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ふだんの暮らしを再点検~夏の省エネ

平成22年7月掲載  
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大型テレビやエアコン、パソコンなど、私たちの周りには、生活を便利にするさまざまな電気製品が増えています。それとともに、家庭でのエネルギー消費が増え、地球温暖化の原因となるCO2の排出も増えています。夏は、冷房の使用が増え、エネルギーの消費量が一層増える季節です。部屋の冷やし過ぎなどエネルギーの無駄遣いはしていませんか。ふだんのエネルギーの使い方を再点検して、省エネ型の暮らしを心がけましょう。

 

私たちのふだんの暮らしがエネルギー消費を増やしています

私たちの便利な暮らしを支えている石油やガスなどの化石エネルギー。それは限りある資源です。使い続ければ、いずれは枯渇してしまいます。また、石油などのエネルギーを大量に消費することは、地球温暖化の主な原因となっているCO2の排出量を増大させることにもつながっています。限りある地球の資源を大切に使うために、そして、CO2をできるだけ排出しないために、重要なのが「省エネ」です。

しかし、エネルギーの消費量は依然として増加しており、特に家庭やオフィスなどの「民生部門」と「運輸部門」のエネルギー消費量が増大している状況です。家庭のエネルギー消費が増えている背景には、核家族や一人暮らしが増え、世帯数が増えていること、また、各世帯にパソコンやテレビ、エアコンをはじめ、さまざまな電気製品が増え、その保有台数が増えていること、鉄道やバスよりも自家用車を利用する人が増えていることなどが挙げられます。

こうした中で、家庭での一人一人の省エネへの取り組みが一層重要になってきています。家庭のエネルギー消費をもう一度見直して、もっとエネルギーを大切に使い、環境にやさしく、気持ちよく暮らせる方法を考えてみましょう。

 

日本の最終エネルギー消費とGDPの推移

日本の最終エネルギー消費とGDPの推移

出典:資源エネルギー庁発行「日本のエネルギー2010」

 

家庭でのエネルギー消費が多いのは「冷暖房」「給湯」「照明・動力」

家庭の中で1年間に消費されるエネルギー量(自家用車の利用を除く)は、1965年度から2008年度までの間に約2.2倍に増えています。そのエネルギーの使われ方をみると、「冷房・暖房」「給湯」「照明・動力ほか」が多くを占めています。

また、家庭で使われるエネルギーには、電気や都市ガス、LPガス、灯油など、さまざまなものがありますが、そのうち、電気が50.1%で最も多く使われるエネルギーとなっています。
そこで、ここでは、家庭でのエネルギー消費量の多い「冷暖房」「給湯」「照明・動力など」の使い方を見直し、電気やガスなどの無駄な消費を減らし、より効率的に利用するための工夫をいくつか紹介します。

 

世帯あたりの用途別エネルギー消費と家庭におけるエネルギー源

世帯あたりの用途別エネルギー消費と家庭におけるエネルギー源

出典:エネルギー白書2010より

 

家庭部門におけるエネルギー源の推移

家庭部門におけるエネルギー源の推移

出典:エネルギー白書2010より

 

エアコンの省エネ~冷房時の室温は28度を目安に

夏は冷房、冬は暖房と、家庭の中での利用頻度が高いエアコン。家庭の中でも、最も電力を消費する家電です。エアコンの省エネのポイントは温度設定です。冷房は28℃、暖房は20℃を目安にして、過度な冷暖房を避け、着るものなどで工夫をすることが大事です。

夏は冷房の温度設定28℃でも、効率よく部屋を涼しくし、快適に過ごすために、次のような点にも工夫してみましょう。

  • ドアや窓の開閉は少なく。
  • カーテンやすだれで直射日光を遮断。
  • 扇風機を併用。風が体に当たると涼しく感じます。
  • エアコンのフィルターは定期的に掃除。目詰まりすると冷房効率が下がります。
  • 冷房は必要なときだけつけましょう。
  • 室外機の周りにものを置かないようにしましょう。

また、エアコンを買い換えるときは、部屋の広さにあったものを選び、省エネ性能の高い製品を選びましょう。

 

給湯器の省エネ~夏はお湯の設定温度を低く

台所やお風呂で、いつでもお湯が出る便利な給湯器。最近では「エコキュート」や「エコウィル」など省エネタイプの給湯器も登場しています。給湯器は、エネルギー効率が高いので、お湯を沸かすときには水からではなく、給湯器のお湯を沸かすようにすると省エネになります。ただ、お湯の設定温度が高いと、エネルギー消費量も多くなるので、目的に合わせて設定温度を変えることが大事です。台所やお風呂では、次のような工夫を実践してみましょう。

 

