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多重債務に陥らないために

平成20年12月掲載  
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多重債務問題の深刻化を受け、平成18年に貸金業法が改正されました。さらに、平成19年には、「多重債務問題改善プログラム」も策定されています。しかし、昨今の金融危機や雇用不安の影響で、多重債務者の増加が改めて懸念されます。多重債務に陥らないためには、また多重債務者になってしまった場合には、どうすればよいのでしょうか?

多重債務の恐ろしさ

全国信用情報センター連合会のデータによると、平成20年10月現在、我が国の消費者金融の利用者は1,100万人以上となっています。そのうち半数以上は複数の消費者金融を利用し、5件以上の消費者金融の利用者は約100万人。また、返済が3か月以上滞っている利用者は約210万人とされています。

このように、消費者金融や買い物の際のクレジットカード、分割払いなどの無計画な利用で、借金が雪だるま式に増えてしまう「多重債務」状態に陥るケースは少なくありません。 多重債務者の中には、夜逃げや自殺など、極めて深刻な状況に追い込まれる人も多く、この問題を軽視することはできません。

 

改正貸金業法と「多重債務問題改善プログラム」

多重債務問題の解決

多重債務問題の解決

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資料提供:金融庁

深刻化する多重債務問題を解決するため、平成18年12月に改正貸金業法が成立しました。これにより、貸付の上限金利の引き下げ、貸付残高の総量規制が導入されることとなっています。

また、多重債務者対策本部も設置され、翌平成19年4月には改正貸金業法の完全施行に向け、既存の借り手や返済が難しいと思われる借り手への対策として、「多重債務問題改善プログラム」(本文)[PDF](概要)[PDF]が策定されました。

 

 

グレーゾーン金利に支払義務はありません

借りたお金を返済する際には、借りた金額に金利を加えて返さなければなりません。毎月の返済額は同じでも、金利が高いほど返済の負担は重くなり、また返済期間も長くなります。このため、金利と合わせて、いくら返済しなければならないのか、よく注意する必要があります。

現行法では、年利29.2%を超える貸付を行った貸金業者は刑事罰の対象となります。また、15%~20%を超える金利は無効で、借り手に返済義務はありません。この15%~20%超で29.2%以下の金利部分は「グレーゾーン金利」と呼ばれています。グレーゾーン金利は無効であり、支払う必要はありません。ただし、借り手が任意に支払って、かつ、貸金業者が必要な書面を交付した場合は、このグレーゾーン金利の支払が有効と見なされる場合もあるので注意が必要です。
なお、貸金業法の改正により、グレーゾーン金利は平成19年12月19日から2年半以内に廃止されます。

 

グレーゾーン金利

グレーゾーン金利

資料提供:金融庁

 

違法な金融業者にご注意!

年29.2%を超える利息は出資法違反となり刑事罰の対象となります。借入れの際には、利息が年29.2%を超えていないかどうか確認してください。年29.2%とは、元本1万円につき1日8円の利息となります。
違法な金融業者から借入れをすると、違法な高金利のため、返済請求額は雪だるま式に膨れ上がり、あっという間に返済不能となります。そして、少しでも返済が遅れた場合には、勤務先や親兄弟・親類まで脅迫まがいの厳しい取り立てにあい、精神的に追い詰められてしまいます。

このような被害にあわないためには、甘い融資話に惑わされることなく、違法な金融業者を利用しないことが一番の防衛策です。
万が一、違法な高金利の請求や悪質な取り立ての被害にあった場合には、直ちに警察や各地の消費生活センターなどに相談をしましょう。お金の借入れ・返済の状況がわかる契約書又はその他資料や業者とのやり取りの録音テープなど、犯罪行為を立証するための証拠を残しておくことも重要です。

 

安易に借金を重ねず、最寄りの相談窓口へ

多重債務で悩んでいませんか

多重債務で悩んでいませんか

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資料提供:金融庁

 

多重債務に陥らないために、ローンやクレジットを利用する際、注意すべき点は次の五つです。

  1. それは本当に必要なお金(もの)ですか?
  2. 今すぐ必要なお金(もの)ですか?
  3. 金利はどのくらいかかりますか?
  4. 自分の収入できちんと返済していけますか?
  5. 借金返済のための借金ではありませんか?

万が一、自分の収入で借金を返済できない状況になってしまっても、安易に返済のための借金をしてはいけません。それは、借金が雪だるま式に増える多重債務の始まりです。
そのような場合は多重債務問題の相談窓口に速やかに相談し、解決策を立てましょう。相談窓口は、以下のような団体が設置しています。

 

「多重債務者相談強化キャンペーン」

多重債務者対策本部と日本弁護士連合会、日本司法書士会連合会では、平成20年の9月1日から12月31日まで、「多重債務者相談強化キャンペーン」を実施しています。期間中は多重債務者を対象に、専門家による無料相談会が全国の都道府県で開催されています。
適切な手続きをとれば、多重債務は必ず解決できます。多重債務でお悩みの方は、この機会に是非、相談窓口へお越しください。

多重債務者相談強化キャンペーン

多重債務者相談強化キャンペーン

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資料提供:金融庁

 

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多重債務・・・解決への第一歩は相談窓口へ!

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