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平成19年8月掲載

 


製品を正しく使い、夏のレジャーを安全に楽しみましょう

8月に入り、子どもたちの夏休みも中盤にさしかかります。海や山でのレジャーも真っ盛りではないでしょうか。レジャーではさまざまな工業製品を使いますが、その使用法を誤ると大変な事故の原因となります。製品を正しく使い、安全に楽しく夏休みを過ごしましょう。

バーベキューの火への着火剤のつぎ足しは厳禁

キャンプは夏のレジャーの定番です。キャンプ地での食事の楽しみといえばバーベキュー。バーベキューの火起こしには、よく着火剤が用いられます。着火剤は、だれでも簡単に火起こしができる便利な製品で、今やキャンプの必需品といっても過言ではないでしょう。

しかし、この着火剤を、火が弱くなってきたときにつぎ足すことは非常に危険です。着火剤の主成分は揮発性の高いメチルアルコールであるため引火しやすく、 大きな炎が上がったり、爆発したりする危険があります。実際に、着火剤をつぎ足したところ突然火が大きくなってやけどをした人がいます。

着火剤を使って点火するときは十分に距離をとり、「つぎ足し」は危険なので絶対にしないようにしましょう。

<事故事例1>

炭にゼリー状の着火剤を4分の1程度かけ、点火したら着火剤が飛び散り、子どもが大やけどをして、入院した。気化したメチルアルコールが爆発したのが原因とみられている(1998年8月、山梨県)。

 

<事故事例2>

河川敷でバーベキューをしていたところ、使用していたバーベキューこんろ2台のうち1台の炭の炎の状態が悪かったため、着火剤をつぎ足したところ、急激に炎が大きくなり、二人が顔や腕にやけどをした(1999年8月、大阪府)。

 

シュノーケリングは、正しい使い方を練習してから始める

最近、シュノーケリングが人気です。シュノーケリングは、マスク、シュノーケル、フィンの3点セットさえあれば始めることができ、初心者でも手軽に海の中の景色を楽しむことができます。

しかし、このシュノーケリングによる死亡事故は、毎年起こっています。シュノーケリングをするときは、シュノーケル内に海水が入っても飲み込むことのない よう、まず呼吸方法や正しい姿勢を経験者に教わり、練習してから始めましょう。自己流は危険です。また、ライフジャケットなど浮力のある物を身につけて泳 ぎましょう。

 

<事故事例1>

海岸の波打ち際で、シュノーケリング中の男性が水死した(2005年8月、沖縄県)。

 

<事故事例2>

海岸の岩場周辺で、シュノーケルをつけて遊泳していた男性が行方不明になり、海底で発見されたが、死亡した(2005年7月、神奈川県)。

 

車内へのガスライターの放置は大変危険

行楽地に自動車に乗って出かける方も多いと思います。このとき車のダッシュボードにガスライターを放置して遊びに行くのは大変危険です。真夏の閉め 切った車内は大変高温になります。特に直射日光の当たるダッシュボードの上などは想像以上の暑さとなります。ダッシュボードの上にガスライターを放置した ところ、熱でライターが破裂したという事故も発生しています。

高温になる車内には、ガスライターやスプレー缶など、火気厳禁の製品を放置しないように気をつけましょう。

<事故事例>

駐車中の自動車のダッシュボードの上に簡易ガスライターを置いていたところ、ライターが破裂して自動車のフロントガラスにひびが入った(2003年7月 石川県)。

 

浴衣を着るときは火に注意

夏祭りや花火大会などでは、多くの人が色とりどりの浴衣を着て出かける姿は、夏の風物詩といってよいでしょう

しかし、浴衣は綿素材のものが多く、火が着くと一気に燃え広がる危険があり、注意が必要です。実際に、浴衣に火がついて火が全身に燃え広がり、大やけどをして亡くなった人がいます

花火をして遊ぶなど、火を使うときは、浴衣に火が着かないように注意しましょう。

<事故事例>

祭りで石段に立ててあったろうそくの火が女児の浴衣に燃え移り、全身にやけどを負い、二日後に死亡した(2002年7月 福井県)。

 


 

事故が起こっては、楽しいレジャーが台なしです。製品を正しく扱い、夏休みを楽しく安全に過ごしましょう。

 

※資料提供:経済産業省

※イラストはすべて(独)製品評価技術基盤機構「製品安全点検日セミナー」テキストより

 

古い扇風機の使い始めには要注意

しまっていた古い扇風機を出してきて使ったときに、部品の劣化が原因で発火する事故が発生しています。スイッチを押しても羽根が回らなかったり、こげ臭いにおいがしたりなどの異常があれば、使用を中止して、買い替えたり、専門家の点検を受けたりしましょう。

 

<事故事例1>

稼働中の扇風機から出火し、下に敷いていたゴザと畳が焼け、消火の際、足にやけどを負った(2006年7月 熊本県 扇風機の使用期間35年)。

 

<事故事例2>

寝室で寝ていたところ、息苦しさで目を覚ますと室内が白い煙で覆われ、使用していた扇風機の上部と台座付近から炎が上がっているのを発見したため、消火 器で消火した(2004年7月 愛知県扇風機の使用期間30年以上)。

 

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