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大臣のほんね

舛添要一 厚生労働大臣

舛添要一厚生労働大臣に、現在の心境、年金記録問題、医療問題、雇用・労働の施策などについてアナウンサーの岩瀬惠子さんがお話を伺いました。また、大臣直筆の漢字1字に込めた信条、熱い思いもお伝えします。


岩瀬惠子氏 今日インタビューさせていただきます岩瀬と申します。よろしくお願いいたします。
舛添大臣 よろしくお願いします。
岩瀬惠子氏 すごい、ファミリー写真がたくさんあるんですね。こんなにたくさん飾ってらっしゃる大臣は珍しいんじゃないですか。
舛添大臣 そうですか。こういう機会とか、あと適当にスナップを自分で撮ったりしています。
岩瀬惠子氏 こういう写真があると和みますね。
舛添大臣 今は大臣になって家族サービスができないので、それが残念です。
岩瀬惠子氏 今日は、よろしくお願いいたします。
舛添大臣 よろしくどうぞ。
岩瀬惠子氏 こんにちは「政府インターネットテレビ『大臣のほんね』」、今日は舛添要一厚生労働大臣にお話を伺います。
  さて、この文字「誠」、こちらは先ほど大臣に現在の志、心情、そんな大臣のほんねを漢字一文字にしていただいたものです。後ほど、この文字に対する大臣の思いも伺っていきたいと思います。
  今日は、よろしくお願いいたします。
舛添大臣 よろしくお願いします。
岩瀬惠子氏 さて、大臣は就任以来、年金問題、医療問題、労働問題、そして薬害肝炎問題と、とにかく多忙を極めていらして、大臣をメディアでお見かけしない日はなかったと思うんですが、実際問題は、就任されてからいかがでしたか。
舛添大臣 生活に身近なところを全部カバーしていますから、緊急医療の問題とか、産科・婦人科の数が足らなくて救急車でたらい回しにされたとか、何年分も仕事をしたような感じがします。
岩瀬惠子氏 これは正直想像されていたよりもずっと忙しいですか。
舛添大臣 そうですね。やはり分野が広いですからね。国民の生命にかかわることすべてですから、覚悟してやり遂げたいと思っています。
岩瀬惠子氏 それでは、政策について伺っていこうと思いますが、まずはこれは聞かざるを得ない年金記録問題、いわゆる年金記録問題についての取組状況と進捗状況をお聞かせください。
舛添大臣 いわゆる記録が宙に浮いているということで、5,000万件という数字を言われましたね。これを、とにかくコンピュータで探してみようと、3,000万については中身がわかりました。わかった3,000万のうちで、もう亡くなっている方とか、私の女房もそうだったんだけれども、番号を2つ持っていた。でも、2つあったって1人ですから、そういう人たちが1,800万件あって、そうすると3,000引く1,800だから、1,200万件が、これはあなたの記録ですよとわかった。ダブっている人がいますから、大体1,030万ですね。それだけの人の記録を見つけ出した。
あと2,000万件わからないものがあります。なぜわからないかというと、例えば山田さんという女性が結婚して田中さんになった。一生懸命田中さんで探しても、若いときの山田というので引っかかるはずないんです。ちゃんと若いときの姓の山田で探すとすぐに見つかる。そういうものがあったりとか、いろいろほかの手を尽くせば探し出せるだろうと思ってやっているのが約2,000万件あるわけです。これも今、着実にやっていまして、そういう作業を5,000万件についてずっとやっている。
一方、5,000万件調査したのに全く引っかからなかった人、端的に言うと、大きな会社に入って、もう入社して辞めるまでずっと、それが物すごい一流企業だということになると、大企業でちゃんと管理していますから、基本的に問題はないはずだと。そういう人に対して、この4月〜10月まで、とにかく皆さんに「ねんきん特別便」を送る。1億人の人が全部受け取って、そしてみんなでチェックしてみて、そうすると間違った記録が正していける。それでもまだ残るものがある可能性もあります。それはまたそこで着実にやっていくということで、こういう地道な道しかありませんから、国民のために誠心誠意頑張ってそれをやっていく。
岩瀬惠子氏 続いて、医療問題なんですが、救急車のたらい回し問題とかいろいろありますけれども、医師不足ということに関しては、どのように対応なさっていくんでしょうか。
