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平成21年10月掲載

 

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地球にやさしい「3R(リデュース、リユース、リサイクル)」〜ごみを減らし、無駄を減らし、CO2を削減へ〜

皆さんは「3R(スリーアール)」という言葉をご存じですか。3Rとは、「ごみの発生を減らす(リデュース)」「繰り返し使う、再使用する(リユース)」「資源として再び利用する(リサイクル)」という3つの行動のこと。それは、限りある資源を有効に使ってごみを減らし、エネルギーの無駄遣いやCO2の排出を減らす、エコライフのキーワードです。環境に配慮したライフスタイルを心がける人が増えている中、たくさんの人が身近なことから3Rを始めています。

 

できることから広げていきたい3R

私たちが日常生活で消費するさまざまな製品は、つくるときも、ごみとして処分されるときも、大量のエネルギーを使い、CO2を排出します。最近は、「モノの使い捨ては環境にやさしくない」ということに気づき、捨てるものを減らし(リデュース)、ものを大切にしながら何度も使い(リユース)、使えないものは資源として再利用(リサイクル)する「3R」を実践する人が増えています。

平成21年6月に内閣府が実施した「環境問題に関する世論調査」によれば、3Rという言葉の意味まで知っている人は全体の3割程度。しかし、全体の7割近くの人が「ごみを少なくする配慮やリサイクルを実践している」と答えており、3Rの言葉の意味は知らなくても、3Rの実践は浸透してきているようです。

ただ、具体的に実践していることをみると(表1、表2)、買い物袋を持参したり、ごみを分別したりすることは実施率が高いものの、それ以外の行動の実施率はまだ低いのが現状です。下の項目などを参考にしながら、できることから3Rをもっと広げていくことが重要です。

ごみを少なくするために行っていること

詰め替え製品をよく使う 63.3%
レジ袋をもらわないようにしたり(買い物袋を持参する)、簡易包装を店に求めている 62.0%
すぐに流行遅れになったり、飽きたりしそうな不要なものは買わない 43.6%
買い過ぎ・作り過ぎをせず、生ごみを少なくするなどの料理法(エコクッキング)の実践や消費期限切れなどの食品を出さないなど、食品を捨てないようにしている 40.6%
壊れにくく、長持ちする製品を選ぶ 38.6%
壊れたものは修理して何度も使う 36.8%
ペットボトルなどの使い捨て型飲料容器や、使い捨て食器類を使わないようにしている 22.4%
無駄な製品をできるだけ買わないよう、レンタル・リースの製品を使うようにしている 20.2%
簡易包装に取り組んでいたり、使い捨て食器類(割り箸等)を使用していない店を選ぶ 16.7%
生ごみをたい肥にしている 16.4%
友人や知人と不用品を融通し合う 12.4%
マイ箸を携帯している 11.9%

再使用や再生利用のために行っていること(回答の多い順)

ごみはきちんと種類ごとに分別し、定められた場所に出す 84.1%
リサイクルしやすいよう、資源回収されるびんは洗って出す 68.9%
トレイや牛乳パックなどの店頭回収に協力 48.5%
古着を雑巾にするなど、不用品を他の目的で使用 47.7%
ビールや牛乳のびんなど再使用可能な容器を使った製品を買う 19.6%
携帯電話の店頭回収に協力している 17.5%
中古品を利用している 17.0%
不用品を、中古品を扱う店やバザーやフリーマーケットで売っている 16.1%
再生原料で作られたリサイクル製品を積極的に購入している 13.3%
インターネットオークションに出品したり、落札したりするようにしている 8.3%

資料:内閣府「環境問題に関する世論調査」(平成21年6月調査)より

 

優先順位は「リデュース」→「リユース」→「リサイクル」

3Rを実践していくときに覚えておきたいのが、3Rの優先順位です。 一番優先したいのは「リデュース」=ごみを減らすことです。すぐに使わなくなったり、いらなくなったりするものは、ごみを増やす原因になります。ものをつくったり、買ったりするときから「ごみを増やさない」「ごみを減らす」ことを意識することが重要です。

次に優先したいのが、「リユース」=同じものを何度も使う、繰り返し使うこと。そして最後に「リサイクル」=資源として再利用することです。同じ形のまま、繰り返し使うリユースは、リサイクルよりもエネルギーを使わず、ごみも増やさない、より環境にやさしい取り組みなのです。

それでは、3Rの具体的なヒントを紹介していきましょう。

 

