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特別支給の老齢厚生年金の受給開始年齢の引上げが始まります。

平成25年1月14日

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厚生年金に1年以上加入していた方は、現在60歳から65歳になるまで「特別支給の老齢厚生年金」を受け取れますが、平成25年度に60歳になる男性から、段階的に受給開始年齢が引き上げられます。ただし、年金事務所で「繰上げ請求」をすれば、受給開始年齢よりも早く年金を受け取ることができます。なお、様々な注意点もありますので、詳しくは、お近くの「年金事務所」などにご相談ください。

 

厚生年金に加入していた方が受け取れる「老齢厚生年金」

民間企業などに勤め、現役時代に厚生年金に加入していた方は、老後に受け取る年金として、「老齢基礎年金」に加え、「老齢厚生年金」を受け取ることができます。

「老齢基礎年金」は、国民年金に一定期間以上加入し、保険料を納めた人が受け取れる全国民に共通の年金です。厚生年金などの加入者も、自動的に国民年金に加入していることになるため、加入期間や納めた保険料に応じた年金額の「老齢基礎年金」を受け取ることができます。

「老齢厚生年金」は、厚生年金に加入していた人が、老齢基礎年金に上乗せして受け取ることができる年金です。

老齢基礎年金、老齢厚生年金とも受け取ることができるのは65歳からです。ただし、厚生年金に1年以上加入し、かつ老齢厚生年金の受給資格を満たしている方については、現在60歳から65歳になるまで「特別支給の老齢厚生年金」が受け取れます。なお、平成25年度に60歳になる男性から、段階的に、この「特別支給の老齢厚生年金」の受給開始年齢が引き上げられます。受給開始年齢は生年月日や性別によって異なりますので、これらについては、次の章でご紹介します。

 

 

<老齢厚生年金の受給資格>

  • 厚生年金の加入期間が1年以上
  • 国民年金の保険料納付期間と保険料免除期間の合計が25年以上(厚生年金、共済組合の加入期間を含む)
    ※ 平成24年8月の国民年金法の改正により、平成27年10月1日からは「10年以上」に変更される予定です。
  • 受給開始年齢に達している
    ※「特別支給の老齢厚生年金」については、受給開始年齢が生年月日に応じて異なりますので次の章をご覧ください。

 

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特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の受給開始年齢が平成25年度から引上げ

老齢厚生年金は従来、60歳から支給されていました。しかし、厚生年金の制度が発足した時代に比べ、国民の平均寿命が飛躍的に延びた一方、少子化により高齢者の年金を支える現役世代の負担が増えています。そのような中で、保険料の負担と年金の給付のバランスを確保するため、平成12年に年金制度が見直され、老齢厚生年金の受給開始年齢も老齢基礎年金と同じ65歳に引き上げられました。

ただし当分の間は、65歳になるまで「特別支給の老齢厚生年金」を支給し、その受給開始年齢が3年ごとに1歳ずつ段階的に引き上げられています(表1)。

この特別支給の老齢厚生年金は、厚生年金の加入期間に応じて決まる「定額部分」と、加入期間と加入期間中の報酬に応じて算出される「報酬比例部分」の2階建てになっており、まず、「定額部分」の受給開始年齢の引き上げが、男性の場合は平成13年度から平成25年度にかけて、女性の場合は平成18年度から平成30年度にかけて行われています。これに続いて、「報酬比例部分」の受給開始年齢の引上げが、男性の場合は平成25年度から平成37年度にかけて、女性の場合は平成30年度から平成42年度にかけて、段階的に行われていきます。

 

<表1:特別支給の老齢厚生年金の受給開始年齢>

昭和28年(女性は昭和33年)4月2日以後に生まれた方は、60歳から65歳になるまでの間、生年月日に応じて、受給開始年齢が引き上げられます。

 

このように、平成25年度以降に60歳を迎える方は、生年月日や性別によって、「特別支給の老齢厚生年金」(報酬比例部分)の受給開始年齢が異なります。特に、平成25年度に60歳を迎える昭和28年4月2日~昭和29年4月1日生まれの男性は、特別支給の老齢厚生年金の受給開始年齢が60歳から61歳に引き上げられていますので、ご注意ください。

※老齢厚生年金の支給開始年齢についてさらに詳しくこちらで説明しています。
http://www.nenkin.go.jp/n/www/info/detail.jsp?id=8173

 

