みんなで取り組もう 夏の省エネルギー対策
国では毎年6月から9月にかけて、地球温暖化防止と資源の節約のために「夏の省エネルギー対策」を実施しています。二酸化炭素(CO2)の発生の約9割は、私たちが使うエネルギーによるものです。オフィスでの省エネルギーへの取り組みはもちろんですが、家庭での省エネルギー対策も大切です。私たち一人一人ができる、夏の省エネルギーの主なポイントをみていきましょう。
夏の省エネルギーの四つのポイント
私たちのエネルギー活動で大気中に放出された二酸化炭素(CO2)、メタン、フロン類などの温室効果ガスの濃度が高まり、同時に熱の吸収が増えた結果、地球の平均気温が上昇しています。こうした地球環境の変化は、海面の上昇、砂漠化、異常気象などの地球温暖化をもたらしています。
一人一人の行動は小さいかもしれませんが、みんなで取り組めば大きな力となり、地球温暖化防止に貢献できます。家庭でできる四つのポイントをご紹介します。
1.夏のエアコンは室温を28度に設定
夏にエアコンを利用するときは、室温を28度に設定しましょう。冷房の温度設定を27度から28度に1度上げるだけで1台当たり年間670円の節約になり、28度の温度設定で1日1時間短縮して使うと、1台当たり年間410円の節約となります。
また、ドアや窓の開閉を少なくし、レースのカーテンやすだれなどで日差しをカットしましょう。外出するときには、昼間でもカーテンを閉めておくと暑さ対策に効果的です。28度の設定で暑く感じるようでしたら、扇風機を回しましょう。室内の空気が循環するうえに、風が体に当たると涼しく感じます。
2.軽装に心がけて夏をゆったりとした気持ちで過ごす
日本の夏は高温多湿。近年、国、都道府県、市町村、企業ではいわゆる「クールビズ」を実践しています。夏場の上着とネクタイをなくし、半袖(はんそで)のYシャツ、カジュアルな服装に努めるところが増えています。家庭でも軽装に心がけ、ストレスを感じない夏をゆったりとした気持ちで過ごしましょう。
3.電球を交換するときは白熱電球を電球型蛍光ランプに
技術の進歩により、家電製品をはじめさまざまな機器は、使い勝手や機能性とともに、エネルギー消費効率も良くなっています。家電製品を買い換えるときは、省エネルギー機能が高い製品を選ぶことをお勧めします。
電球型蛍光ランプもその一つ。白熱電球に比べると価格はやや高めですが、寿命が約6倍に伸び、電気代は4分の1以下となります。ちなみに白熱電球を電球型蛍光ランプに買い換えると1台当たり年間1,850円の節約です。地球にやさしく、手軽にできる省エネルギー対策といえます。
4.運転マナーを守ればエコドライブにつながる
運転マナーを守ることは、すべてエコドライブにつながります。マナー違反となる急発進・急加速は事故の原因になりますし、エンジンに負担をかけます。また、空ぶかしは歩行者への迷惑となり、燃料の無駄遣いとなるうえ、大気汚染の原因となります。ドライバー一人一人がマナーを守れば、少しずつ地球にきれいな空気が戻ってきます。
車を発進させるときは、アクセルをふんわりと踏み、ゆっくりと走り出しましょう。それだけで、1台当たり年間11,370円の節約となります。また、走行中は加速や減速を少なくして、エコドライブに努めましょう。燃費の面からも経済的です。
しばらく使っていない電化製品のプラグは抜く
年間に家庭で消費する電力の約1割が「待機時消費電力」です。テレビやビデオ、時計などに出ている液晶表示は「待機時消費電力」で動いています。この電力の割合は、1年間における1家庭のテレビの消費電力とほぼ同じです。
コンセントにプラグが差し込んであるだけで電力を消費しますので、家の中にある電気製品をもう一度見直してみましょう。しばらく使っていない電化製品があれば、コンセントからプラグを抜いてください。こうした無駄を省くだけで、毎月の電気代も変わります。
地球温暖化防止と資源の節約のために、今年の夏も省エネルギー対策にご協力ください。
ご存じですか「省エネラベリング制度」
平成12(2000)年に、「省エネラベリング制度」が導入されました。現在、16製品が対象となっています(※参照)。この制度は、家庭で使われる電化製品が、国の省エネルギー基準に達しているかどうかをラベルで表示するもので、日本工業規格(JIS)で規定されています。省エネ基準を満たしている製品には緑色のマーク、満たしていない製品にはオレンジ色のマークが表示されています。緑色のマークが付いている電化製品で、省エネ基準達成率の数字が大きいほど、省エネ性能が優れているといえます。カタログや製品本体などに表示されていますので、電化製品の買い換えを検討されている方は、選ぶときの目安にしてください(図参照)。
平成18(2006)年からは、「統一省エネラベル」がスタートしました。小売業者の店頭で、エアコン、電気冷蔵庫、テレビに表示されています(図参照)。
※平成20(2008)年現在、「省エネラベリング制度」の対象製品は、以下のとおりです。
エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、蛍光灯器具、ストーブ、テレビ、ガス調理機器、電子レンジ、ガス温水機器、石油温水器機、電気便座、電子計算機(パソコン)、磁気ディスク装置、変圧器、ジャー炊飯器、DVDレコーダー
省エネラベルの表示例

(1)省エネ性マーク |
省エネ性能の優れた製品(省エネ基準達成率100%以上)には緑色のマーク、未達成(100%未満)の製品にはオレンジ色のマークを表示しています。 |
(2)省エネ基準達成率 |
製品区分ごとに定められた目標値(トップランナー基準=省エネ基準)をどの程度達成しているかを%で表示しています。 |
(3)エネルギー消費効率 |
製品区分ごとに定めた測定方法で得られた数値で、年間消費電力量などその製品がどれくらいエネルギーを使うかを示しています。 |
(4)目標年度 |
省エネ基準達成の目標時期で、製品ごとに設定されています。 |
資料提供:資源エネルギー庁
統一省エネラベルの例

資料提供:資源エネルギー庁
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