ごみを減らす「リデュース」〜買い物にはマイバッグを持って

ごみを減らす「リデュース」への一歩は買い物のときに始まっています。

例えば、買い物をしたときにもらうレジ袋は、年間約305億枚(1人当たり年間300枚程度)と言われており、その大半がごみになっています。このレジ袋を減らすための取り組みが、マイバッグの持参です。最近では、自治体レベルでも、レジ袋の有料化によりマイバッグの持参を促し、レジ袋削減に取り組みところが増えてきています。

買い物をするときには、マイバッグの持参と併せて、ごみを少なくするために、次のようなことも心がけましょう。

  • 過剰包装や不要な包装は避けましょう(野菜等は量り売り、バラ売りのものを選び、無駄な買い物はせず、必要な分だけを買いましょう)
  • 容器は再使用できるものを選び、詰め替え商品を利用しましょう
  • 長く使えるものを選びましょう

 

また、外食をするときにも、「マイ箸(はし)」や「マイタンブラー」を持ち歩き、割り箸や紙カップなど使い捨ての食器を使わないようにすれば、ごみの削減につながります。ふだん当たり前のように、お店からもらい、使い捨てにしているものを見直して、できるだけ減らしていく工夫をしていきましょう。

 

繰り返し使う「リユース」〜洗って何度も使う「リターナブルびん」に注目

リユースとは、一度使い終わったものを、そのままの形、同じ用途で、もう一度使うことです。例えば、古着や古本、中古家具、中古家電などを売ったり、買ったりするのも、リユースです。最近は、中古品を取り扱うお店だけでなく、フリーマーケットやインターネットオークションなどでも、中古品の売買が盛んに行われています。

もう一つ、リユースで注目したいのが「リターナブルびん」です。リターナブルびんは、使い終わったびんをきれいに洗い、繰り返し使うガラスびんです。1回使ってすぐにリサイクルされるワンウェイびんと比べて、リターナブルびんは繰り返して使えば使うほど、環境に与える負荷が少なくなります。

リターナブルびんには、一升びんやビールびん(大びん、中びん、小びん)、ジュースやウイスキーのびんのほか、「R」マークが刻印された「Rびん」などがあります。中身が同じものなら、容器が缶やワンウェイびんのものより、リターナブルびんのものを選んでみませんか。中身がなくなったら、リターナブルびんはお店に戻しましょう。

 

生まれ変わる「リサイクル」〜消費者の「分別」から始まるリサイクル

使用済みになって使えなくなったものを、もう一度資源として利用する「リサイクル」。

例えば、家庭から出る缶やびん、古紙、ペットボトルなどの資源ごみが、きちんとリサイクルされるためには、私たち一人一人がきちんと分別回収のルールに従って、資源ごみを出すことが重要です。

分別回収された資源ごみは、自治体や事業者によって回収され、再資源化されて、新しい商品に生まれ変わります。そのリサイクル製品をみんなが利用することで、初めて資源循環の輪がつながります。資源ごみを分別して出すだけでなく、リサイクルされた製品を取り入れることもリサイクルを進める行動の一つです。

 

10月は「3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進月間」です

10月は「3R(リデュース・リユース・リサイクル)推進月間」です。月間中は、3R推進に関する理解と協力を求めるとともに、循環型社会の形成に向けた取り組みを推進するため、経済産業省、環境省などが実施する「環境にやさしいキャンペーン」など、3R関係8省庁をはじめとする地方公共団体や関係団体によるさまざまなイベントや行事が行われます。 皆さんもお近くのイベントに参加して、3Rの取り組みを広げていきませんか。

ご存じですか? 3Rを進めるための企業の取り組み

「3R」を進めていくためには、ものを消費し、ごみを排出する消費者、そのごみを回収・処理する行政、ものを生産・販売する事業者すべてが、それぞれの役割を果たしていくことが必要です。環境にやさしい取り組みが求められている中、ものを生産・販売する事業者も、さまざまな形で3Rに取り組んでいます。

例えば、リターナブルびんの一つである牛乳びん。企業が技術開発に取り組んだ結果、従来よりも薄く軽量化され、再利用できる回数も多くなっています。また、ペットボトルも技術開発によって、以前よりも薄く軽量で丈夫になり、つぶしやすく、ラベルをはがしやすいなど、リサイクルしやすいさまざまな工夫も加えられています。

また、百貨店やスーパー、コンビニなどのお店では、マイバッグの持参を呼びかけてレジ袋を削減したり、自宅用か贈答用かを確認して不要な包装を避ける「スマートラッピング」を実施したりするなどの取り組みを行っています。

サービスや製品を選ぶときには、企業の3Rへの取り組みにも、ぜひ注目してください。

 

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