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平成19年4月掲載

 


アイルランドとのワーキング・ホリデー査証制度がスタートしました!

アイルランドといえば、U2、ザ・コアーズ、エンヤなどの有名なミュージシャンの出身国として日本でもおなじみです。日本・アイルランド外交関係開設50 周年を機に、2007年1月1日から、両国間で、18〜25歳(一定の条件の下、30歳まで可能)の若者を対象としたワーキング・ホリデー査証制度が開始 されました。この機会に実際に足を運び、アイルランドの文化を体験してみませんか?

 

今年は日本・アイルランド外交関係開設50周年

2007年3月17日の夜、東京タワーが緑色にライトアップされ、テレビや新聞のニュースで話題になりました。これは、アイルランドの祝日であるセント・パトリックス・デー(3月17日)の機会に、東京タワーをアイルランドのシンボル・カラーの緑色に照らしたものです。

日本とアイルランドは、1957年3月5日に外交関係を開設して、今年で50周年を迎えました。両国の人と人のきずな、特に青少年の更なる交流を深めることを目的として、2007年1月1日から、両国間でワーキング・ホリデー査証制度が開始されました。

 

ワーキング・ホリデー査証制度では最長1年の長期滞在が可能

ワーキング・ホリデー査証制度とは、各々の国が、相手国の青少年に対して他方の国の文化や一般的な生活様式を理解する機会を提供するため、自国で一定期間の休暇を過ごす活動とその間の滞在費を補うための就労を相互に認める制度です。

同制度の参加者には、ワーキング・ホリデービザが発給されます。このビザは、留学などの特定の目的にこだわらず、最長1年の自由な長期滞在が可能です。そのため、その国の文化や生活を1年間かけてじっくり触れることができます。

 

ワーキング・ホリデー・プログラムに参加するには

アイルランドのワーキング・ホリデー・プログラムに参加するためには、アイルランド大使館での申請が必要です。申請書はアイルランド大使館のホームページからダウンロードすることができます。申し込み費用は無料です。

申請時点で日本に住んでいる18〜25歳(一定の条件の下、30歳まで可能)までの若者が対象で、有効なパスポートを持っていること、アイルランド滞在 中の生活費などが十分にあることが条件です。英語が話せなくても参加することができます。ワーキング・ホリデー・プログラムを利用してアイルランドの英語 学校へ通うことも可能です。

初年度のワーキング・ホリデービザの発給人数は400人。今年度の申請時期は、2007年5月1日〜31日、8月1日〜9月1日のあと2回です。申請手続きの詳細は、アイルランド大使館ホームページをご覧ください。

 


 

日本とアイルランドは、外交関係開設50周年をきっかけに、今後さらなる理解と協力を深めていきます。

この機会にアイルランドへ足を運び、人や文化、自然を肌で体験してみませんか?

 

アイルランドとはこんな国

一年中緑の絶えることのない「エメラルドの島」

アイルランドは、イギリスの隣、アイルランド島の南西部の大半を占める立憲共和制国家です。面積は北海道とほぼ同じの7万282平方キロメートル、人口は 約413万人で、首都はダブリン、アイルランド語(ゲール語)と英語が公用語です。メキシコ暖流の影響で一年を通して温暖な気候にあり、緑が枯れることが ないため、「エメラルドの島」と呼ばれています。

写真提供:アイルランド政府観光庁

 

アイルランドの国花はシャムロック(シロツメクサ)。いわゆる“三つ葉のクローバー”です。アイルランドの守護聖人、聖パトリックがキリスト教を布教する 際、3枚の葉をそれぞれ父なる神、子イエス・キリスト、聖霊に例えたといわれ、アイルランドを象徴する緑色もこのシャムロックに由来するといわれていま す。アイルランド最大のお祭りのセント・パトリックス・デー(3月17日)には、シャムロックや緑色のものを身につける習慣があります。

 

パブはアイルランド文化の象徴

アイルランドの文化を体験するには、パブに行くのが良いでしょう。

アイルランドには、どんな小さな村にも必ずパブがあります。パブはパブリックハウスの略で、アイルランド人はそこでビールを飲んだり、会話を楽しんだり、楽器を演奏したり踊ったりするなど、地元の人にとって重要な社交場です。

アイルランド人のビール好きは有名で、アイルランドの国民一人当たりのビールの消費量は世界第2位。代表的なビールに「ギネスビール」があります。

パブでは伝統音楽とアイリッシュ・ダンスのセッションを楽しむことができます。アイリッシュ・ダンスは音楽に合わせて踏まれる軽やかなステップが特徴的 で、映画『タイタニック』のワンシーンで、船の中で主人公たちが踊っている姿をご覧になった方もいるのではないでしょうか。

パブには、アイルランドの文化が凝縮されているといって良いでしょう。

写真提供:アイルランド政府観光庁

 

明治時代に活躍したアイルランド人

アイルランドと日本のかかわりは深く、明治以降の日本で活躍したアイルランド人も少なくありません。

ラフカディオ・ハーン(1850−1904)は、1890年に日本を訪れました。日本女性と結婚して、「小泉八雲」の名で日本に帰化し、『日本瞥見記』や『怪談』など、日本に関する多くの著作物を残し、東京で生涯を閉じました。

また、東京・銀座の都市設計を行い、赤煉瓦(れんが)の建物が並ぶ「文明開化の街」を“演出”したトーマス・ジェームズ・ウォーターズ(1842− 1898)、東京帝国大学で長年にわたって教鞭(きょうべん)をふるい、日本の工学界に大きな影響を与えたチャールズ・ディッキンソン・ウェスト (1847−1908)など、日本の近代化に大きな功績を残したアイルランド人もいます。

さらにスポーツの世界では、ウイリアム・トーマス・グレー牧師(1875−1968)が1905年に宣教師として東京に赴任し、1906年に慶応大学の学生に日本ではじめてホッケーを紹介しました。

 

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