舛添大臣 大学病院であるとか、私立病院であるとか、救急車で運んでいかれるような地域の大きな病院がありますね。そういうことは、勤務しているお医者さんの数が少ないんです。私も今、子育て真っ最中ですけれども、子どもが真夜中に高熱を出すことがある。開業医は夕方に閉めているから、救急病院に行かざるを得ない。そうすると、一人の先生が残って一生懸命手術していたら、次の方が救急車で来られないということでたらい回しが起こるわけです。
  だから、これはいろんな原因がありますけれども、全体的に見て私はお医者さんの数が十分ではないのではないかという認識を持っていますから、お医者さんの数を増やしていく、特に産科、小児科、外科、こういうところを増やしていって、そしていろんなところで地域の中核病院が困っていますから、それをしっかりと立て直していく。
もう一つは、お医者さんは今、訴訟リスクを考えて、例えば帝王切開する。それで命を助けられなかった。自分は一生懸命やった。だけれども、御遺族とか御家族の立場に立つと、あの先生がミスしたんではないかと。非常にその辺に不信感がある。こういうものを解きほぐすための、事故調査の究明委員会のような制度もつくる。
それから、そういう訴訟リスクに対しては、英語でノーフォールト、無過失補償制度、これはもう本当に何が原因かわからない。医療ミスかどうかも調べないとわからないし、そのときに、例えばお母さんが亡くなった。残された赤ちゃんがいる。その子を育てないといけませんね。そういうことのための保険制度をつくる。そういうことをやりながら、確実に日本の医療体制を再構築していきたいと思って、今、一生懸命やっているところです。
岩瀬惠子氏 最後に、雇用・労働に関する施策について伺いたいと思います。フリーターとかニートとか、こういう言葉を聞いて、かなりもう久しいんですが、若者の雇用問題に対しては、どういうふうに。
舛添大臣 意に反して、常用雇用というか定職に就けなくて、したがって、フリーターをやっている。それは所得も非常に低くて身分も安定しない。これはやはり改善しないといけないと思います。社会が不安定になりますからね。フリーターの人たちをきちんと定職、常用雇用と呼んでいますけれども、そういうふうにやるプランは35万人を目安にそれをやろうとしています。
それから、仕事をやるにしても職業訓練をやらないといけませんから、職業訓練をやっていく、ジョブカードというものをつくって、この人はこういう訓練をしてこういうことができますと、そのジョブカードがあればいい就職先に行ける。
そういうことを含めて、少しフリーター、ニートの問題に取り組んでいきたいと思っていますが、今のような不安定で所得も低い、そうすると結婚して家庭を持とうにもできない。そうすると、少子化の問題にも関わってきます。ですから、これにきちんと取り組もうということで、今、一生懸命やっているところです。
岩瀬惠子氏 今、話を伺っただけでも、こんなにたくさんあって、それが全部かなり長い道のりですものね。
舛添大臣 はい。
岩瀬惠子氏 さまざまな難問に取り組んでいらっしゃる大臣ですが、先ほど書いてくださったこの文字「誠」。
舛添大臣 誠意を持ってきちんと問題に対応していくということです。ですから、それをやっていけば必ず国民はわかってくれると思いますので、大臣以下みんなで一生懸命頑張ってこの年金問題を解決してくれているなと、労働問題もそうだなと、常に何をやれば国民のためになるのか。誠の気持ちで職務に専念する。
岩瀬惠子氏 それでは、最後に今後の抱負をお願いいたします。
舛添大臣 これからは、長期的に将来に向かっていい政策を立てていきたい。今までは、どちらかというと後始末に追われていました。だけれども、これからは少し前向きの政策に取り組める時間があればと思って、今、既に始めていますので、全力を挙げて取り組んでいきたいと思っています。
岩瀬惠子氏 国民もすごく期待していると思います。
今日はどうもありがとうございました。
舛添大臣 どうもありがとうございました。

舛添大臣 一つひとつ着実に解決していきたいと思いますので、こういう機会に国民に向かってきちんと説明していきたいと思っています。やはり国民と情報を共有することが大事なので、このインタビューもそういう意味でお役に立てればと思います。
どうもありがとうございました。
岩瀬惠子氏 テレビの討論番組や国会などの厳しい表情とは裏腹に、ファミリーの写真がずらっと並んで、そして書いてくださる漢字は、誠実の誠「誠」、優しい舛添大臣のほんねをかいま見ることができたような気がいたします。
さて、この番組では皆様からの御意見、御要望などを募集しております。番組のホームページから、どうぞ皆様御要望をお寄せくださいませ。
 

 

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