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豊かで便利な暮らしをグリーン電力で。

平成21年2月掲載  
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豊かで便利な暮らしをグリーン電力で。

豊かで便利になった私たちの暮らし。それを支えているのは電力です。化石燃料を燃やす火力発電が中心となっている現在では、電力を使えば使うほど、地球温暖化の原因となるCO2の排出が増えてしまいます。そこで注目されているのが、CO2を増やさない「グリーン電力」です。自然の力を利用してつくられるグリーン電力は、私たちの身近な暮らしにも広がってきています。

 

CO2を増やす電力からCO2を減らす「グリーン電力」へ

私たちの生活を豊かで便利にしている、パソコンや携帯電話、家電や自動車などのさまざまな製品。その便利さは電力によって支えられています。

国内で使われている電力の6割は、石油、石炭、天然ガスといった化石エネルギーによる火力発電ですが、電気をつくるときに、地球温暖化の原因となるCO2を大量に排出するというデメリットがあります。

CO2排出量の削減は、いまや世界全体の大きな課題であり、私たち一人一人にも、CO2を減らす努力が求められています。

「CO2を減らす=使う電力を減らす」と考えがちですが、使う電力は減らさずにCO2を大幅に減らす方法があります。それは、使う電力そのものを、CO2を大量に排出する火力発電からCO2を排出しない「グリーン電力」に変えていくことです。

グリーン電力とは、太陽光や風力、バイオマスなど自然の力を利用した「グリーンエネルギー」からつくられる電力のこと。グリーンエネルギーは、「再生可能エネルギー」とも言われ、電気をつくるときにCO2や有害物質を排出せず、環境にやさしいというメリットがあります。また、化石燃料のように外国からの輸入に頼る必要がなく、100%国産でまかなえるエネルギーでもあります。

 

グリーン電力の種類

太陽光発電

太陽光発電

太陽電池を利用して、太陽光からの電気をつくります。日本では、住宅用の太陽光発電システムが普及しているほか、メガソーラーと呼ばれる大規模な発電システムも実現してきています。
風力発電

風力発電

風の力で風車を回して発電機を駆動し、電気をつくります。大型の風力発電装置を設置したウィンドファームが全国各地に誕生しています。
バイオマス発電

バイオマス発電

ワラや間伐材、製材所から出るおがくず、家畜の排せつ物、食品残さなどの有機物(バイオマス)からバイオガスやバイオエタノール、固形燃料などを得て、電気をつくります。
水力発電

水力発電

水が流れる力で水車を回して発電します。

地熱発電

地熱発電

地下にたまった高温高圧の水蒸気や熱水のエネルギーで電気をつくれます。火山の多い日本では、安定して電気をつくれる有望な自然エネルギーです。

 

グリーン電力をつくる人、利用したい人をつなぐ「グリーン電力証書」

グリーン電力証書
グリーン電力証書

CO2を減らすためには、グリーン電力の割合をもっと増やしていくことが必要ですが、国内で供給されている電力のうち、グリーン電力が占める割合はまだ6%に過ぎません。グリーンエネルギーは発電施設の建設や維持が難しく、コストが高いという課題があるためです。

企業などの組織や消費者の間でも、環境保全に貢献するため、グリーン電力を使いたいというニーズはありますが、自らグリーン電力の発電設備を導入することは難しいのが実状です。

そこで、グリーン電力を使いたい企業等とグリーン電力をつくる事業者の双方をつなぎ、グリーン電力の利用を広げていく仕組みとして誕生したのが「グリーン電力証書」です。

グリーンエネルギーから得られた電力には「電気そのものの価値」とCO2を減らすなど環境にやさしいという「付加価値」があります。「グリーン電力証書」は、この環境付加価値の部分を切り離して「証書」にしたもので、この「グリーン電力証書」を購入することによって、グリーン電力の利用とみなされる仕組みです。

 

 

「グリーン電力証書」の購入でグリーン電力の普及を支援

グリーン電力証書は、第三者認証機関の認証を得て、証書発行事業者が発行します。この証書発行事業者を通じて、企業などは使用電力量に応じてグリーン電力証書を購入し、証書代金は資金としてグリーン電力発電事業者に提供される仕組みとなっています。

グリーン電力発電事業者に資金が提供されることによって、グリーン電力発電事業者が設備投資や設備の維持管理などを行い、グリーン電力の供給量を増やすことにつながります。

企業などにとっては、グリーン電力証書を購入することでグリーン電力を使っているとみなされるため、環境保全に貢献できるほか、対外的にもそれをアピールすることができます。また、グリーン電力でつくられた商品にグリーン・エネルギー・マークを表示して、環境面での付加価値を消費者にPRすることもできます。

 

グリーン電力証書システム

 

グリーン電力を応援するために消費者ができること

グリーン電力証書制度は、平成13年11月に民間の取り組みとして始まったものですが、今では企業だけでなく、国や自治体なども参加しています。平成20年12月時点で、一定量以上のグリーン電力証書を購入している企業は、約200にものぼります。

最近では、オフィスや工場などで使われる電力だけでなく、イベントやイルミネーション・ライトアップなどに使われる電力にグリーン電力証書が利用されるなど、私たちの身近なところにもグリーン電力の利用が広がってきています。

グリーン・エネルギー・マーク
グリーン・エネルギー・マーク

私たち消費者も、ふだんの暮らしの中で、グリーン電力を応援する方法があります。例えば、買い物をするとき、グリーン電力でつくられた製品を選ぶこと。グリーン電力を使ってつくられた製品などには「グリーン・エネルギー・マーク」が付けられており、購入の際の目印になります。

また、グリーンエネルギーの普及を応援する「グリーン電力基金」に寄付する方法もあります。寄付は一口500円(毎月)で、電力会社に申し込んで、毎月一定額を電気料金と合わせて電力会社に支払う仕組みになっています。電力会社も消費者と同額をグリーン電力基金に寄付し、集まった寄付金は地域のグリーンエネルギーの発電設備などに助成されます。

身の回りにグリーン電力をもっと増やし、クリーンなエネルギーで豊かな生活を実現するために、私たち一人一人もグリーン電力を応援していきましょう。

 

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