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高齢者の事故は増えているの? どうしたら防げるの? 高齢者の交通事故
高齢者に多い歩行中や運転中での事故原因は?
道路を歩くときの注意点は? 夜間歩行時の事故を防ぐには? 高齢ドライバーが安全に運転するには?
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平成25年6月3日

交通事故の死者数は年々減少傾向にある一方、65歳以上の高齢者が占める割合が高くなっています。さらに近年では、事故の被害者だけでなく加害者になるケースも増えています。その背景には、高齢者人口の増加だけでなく、高齢者特有の事情も影響しています。高齢社会が今後ますます進展する中、高齢者の交通事故対策には、高齢者本人だけでなく周囲にいる方々の理解も重要です。そこで、高齢者に多く見られる交通事故や、すぐにできる対策などを紹介します。

高齢者の事故は増えているの?~交通事故死者数に占める高齢者の割合は約半分

交通安全意識の浸透や自動車の安全性能の向上などにより、交通事故による死者数は年々減少傾向にある一方で、65歳以上の高齢者が占める割合は年々高くなっています。

平成24年の1年間に交通事故で亡くなった方は約4,400人。そのうち、65歳以上が約半数となっており過去最悪の割合を占めています。

【図1】交通事故の死者数及び65歳以上が占める割合の推移(平成15年~24年 警察庁)

高齢者の交通事故死者の内訳をみると、最も多いのが歩行中の事故死でほぼ半数、次いで自動車乗車中、自転車乗用中の順になっています。

【図2】高齢者の交通事故死者 状態別割合(平成24年 警察庁)

また、死亡事故が発生した時間帯をみると、夜間の歩行中に交通事故に遭って亡くなった高齢者数は昼間の2倍近くに上っています。

【図3】高齢歩行者の昼夜別死亡事故比較(平成24年 警察庁)

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高齢者に多い歩行中や運転中での事故原因は?~「意識と行動のミスマッチ」など高齢者特有の事情が

高齢者が遭いやすい交通事故には、いくつかの特徴がみられます。ここでは、歩行中、運転中に高齢者に多く見られる事故のパターンやその原因について説明します。

歩行中の事故

横断歩道以外の場所の横断や走行車両の直前・直後の横断、横断歩道での信号無視など、事故原因のほとんどが高齢者自身による交通ルール違反となっています。

しかしその背景には、老化による体力や判断力の低下など、個人差はあるものの、高齢者に特有の事情があります。

ケース1:横断途中で信号が「赤」に・・・

「青」信号で横断歩道を渡り始めたのに途中で「赤」に変わってしまい、事故に遭ってしまうケースです。高齢者本人は信号が青のうちに渡りきれるつもりですが、実際に歩く速度は本人が思っているよりも遅く、時間がかかってしまうためです。

ケース2:後から現れた車に気を取られて・・・

道路を横断しようとしたときに、

  1. 左から来る車に気づいて一度立ち止まる


  2. 路地(右)から来た別の車にビックリ


  3. 2の車が通過したのに安心し、1の車を忘れる。


  4. 道路を渡ってしまい、1の車にひかれる

高齢になると身体の衰えだけでなく、情報を処理する力も落ちることから、このような事故に巻き込まれやすくなっています。

なお、高齢者の交通事故のうち約半数は自宅から半径500メートル以内という身近な場所で起こっています。最近ではカーナビなどの普及によって、道幅の狭い生活道路でも抜け道として利用する車も増えているため、「慣れている道だから」「今まで危ないことはなかったから」という油断は禁物です。

運転中での事故

高齢ドライバーによる死亡事故の主な原因として、アクセルとブレーキの踏み間違いなどの「運転操作不適※1」や、「漫然運転※2」「安全不確認」があります。

ほかにも警察庁によると、重大事故につながる高速道路での逆走は、7割以上が高齢ドライバーとなっています(平成22年8月~平成24年9月までの2年間)。

運転歴何十年というベテランが多いにもかかわらず、高齢ドライバーが事故を起こしてしまうのは、歩行者のケースと同じく、止まれると思ったポイントで停車できない、一つの事象にとらわれ、ほかの情報を見逃すなど「意識と行動のミスマッチ」や慣れが影響しています。

原付以上の車両運転中の高齢者による主な法令違反別死亡事故構成率(平成24年 警察庁)

※1運転操作不適・・・アクセルとブレーキの踏み間違い、ハンドル操作の誤りなど
※2漫然運転・・・相手の自動車や歩行者を発見しても「~しないだろう」と思い、気にせず漫然と運転する など

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道路を歩くときの注意は?~加齢による体の変化を自覚し、交通ルールを守って安全に!

