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美容医療サービスってどんなもの? 美容医療サービスの消費者トラブル サービスを受ける前に確認したい4つのポイント
トラブルは増えているの?
どんなトラブルが発生しているの? サービスを受ける前の注意点は? トラブルにあったときの相談先は?
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平成25年7月1日

「キレイになりたい」「かわいくなりたい」――そう思って受けたはずの「美容医療サービス」で、予想外の腫れや痛みなどに苦しめられるトラブルが、20代~30代女性を中心に幅広い世代で数多く発生しています。美容医療サービスの施術には、少なからず身体的なリスクが伴います。危害を受けないようにするため、美容医療サービスを受ける前にチェックしたい大事な4つのポイントを、ぜひ知ってください。

美容医療サービスってどんなもの?~「レーザー」「注射」などの医療技術を駆使。健康保険の適用外

「レーザー脱毛」や「ヒアルロン酸注射」、「脂肪吸引」、「シミ取り」、「二重まぶた手術」……。近年、美容に対する関心の高まりを背景に、こういった様々な美容医療サービスが広がりをみせています。

レーザー治療、外用薬、注射・点滴、手術などの医療技術を使って行われる美容医療サービスには、下図のように外科・皮膚科・内科の3分野があり、それぞれの専門知識・技術をもつ医師が診察や施術を行います。しかし、一部を除いて「自由診療」のため、費用は全額自己負担となります。

美容医療サービスでは、医師が提供する施術の手法や使用する材料は、医師の裁量によるところが大きいため、サービスを受ける医療機関によって、大きな差があります。

近年は、美容医療サービスの利用者が増えている一方、それによる身体的な危害を受けるなどのトラブルも増加傾向にあります。

美容医療の分類

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トラブルは増えているの?~生命・身体に係わる危害に関する相談が年々増加。特に20代後半~30代前半の女性が突出

全国の消費生活センターに寄せられた美容医療サービスに関する相談は、平成22年度からの3年間で5千件を超えており、生命・身体に係わる危害に関連する相談件数も年々増加し、全体の2割程度を占めています。(下図参照)

また、このような危害のトラブルに関する相談件数を年齢別・性別で見た場合、20代後半から30代前半の女性が突出しています(下図参照)。

美容医療サービスに関する年度別相談件数

制度概要イメージ

(備考)PIO-NETに登録された「美容医療」に関する消費生活相談情報(2013年4月30日までの登録分)。

資料:消費者庁

 

性別年代別 相談件数

制度概要イメージ

資料:消費者庁

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どんなトラブルが発生しているの?~相談者のうち約2割は症状が1か月以上も続くなど深刻な被害

特に生命・身体への危害に関するトラブル(腫れ・痛みなど)の相談が多い美容医療サービスを施術別にみると、「シワ取り」「脱毛」「シミ取り」「脂肪吸引」「二重まぶた」「豊胸」「包茎」などが大部分です。そのうち、約2割は「1か月以上」も症状が続くなど、被害の深刻度も大きなものとなっています。

トラブルの例

レーザーによる色素沈着の例(目元)

脱毛後色素沈着が残った例(わき)

リフトアップ後に顔面の神経がまひした例(口元)

豊胸後に化膿した例(胸下)

(写真:消費者庁「美容医療サービスを受けるに当たっての確認ポイント」より)

ここでトラブルの事例をいくつか紹介します。

(1)皮膚への施術によるトラブル

レーザー治療やケミカルピーリング治療(※)などにより、火傷水ぶくれかさぶた赤い斑点が残るといった症状や、シミの状態が以前よりも悪化したという事例が多数あります。

※化学薬品などを使って古い皮膚の表面をはぎ取り、新しい皮膚を形成させる美容法。ピーリング治療とも言う。

  • 脱毛
    美容クリニックで脱毛を受けている。施術中に痛みがあり、終わってみたら腕や足がミミズ腫れ状態になっていた。今日は腫れが引いてきたが、赤く縦に火傷の痕の線が残っている。
    (平成25年2月発生・女性・20歳代)
  • シミ取り
    顔のシミを薄くするためのレーザー治療があるとインターネットで知り、美容クリニックに行った。1万円ほどでお試し(治療)を1回受けた。その後、5回分のチケットを買い、レーザー治療を受けた。施術後、痛みがあり、赤く傷がついてしまったため、そのクリニックの医師の判断で(その後の)治療を中断した。痕は薄く茶色になっている。
    (平成25年発生・女性・50歳代)

