泉信也 大臣(国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣)

泉信也国家公安委員会委員長・内閣府特命担当大臣に、現在の心境、北海道洞爺湖サミットの警備対策、改正道路交通法の施行、自然災害の犠牲者ゼロを目指す施策などについてアナウンサーの渡辺真理さんが、お話を伺いました。また、大臣直筆の漢字1字に込めた信条、熱い思いもお伝えします。
| 渡辺真理氏 | よろしくお願いいたします。お邪魔いたします。渡辺でございます。 |
|---|---|
| 泉大臣 | 今日は、よろしくお願いします。 |
| 渡辺真理氏 | お忙しいところ申し訳ございません。 大変な重責を担ってらっしゃって、少し息抜きをしたいなんてお思いになることもおありかと思うんですが。 |
| 泉大臣 | ここは景色がいいでしょう。お堀を見たり、こちらの国会議事堂を見たりすることによって、疲れを少し癒させていただくということですね。 |
| 渡辺真理氏 | こんにちは「政府インターネットテレビ『大臣のほんね』」、今日は泉信也国家公安委員会委員長兼内閣府特命担当大臣に伺います。 まず、ごらんいただきます。泉大臣が先ほど御自分の志、信条を、大臣のほんねとして漢字一文字に書いてくださいました。後ほど、この文字に込められた思いを伺います。 泉大臣は、国家公安委員会委員長、そして内閣府特命担当大臣として、防災、食品安全、原子力安全を御担当です。まず、大臣としての現在の心境をお聞かせいただけますか。 |
| 泉大臣 | 私が福田総理から、このポストをいただきましたときに、かつての日本の思いを述べられました。それは、世界一安全な国日本の復活ということをおっしゃっていただいたわけでして、そのことが私の最大の使命だと思います。 |
| 渡辺真理氏 | 今年7月、北海道洞爺湖地域でG8サミットが開催されます。まず注目されるのが警備対策。具体的に進捗具合などを聞かせていただけますか。 |
| 泉大臣 | 一番大事なことは、テロに関する情報をできるだけ収集・分析する。このことによって、世界のテロの動きがわかりますから、それをやる。 それから、もう水際で止めてしまう。国内に入れない。そして、公共施設、あるいは新幹線等の輸送機関、そういうところがねらわれる可能性がありますので、そこをしっかりと守る。国民一人ひとりがこのサミットを温かく迎えていただくお気持ちになっていただきまして、例えば不審な者が、余り見かけない人が最近このかいわいを歩いているというようなことがありましたら、それを是非教えていただきたい。 ですから、国民の力をお借りして、そして安全なサミットを無事に終えたいと思います。 |
| 渡辺真理氏 | 平成20年6月19日までに、改正道路交通法の一部が施行されます。その内容について、大臣からお聞かせ願えますか。 |
| 泉大臣 | 今日は3つを申し上げたいと思います。 1つは、後部座席のシートベルトです。高速道路の場合は、ドライバーの方は98%以上の方が締めていただいていますし、一般道路の場合でも90%を超える方が締めていただいているんです。ところが、後部座席になりますと高速道路の場合でも13%ぐらい、一般道路になるともう8%ぐらいで、ほとんどの方が締めていらっしゃらないということなんです。締めた場合と締めてない場合で、後部座席の方の死亡率が4倍ぐらい高くなるんです。それだけかと思いますと、実は後部座席の方が前に飛び出すことがありまして、前の方々に大変大きな傷を負わせるということです。ですから、自分の身を守ることと同時に、前の座席、助手席に座っている方々の命も守ってあげるという意味では、是非後部座席もシートベルトを締めていただきたいということです。 もう一つは、自転車の乗り方なんですが、今までは歩道があった場合に、特別に自転車の乗り入れが許されるところがございました。今回では、子どもさん方は歩道で乗ってもいいということが新しく付け加えられているわけです。 もう一つは、高齢者の方々の自動車の運転について、75歳以上の方なんですけれども、どういうわけか紅葉マークというものを付けていただくことにしております。勿論、御本人はそれなりに安全運転を心がけていただかなければなりませんけれども、周りの方もお年を召していらっしゃるんだということで、気を付けて運転をしていただきたい。 |