高齢者の皆さんへ

いつも通っている道でも、次のようなことに気をつけてください。

(1)交通ルールを厳守

  • 信号無視はしない
  • 横断禁止の標識(右図)がある場所では横断しない
  • 道路を渡るときは横断歩道や歩道橋などを利用 など

(2)自分の運動能力や身体機能の変化を認識し、ゆとりを持って行動を

年を取るにつれ、若い頃と比べて運動能力や身体機能が低下します(「以前は5秒で道路を渡れたのに、今は10秒もかかる」など)。こうした変化を自覚して、無理をせず安全な歩行を心がけましょう。

(3)道路の横断や、交差点の通行時には十分に安全確認を

道路横断前、横断中は何回も左右の確認を。

ドライバーの皆さんへ

高齢者の皆さんはもちろんですが、自動車を運転する人も、歩行速度が遅い、走行車両の速度や距離を見誤りやすいといった高齢者の特徴を十分理解したうえで、歩行者を見かけたら減速や一時停止をするなど、高齢者の動きに対応できるようなやさしい運転を心がけましょう。

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夜間歩行時の事故を防ぐには?~ドライバーの目に付きやすい服装や「反射材」がオススメ!

夜間の事故は、急に暗くなる夕暮れ時、日没前後の2時間に多発しています。この時間帯は車の流れが活発なうえ、高齢者も眼の衰えからコントラスト感度が低下しており暗くなると特に灰色に近い白・黒の区別が難しくなっていることから、黒っぽい車などに気が付くのが遅れてしまうのです。

【高齢者の皆さんへ】

高齢歩行者の存在を積極的にドライバーに知らせることが有効です。夜間に外出するときは、次のような服装を心がけましょう。

  • 白や黄色といった明るい色の服装
  • 車のライトを反射する「反射材」を身に付ける

特に反射材は有効です。黒っぽい服の着用時と比べて、最大で約4倍離れた距離からドライバーが認識できることが判明しています。

反射材用品には、キーホルダー型や犬の散歩用リード型、洋服や靴に貼り付けるシールなど、さまざまなタイプがあり、街のホームセンターなどで簡単に手に入ります。

写真:反射材の例

これらの使い方や効果をはじめ交通安全全般については、お近くの地域で開催される交通安全教室でも詳しく説明していますので、積極的に参加して役立てましょう。教室の内容や開催状況など、詳しくはお住まいの市町村や最寄りの警察署にお問い合わせください

写真:交通安全教室の様子

ドライバーの皆さんへ

昼間と同様に安全な運転を心がけるとともに、特にヘッドライトで十分に照らされていない道路右側(対向車線)にも、高齢者がいないか注意して走行しましょう。

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高齢ドライバーが安心して運転するには?~日頃からの安全運転と、様々な講習会などを利用して運動能力のチェックを

高齢ドライバーが増えている中、高齢者が交通事故の「加害者」となるケースも増えています。安全な運転を心がけるために、次のようなことに気をつけましょう。

高齢ドライバーの皆さんへ

加齢による身体機能の低下によって、ハンドルやブレーキ操作が遅れて事故を起こすこともあり得ることを認識したうえで、早めのライト点灯や安全な速度での運転を心がけましょう。また、交通安全講習会や実技研修、運転適正検査なども活用して自分の運転能力をチェックしましょう。

70歳以上のドライバーの方には、次のような制度も設けられていますので、ぜひ活用してください。

  • 運転免許更新時の「高齢者講習」の受講
    70歳以上の方は運転免許更新の際に「高齢者講習」の受講が義務づけられています。
    75歳以上の方は高齢者講習の前に、「講習予備検査(認知機能)(※)」も義務づけられています。

    ※検査の結果、「記憶力・判断力が低くなっている」との結果であっても、運転免許証の更新はできますが、信号無視や一時不停止などの特定の交通違反を更新の前に行っていた場合または更新後に行った場合は、警察から連絡があり、専門医の診断を受けるか主治医の診断書を提出することになります。認知症であると診断された場合には、免許が取り消されます。
    講習予備検査について詳しくは、警察庁「講習予備検査(認知機能)について」をご覧ください。
  • 「高齢運転者標識(高齢運転者マーク))」の表示
    70歳以上のドライバーが運転する車に表示することができます。周囲の自動車運転者は、マークをつけた自動車に配慮することが義務づけられます。

画像:高齢運転者標識
(高齢運転者マーク)

※従来のマーク(下)も当面使用することができます。

画像:高齢運転者標識
(高齢運転者マーク)

そのほか、運転に自信がなくなったり、家族から「運転が心配」と言われたりしたら、勇気を出して免許の自主返納も考えましょう。

周囲の皆さんへ

  • ドライバーの皆さんは
    高齢ドライバーへの思いやりを持った運転を心がけてください。「高齢運転者標識(高齢運転者マーク)」を付けた車両に対する危険な幅寄せや割り込みは、法律で禁止されています。
  • 家族や周りの方々は
    一人ひとりの暮らしぶりなどに配慮しつつ、高齢者の変化に気づくことも重要です。「弱者」としてのみ扱わないよう心がけながら、高齢者を見守るようにしましょう。

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<取材協力:内閣府  文責:政府広報オンライン>

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