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夏の省エネ~家電のエコな使い方+エコな家電の選び方

平成21年7月掲載  
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蒸し暑い日本の夏。冷房の使用が多くなるこの時期は、エネルギーの消費が増加し、地球温暖化の原因となるCO2の排出量も多くなります。地球温暖化に歯止めをかけるためには、夏こそ「省エネ」が大事です。家庭の身近な電気製品の使い方を見直して、消費電力が少なく、CO2の排出も少ない、環境にやさしいライフスタイルを実践しましょう。

 

家庭で使うエネルギー量が増えている

近年、私たちの生活の中で使うエネルギーの消費量が増加しています。中でも大きく増加しているのが、家庭やオフィスなどの民生部門と運輸部門。エアコンやテレビ、冷蔵庫、パソコンなどの電気製品の利用が多くなったこと、鉄道やバスなどよりも自家用車を利用する人が多くなったことなど、私たちのライフスタイルがエネルギーの消費量の増加に大きく影響しています。

こうした私たちのエネルギーの使い方は、地球温暖化の原因となるCO2の排出量の増加にもつながっています。地球温暖化を防ぐため、CO2排出量の削減が世界の大きな課題となっている中、私たちは、自分たちの暮らし方を見直して、CO2の排出が少ないエネルギーの使い方を考えていく必要があります。

 

日本の最終エネルギー消費とGDPの推移

日本の最終エネルギー消費とGDPの推移グラフ

資料提供:資源エネルギー庁

消費電力量の多いエアコン。冷房時の室内温度は28度に。

私たちは、家庭でさまざまな家電製品を利用していますが、その中で年間を通じて最も消費電力量が多いのがエアコンです。夏は、冷房のため、エアコンが大活躍する季節ですが、冷房の使い過ぎには注意したいものです。過度な冷房は、消費電力量を増やすうえ、体を冷やして体調を崩す原因にもなります。環境と健康のために、冷房時の室内温度は28度を目安にしましょう。

1日に冷房を9時間使っている家庭が、冷房の設定温度を27度から28度にすると、年間で電気30.24kWhの省エネになり、13.7キログラムのCO2が削減できます。

冷房の効率をよくするために、冷房時は、太陽の日差しや外気の侵入によって部屋の温度が上昇しないよう、カーテンで日差しをカットし、ドアや窓の開閉は少なくするようにしましょう。もう少し涼しさがほしいときには、扇風機の併用を。風が体に当たるようにすると28度の室温でも涼しく感じます。

また、エアコンのつけっぱなしはエネルギーの無駄遣いです。必要なときだけつけましょう。

エアコンのフィルターが目詰まりすると、エネルギー効率が悪くなります。月1~2回はフィルターを掃除しましょう。また、室外機は風通しのよい場所に設置し、周囲に物を置かないようにしましょう。

 

冷蔵庫には詰め込みすぎず、開閉を減らす

エアコンに次いで消費電力量が多い冷蔵庫。冷たいものが欲しくなる夏は、開ける回数も多くなりますが、暑い外気が庫内に入らないよう、できるだけ開閉の回数を減らし、開けておく時間を短くしましょう。

また、冷蔵庫の中に物を詰め込みすぎると、庫内での冷気の循環が悪くなります。常温で保存できるものは冷蔵庫から出すなど、冷蔵庫の中を整理整頓し、あまり多くの物を詰め込まないようにしましょう。冷蔵庫の中がすっきりしていると、必要なものが取り出しやすく、冷蔵庫を開けている時間も短くなります。

冷蔵庫と壁が近づきすぎていると、エネルギー効率が悪くなるので、冷蔵庫は壁から適度に離して設置しましょう。

 

 

消費電力の少ない照明に切り替え、まめに消灯を

家庭での消費電力量が冷蔵庫に匹敵する照明器具。無駄なエネルギーの消費をなくすため、人がいない部屋ではこまめに消灯することが大事です。

また、蛍光灯を買い換えるときは、インバーター式の蛍光灯にしたり、白熱電球を使っているときは、電球型蛍光ランプに取り替えたりするなど、省エネ効果の高い照明器具に切り替えていくことをお勧めします。

電球型蛍光ランプは、白熱電球に比べて値段は高めですが、同じ明るさでも消費電力が少なく、寿命も長いので、長い目でみると電気代も少なく、むしろお得です。値段の安さだけでなく、省エネや環境への効果を考えながら使う製品を選びましょう。

 

使わないときに消費される電力 待機時消費電力を減らそう

エアコンやテレビ、パソコン、ステレオなど、私たちの家庭にはさまざまな電気製品があります。こうした電気製品の中には使っていないときでも、コンセントにプラグを差し込んでいるだけで電力を消費するものがあります。これを待機時消費電力といいます。

待機時消費電力は、家庭で消費する電力の約1割を占めています。この待機時消費電力を減らすためには、テレビなどの主電源をこまめに切ること、また、長時間使わない電気製品はプラグを抜くことが重要です。プラグを抜く代わりに「スイッチ付きタップ」を使って、タップのスイッチを切ることでも、待機時消費電力をカットすることができます。

 

家電を買い換えるときは、省エネ性能に注目

無駄な電力を減らすよう、家電の使い方を工夫することと併せて、家電製品を買い換えるときは、省エネ性能の高い製品を選ぶことも大切です。そうした省エネ性能の高い製品を選ぶ際に目安になるのが、省エネ基準達成率を数字で示した「省エネラベリング制度」や、省エネ性能を1つ星から5つ星の5段階で示した「統一省エネラベル」です。

省エネラベリング制度では、省エネ基準達成率と年間消費電力量等が数字で表示され、省エネ基準を達成した製品にはグリーンのマークが表示されます。省エネ基準達成率の数字が大きいほど、省エネ性能が高いことを示します。

統一省エネラベルは、星の数が多いほど省エネ効果が高いことを示します。4つ星相当以上のエアコン、冷蔵庫(一部3つ星相当)、地上デジタル放送対応テレビなら、今年5月15日からスタートしたグリーン家電エコポイント制度の対象となり、商品やサービスに交換できるエコポイントがつきます。買い換えで古い製品をリサイクルする場合は、リサイクル料金にもエコポイントがつきます。

家電を買い換えるときには、ぜひ、これらの表示を参考にしましょう。

 

省エネラベリング制度のマーク

省エネラベリング制度のマーク


統一省エネラベル

省エネラベルと統一省エネラベル

 

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