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「繰上げ請求」をすれば、受給開始年齢前でも60歳から年金の受け取りが可能

老齢厚生年金の受給開始年齢が引き上げられた方でも、60歳から早めに年金を受けたいという場合には、「繰上げ請求」の制度があります。年金事務所で「繰上げ請求」の手続きをすることによって、受給開始年齢前でも60歳以降であれば、老齢厚生年金を繰り上げて受け取ることができます。ただし、次のような注意点があります。

<老齢厚生年金の繰上げ請求の際の注意点>

  • 老齢基礎年金と併せて繰り上げ請求が必要
    ※老齢厚生年金のみを繰り上げることはできません。
  • 年金額は、本来の受給開始年齢で受け取る金額より、繰上げ請求日から本来の受給開始日までの月数ごとに0.5%減額
    減額率は生涯変わらず、65歳以降に受け取る年金にも適用されます。
    (例)老齢厚生年金を61歳、老齢基礎年金を65歳から受け取る方が、60歳で繰上げ請求した場合
    老齢厚生年金は、12か月(1年分)×0.5%=6% が本来の年金額から減額
    老齢基礎年金は、60か月(5年分)×0.5%=30% が本来の年金額から減額

繰り上げる場合の注意点や年金見込み額をさらにお知りになりたい場合は、お近くの「年金事務所」や「街角の年金相談センター」にご相談ください。

 

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受給開始年齢は「年金に関するお知らせ」などでお知らせ

年金をいつから受け取れるのかは、従来の受給開始年齢である60歳を間近に控えた方にとってはもちろん、年金を受け取るのはまだ先という方にとっても、気になるところでしょう。

日本年金機構では、60歳を迎える方に送付する「年金に関するお知らせ」などで、その時点での皆さんの「老齢基礎年金」や「老齢厚生年金」の受給開始年齢や年金見込額、「特別支給の老齢厚生年金の繰上げ請求方法」などをお知らせします。送られた書類には、皆さんの年金受給に関する大切な事項が書かれていますので、必ず内容をご確認ください。

60歳を迎える方には「年金に関するお知らせ」でお知らせします

  • 日本年金機構では、60歳の誕生月を迎える前に、「年金に関するお知らせ」を送付します。
  • 60歳から年金を繰上げて受け取りたい場合などは、お早めに「年金事務所」にご相談ください。
  • 繰上げ請求を行わず、受給開始年齢になってから受け取る方には、改めて、受給開始年齢になる3か月前になってから、年金を受け取るための手続きに必要な「年金請求書」を送付します。

 

年金に関するお知らせ(見本)

 

「ねんきん定期便」でも確認できます

  • 日本年金機構では、毎年、国民年金や厚生年金の加入者の誕生月に、「ねんきん定期便」を、通常の年はハガキで、35歳、45歳、58歳の節目年齢時には封書で送付しています。
  • 50歳以上の方に送付する「ねんきん定期便」では、これまでの年金加入期間のほか、「特別支給の老齢厚生年金」の支給開始年齢、「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の受給開始年齢、また、現在の年金への加入の状態が60歳まで継続したものとして算出した老齢年金の見込額をお知らせします。

 

ねんきんネットでも確認できます

ねんきんネット」の利用登録をすれば、いつでも自分のパソコンで、最新の年金記録を確認することができます。また、日本年金機構から送付する各種の通知書も、いつでもパソコンから確認できます。

※ねんきんネットの利用方法については、下記をご覧ください。
お役立ち情報「「ねんきんネット」でいつでも最新の年金記録が確認できます!」

 

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ご相談・お問い合わせはお近くの「年金事務所」などへ

老齢基礎年金や老齢厚生年金は、現役時代に加入していた年金制度や加入期間、また、厚生年金加入期間の給与などによって、一人一人、受け取る年金額が違ってきます。

繰上げ請求を行う場合も含め、自分が受け取る年金額はどのくらいになるかなど、詳しく知りたい場合には、お近くの「年金事務所」や「街角の年金相談センター」にご相談ください。

電話での相談も受け付けています。

 

なお、年金について相談する場合は、「年金手帳」や「年金証書」または「改定通知書」など、基礎年金番号が分かる書類をご用意ください。加入者(受給者)の家族など、本人以外の方が代理で相談することもできますが、本人の委任状などが必要となる場合があります。

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<取材協力:厚生労働省  文責:政府広報オンライン>

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