| 渡辺真理氏 | 大臣は、防災も御担当です。地震の不安というのは、いつも身近にございますし、これまでも地震のみならず自然災害で多くの被害に見舞われてまいりました。そんな中で、大臣が自然災害の犠牲者ゼロを目指す、こういう施策をお出しになっています。 具体的には、どういう対策で犠牲者をなくしていこうとお考えなんでしょうか。 |
| 泉大臣 | まず、学校の建物、これは1万棟ぐらいあるんですが、ここを約5年ぐらいを目標にして耐震化を高めようと。ここは、災害のときに皆さん集まっていただくということもございますけれども、昼間、子どもたちが学んでおる場所ですから、そこをきちっと守っていこうということなんです。 また、高齢者とか子どもさんを守るという意味からしますと、避難をされる方をみんなで手助けしようと、どなたを助けたらいいか、どこに避難を必要とする方がいらっしゃるか。高齢者あるいは体の不自由な方がいらっしゃるかという名簿づくりのようなものから始めまして、お一人の方を助けるためには、どういう方々がその周辺でお助けをお願いできるかという避難支援プランというものをつくって、災害に備えていこうと思います。 |
| 渡辺真理氏 | 大臣は、内閣府特命担当大臣として、食品安全、そして原子力安全も御担当です。原子力安全についても聞かせていただけますか。 |
| 泉大臣 | 絶対、安全でなければならないということが大前提なんです。ですから、その安全を守るための原子力安全委員会というのがございまして、そこで本当に一つひとつの安全性を確認していく。一番最初におっしゃっていただいた食品の問題も、非常に国民の皆さん方が食べ物に対する関心を持っていただいているわけですが、そのことに我々としてもより安全な食べ物を提供していけるようなことを考えていかなければならない。 |
| 渡辺真理氏 | 先ほど大臣が書いてくださいました。志、信条を漢字一文字で表してくださったのが、これは「恕」という字ですね。これには、大臣、どんな思いが込められているんでしょうか。 |
| 泉大臣 | 私、小さいころは餓鬼大将で、人の意見なんか全く聞かないということで、母が皆さんの意見を聞いたり、皆さんの立場になってものを考えることが重要だということを言っておりまして、多分そのときにこの「恕」というのを言ったんではないかと思いますが、孔子の弟子が一生守る一言は何だろうといってたずねたときに「其れ恕か」と答えておられるんです。 私自身は、この言葉は思いやりだというふうに理解しているんですが、生きていく上の重要な言葉だという思いでおります。 |
| 渡辺真理氏 | 強さと優しさで守っていってくださったらと、本当に願っております。 そして最後に、今後の抱負を聞かせていただけますか。 |
| 泉大臣 | 皆さんの安全を守る上で、国や地方自治体が、いわゆる公の立場で守るという大きな使命があります。それから、地域の方々が力を合わせて守るという共助という考え方があるんです。しかし、やはり私はお一人お一人が自分の力で守る自助というのは、食べ物一つとっても臭いをかいでみるとか、粘り気があるからちょっと傷んでいるんではないかという判断力とか、あるいは暗いところはできるだけ通らない。そういう自分の力で生きていく、安全を守るということは、是非これからの日本人にとって必要なことだと。ですから、自助、共助、公助という3つが連携したときに、かつての日本、安全な国が復活するんではないかと思います。 |
| 泉大臣 | 何をやっていかなければならないかということが、このインタビューを通じてもう一回整理された。今日のことを踏まえてまた明日から前進できるかなという思いをいたしました。 |
| 渡辺真理氏 | 大臣の一人ひとりで、御自分、御自分方で身を守ってほしい。この言葉が、かえって守ってあげるという言葉よりも、責任を重く響きました。 皆様からの御意見・御要望などを、この番組では常に募集しております。ホームページの中の「ご意見・ご要望」のコーナーから是非お寄せください。 |