、以前の「薬事法」の題名が「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(医薬品医療機器等法)に改められました。

※2 医薬品医療機器等法・第七十六条「指定薬物と同等以上に精神毒性を有する蓋然性が高い物」。

※3 医療などの用途のために輸入されるものを除きます。

 

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何よりもまず「手を出さない!」

「一回なら大丈夫」「いい気分が味わえる」「イヤになればすぐ止められる」などと誘われるかもしれませんが、絶対に手を出してはいけません。その場のノリや無責任な誘いかけ、好奇心に流されないようにしましょう。危険ドラッグに、あなたの健康や生活、未来と引き換えにするほどの値打ちがあるのでしょうか。

「自分のお金で買い、自分で使うのなら、他人に迷惑はかけていない」などと考えるとしたら、それは大きなまちがいです。危険ドラッグは、あなた自身はもちろん、あなたの家族や恋人、友人も巻き込んで不幸にする可能性があるのです。

甘い誘いがあっても、決して近づかないことです。危険ドラッグは、持たない、もらわない、買わない、使わないことが大事です。あなたの未来を台無しにしないためにも。

 

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