<台所で>

  • 食器を洗うときは低温に設定。例えば40℃を38℃に。
  • 洗い物はため洗いを。洗う前に水につけておいたり、へらやぼろ布で汚れを拭き取ったりしておくと使うお湯の量が少なくてすみます。

 

<お風呂で>

  • お風呂は浴槽に水を貯めて湧かすより、お湯を張ったほうが省エネです。
  • 入り終わったら必ずふたをしましょう。
  • お風呂は時間を置かずに、続けて入りましょう。
  • シャワーを流す時間は短めに。不必要に流しっぱなしにしないようにしましょう。
  • 使用後は種火、電源を切りましょう。

 

照明・家電の省エネ~こまめに主電源をオフ

家の中には、使っていないときでも、電力を消費する機器がたくさんあることをご存じですか。例えば、テレビやビデオ、エアコンなどは、主電源が入っていれば、リモコンで簡単にスイッチを入れたり切ったりすることができます。こうした機器は、主電源を切らない限り、使っていないときでも、指示待ちの状態を保ち、電力を消費しています。

リモコンで操作する機器だけでなく、パソコンやファクシミリ、ステレオなどは、コンセントにプラグを差し込んでいるだけで、無駄な電力を消費しています。これを待機時消費電力といいます。

待機時消費電力は家庭の消費電力の6%を占めています。この無駄をなくすためには、テレビなどの主電源はこまめに切ること、また、使わない電気機器はコンセントからプラグを抜いておくことが大事です。

どの部屋にもある照明器具は、省エネタイプのものに取り替えると、消費電力に大きく差が出ます。白熱電球を使っている場合は、同じ明るさでも消費電力が少ない電球型蛍光ランプやLED電球に取り替えましょう。電球型蛍光ランプは白熱電球の6~10倍も寿命が長く、年間の電気代は4分の1。LED電球にすれば、さらに寿命が長く、電気代も安くなり、電球1個の価格は高めですが、環境にもやさしくお得です。また、照明をつける必要がない部屋では消灯しましょう。

 

「省エネチェック表」であなたの暮らしを再点検

ふだんの暮らしの中で、皆さんはどれだけ省エネを実践していますか。下の表でチェックしてみましょう。省エネは小さな行動の積み重ねです。まだ実践していない省エネ項目は、できることから始めてみましょう。

また、省エネや環境にやさしい暮らし方は、それぞれの家庭でもっと工夫していくことができます。ウェブサイト(お役立ちリンク)にも、さまざまなエコライフのヒントが紹介されていますので、ぜひ、参考にしてください。

 

省エネチェック項目
YES
NO
エアコンの省エネ
1
冷房時のエアコンの設定を28℃にする
   
2
不必要なつけっぱなしをしないように気をつけている
   
照明の省エネ
3
照明は、省エネ型の蛍光灯や電球型蛍光ランプ、LED照明器具を使用するようにしている
   
4
人のいない部屋の照明はこまめな消灯を心がけている
   
テレビの省エネ
5
テレビをつけっぱなしにしたまま、ほかの用事をしないようにしている
   
台所の省エネ
6
冷蔵庫の庫内は季節に合わせて温度調整をしている。また、ものを詰め込みすぎないようにしている
   
7
冷蔵庫は壁から適切な間隔をあけて設置している
   
8
冷蔵庫の開閉は少なくし、開けている時間を短くするように気をつけている
   
9
洗い物をするときは、給湯器は温度設定をできるだけ低くするようにしている
   
10
煮物などの下ごしらえは電子レンジを活用している
   
11
電気ポットは長時間使わないときは、コンセントからプラグを抜くようにしている
   
12
食器洗い乾燥機を使用するときには、まとめて洗い、温度調節もこまめにしている
   
お風呂・トイレの省エネ
13
お風呂は間隔をおかずに入るようにして、追いだきをしないようにしている
   
14
シャワーは流しっぱなしにしないように気をつけている
   
15
温水洗浄便座は温度設定をこまめに調節し、使わないときはふたを閉めるようにしている
   
16
洗濯するときは、まとめて洗うようにしている
   
自動車の省エネ
17
ふんわりアクセル「eスタート」を心がけている
   
18
加速・減速の少ない運転をするように気をつけている
   
19
早めのアクセルオフをするように気をつけている
   
20
アイドリングはできるだけしないように気をつけている
   
21
外出時はできるだけ車に乗らず、電車やバスなどの公共交通機関を利用するようにしている
   
その他の省エネ
22
電気製品は使わないときは、コンセントからプラグを抜き、待機時消費電力を少なくしている
   
23
電気、ガス、石油機器などを買うときは、省エネルギータイプのものを選んでいる
   

 

(取材協力:資源エネルギー庁 文責:政府広報オンライン)

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