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大臣のほんね

鳩山邦夫 法務大臣

鳩山邦夫法務大臣に、就任した感想、裁判員制度、取り調べの可視化、世界一安全な国の復活などについてアナウンサーの渡辺真理さんが、お話を伺いました。また、大臣直筆の漢字1字に込めた信条、熱い思いもお伝えします。


渡辺真理氏 こんにちは、よろしくお願いいたします。お忙しい中。
鳩山大臣 こんにちは、ようこそ堅苦しい法務省へ。
渡辺真理氏 堅苦しいんでしょうか。
大臣、デスクがとてもきれいですね。
鳩山大臣 今、あなたのために片付けました。
渡辺真理氏 いつもはもっとこうなって。
鳩山大臣 ぐじゃぐじゃです。
渡辺真理氏 そうですか。
鳩山大臣 当たり前ですよ。ぐじゃぐじゃです。今はよそ行きの顔をしておるんです。
渡辺真理氏 今日はよろしくお願いいたします。
鳩山大臣 よろしくお願いいたします。
渡辺真理氏 こんにちは「政府インターネットテレビ『大臣のほんね』」、鳩山邦夫法務大臣にお話を伺います。
大臣の信条、志を漢字一文字で書いていただきました。この文字に込められている気持ちを後ほど伺います。
まず、福田内閣の法務大臣におなりになった感想からお聞かせ願えますか。
鳩山大臣 重苦しい仕事が多いですよ。だって、明るい話題ではないですからね。犯罪がどうだ、更生がどうだという、基本的に明るい話題ではない。そして法の番人でなければならないという重圧感がすごくあるわけです。
渡辺真理氏 先ほど大臣の大臣室に入らせていただいたときも、暗いというよりも、とても開放的で明るくて、ここで仕事をなさっているのかというエネルギーを感じる御部屋でしたけれども。
鳩山大臣 私、明る過ぎるものですから、エネルギーもあるんですけれども、それがあだになることが多いようです。もうちょっと重々しく、言葉少なに、静かにしていた方がいいのかもしれません。
渡辺真理氏 それでは、あだの部分はなぞらずに、政策について伺ってまいります。
まず、裁判員として国民が刑事事件の裁判に参加するという裁判員制度、平成21年5月までに実施されるということですね。
鳩山大臣 ということは、もうあと1年半ですからね。
渡辺真理氏 迫ってきました。数字の上では、8割の国民がまだ不安を抱いているというような統計も出ていますが、大臣に裁判員制度の必要性をまずは伺いたいんですが。
鳩山大臣 やはり裁判と国民を近づけることだと思うんです。つまり裁判で判決が出る。だけれども、国民から見れば特別な世界の人たちが、難しい議論をして判断しているから、しようがないんだろうと思ってしまうではないですか。そうすると、裁判とか、あるいは裁判の結果である判決というものが、国民から遠いものになってくる。法律のことでもしわかりにくいことがあれば当然、裁判官が3人いるからいろいろ教えてくれるでしょう。
それ以上に、むしろ国民の常識ですよ。その方々の常識をそのままぶつけていただいて、判決に反映させる。だから、国民の常識が判決になっているんだという形になると、裁判の結果やプロセスというものと国民がうんと近づくというねらいです。
渡辺真理氏 裁判をするまでの取調べが、どんなふうに行われているかということも、とても不安な部分があるんです。その中で、取調べの可視化、見られるようにする、録画・録音するという問題がありますが、これについてのお考えもお聞かせいただけますか。
鳩山大臣 逮捕されたりして被疑者になったときに、被疑者の取調べというのが、日本の裁判になったときに、すごく重要なんです。あなたが何か罪を犯しましたということに関して、友達とか御家族とか第三者のことも聞きながら自白してもらおうと思うと、それは第三者のプライバシーに関わってくるじゃないですか。お父さんにこういうことがあったでしょう、そんなことが影響しているんではありませんかというと、そういう第三者のプライバシーを、録音・録画を裁判に使われたら、検察官や警察官がばらしてはいけないプライバシーをしゃべっていることになる。
そういうこともあるし、被疑者の方は、何かしゃべったら不利になるんじゃないかと思って、黙ってしまって、私だって今、テレビがあると、くだらぬ冗談も言わないですね。
渡辺真理氏 そうでしたか。
鳩山大臣 言わない。録音・録画というのは、されていると思えば人間はいろんなことを考えるから、やはり供述をためらう原因になるから、全部最初から可視化しろというのは、司法制度改革審議会というところも意見書の中で、全部可視化は慎重にしないとだめだという意見を言っているんです。
だから、日本の裁判で刑事手続という難しい言葉があるけれども、それ全体に大きく影響しますから、それらを全部考えて可視化ということを考えた場合に、私は今は否定的です。
渡辺真理氏 福田総理大臣が所信表明演説の中でおっしゃった世界一安全な国の復活に向けて取り組んでいく、これは本当に重責だと思うんですが。
鳩山大臣 犯罪というのが、件数自体は減ってきてはいるんだけれども、まず凶悪犯罪が減らない。それから、外国人の犯罪が目立ってきている。組織犯罪というのも相変わらずある。それから、少年犯罪ですね。もう毎日のように新聞に出るでしょう。親の子殺し、子の親殺しなんていうことも平気で語られるようになった。やはり治安が決していいとは言えなくなってきているという状況で、昔のようにもっともっと治安をよくして、世界一安全な国だというふうに持って行きたい。
いろんな意味で治安対策というのか、国民を守るためには命がけだという思いがあります。国民に意識を持ってもらいたいというか、生意気な言い方をすれば警鐘を鳴らしているつもりです。
渡辺真理氏 そして、一番最初に御紹介しました。大臣の本音を一文字に表していただいた「愛」、これに込められたお気持ちというのは。
鳩山大臣 これは、女房への愛ということではなくて。
渡辺真理氏 そうではないんですか。
鳩山大臣 そういう狭い意味ではなくて、自然も愛するし、友達も愛するし、動物も愛するし、あるいは「和」という言葉でもいいんです。日本の文明は和を成す文明だと言われている。日本人はウェットでいいと思うし、ウェットなところが日本人の一番の美徳と考えていまして、その根底は愛ではないかと。
渡辺真理氏 大臣のこれからの抱負を皆さんにお願いいたします。
鳩山大臣 我々は、とにかく警察と連携しながら、この国を守る気持ち、人の命を守るだけではなくて、この国を犯罪から守る、犯罪を少しでも減らす、テロから守る、そういうことでしょうね。
渡辺真理氏 そして、子どものころから御熱心なチョウの研究も、世界の研究家からも認められていると伺っておりますが。
鳩山大臣 認められてはいませんけれども、私は、日本のチョウを飼育して増やすのが好きなんです。だから、あるところでほとんど絶滅しそうになったチョウを、雌を採ってきて、産ませて、増やして、また復活したところもあるんです。
今は時間がなくてできませんけれども、私は絶滅しそうなチョウを救ったと自分では思っています。
渡辺真理氏 今日はお忙しい中、ありがとうございました。
鳩山大臣 どうもありがとうございました。

鳩山大臣 渡辺真理さんは、おきれいだし、また頭がすごくいいですね。小泉さんのように感動しました。だから、私も話しやすく、治安のいい安全な日本をつくるということが、十分言えたと思っております。
渡辺真理氏 この広い大臣室の隅々まで、鳩山邦夫大臣の大きな声がいきわたり、御気性が満ちあふれているような、活気ある大臣室からお届けしました。
この番組では皆様からご意見・ご要望などを募集しています。もっとこういうことを聞いてほしいのにというお叱りも込めて、ホームページの中から「ご意見・ご要望」のコーナーに是非お寄せください。お待ちしております。
 

 

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