(2)皮下への施術によるトラブル

シワ取り、脂肪吸引などの施術により、傷痕あざが残ったといった事例が多数あります。脂肪吸引では、術後に痛みしびれだけでなく、死亡に至ったケースも

  • シワ取り
    年齢より若く見える写真が何枚も載っている広告を見て、美容形成のクリニックに電話予約をした。当日、医師からシワ取りのためのヒアルロン酸注射の説明を聞いた。ヒアルロン酸の効果について、害はないか、腫れるのではないかと質問したところ、「安い物は1か月か半年しかもたない。こちらのはコーティングされているので、1回で一生涯もつ。うちでは腫れたことはほとんどない。上手いから」と言われた。しかし、施術後に顔が腫れてしまい、外にも出られず、効果にも疑問を持つようになった。
    (平成24年11月発生・女性・70歳代)
  • 脂肪吸引
    上半身、お腹、二の腕の脂肪吸引手術をした。施術前に、術後1か月くらいは腫れると説明があった。手術して3か月経つが二の腕が上がらず痛みを感じる。重いものが持てずに仕事も休んだ。下半身の手術(を受けるの)が不安になりキャンセルして、クレジットの組み換えを求めたができないと言われた。
    (平成24年5月発生・女性・40歳代)

(3)切開などの外科的施術によるトラブル

二重まぶたの治療では、ひきつりなどの神経障害だけでなく、角膜への傷害が生じた事例も。豊胸手術では、化膿や神経に傷が付くなどの事故が起きています。包茎手術では、術後に化膿出血腫れといった症状が継続的に続いたという事例が多数あり、傷痕がでひきつれているというケースもあります。

  • 二重まぶた
    インターネットで、二重まぶたの美容整形を検索して、メスを使わない二重施術が31,500円と広告があった。病院でのカウンセリングで、歳なのでまぶたを切開して脂肪をとらないと二重にならないと、全切開施術を勧められた。二重になりたかったので、仕方がないと思い、施術を受けて代金42万円をクレジットカードで支払った。翌日、切開痕が裂けて出血し、腫れて眼が開けられなかった。その後、腫れ出血が続いた。二重まぶたにはなってなく、腫れているのでメガネで隠さないと外出できない。
    (平成24年3月発生・女性・40歳代)
  • 包茎手術
    雑誌などを見て有名なクリニックで、包茎の手術だけ受けるつもりだったが、「亀頭を増大させて陰茎を長くすることもできるのでオプションで付けないか」と勧められ、約160万円のクレジット契約を結んだ。手術前に「切開手術なのに入院をしなくていいか」と聞いたら「その日のうちに仕事に行っても問題がない」と言っていたが、手術後、とても歩ける状態ではないのに退院させられ、あまりの痛みのために地元の別の病院を受診したところ「傷が開いている」と言われ即ちに入院となった。
    (平成23年11月発生・男性・30歳代)

※事例の出典:消費者庁「美容医療サービスを受けるに当たっての確認ポイント」より作成

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サービスを受ける前の注意点は?~知っておきたい4つの確認ポイントをチェック

危害を被った人の中には、美容医療機関のホームページや広告などを見ただけで「自分はこうなれる!」「今よりも、もっときれいになれる!」と思い込み、具体的な施術内容や痛みや失敗の危険性について十分に理解しないまま、施術を受けたケースも少なくありません。

まずは、美容医療サービスには「リスク」があることをしっかりと認識することが重要です。それでも美容医療サービスを受けようとする場合には、次の4つのポイントを必ず確認してください。

美容医療サービスを受けるに当たっての確認ポイント

Q1.ホームページや広告などの情報をうのみにしていないか

厚生労働省が定めた「医療機関ホームページガイドライン」はあるものの、未だ不適切な表現を行っている医療機関のホームページや広告が多くみられるので、十分にご注意を。また、医療機関ホームページなどの掲載内容には都合の良いことだけが書かれている場合もあるので、これらの情報のみをうのみにしないことが大事です。

ガイドラインにより掲載すべきではないとされている表現

№1、一番、最高、絶対、安心・安全、手軽、痛くない、失敗はない、タレント・モデル御用達、皆さんやっている、モニター価格、キャンペーン期間中、○○%OFF、先着○名様限定・・・など

Q2.医療機関に行く前に、受けたい施術や医療機関の情報をきちんと確認したか。

  • 施術内容を詳しく調べる
    施術の手法や使用する材料などは多種多様であり、自分が受けたい施術内容について、どのようなものがあるのか、複数の医療機関からしっかりと情報入手を。

また、「ニキビ」「シミ・ほくろ」「包茎」などでは保険診療の対象となる場合があるので、まずは保険診療を取り扱っている医療機関に相談することも一案です。

  • 担当医師の経歴や専門分野の確認
    例えば、「シミ取り」なら皮膚科、「ほくろ取り」なら外科といった専門の診療科があるため、診療科名や担当医師の経歴、症例数などの内容を医療機関に確認することは必要不可欠です。

Q3.施術を決める前に、リスクや施術効果についての説明を求める

施術による副作用や合併症(痛み・出血・腫れ・火傷・神経障害など)があり得るか、施術後に状態が安定するまでに要する期間はどのくらいかなどリスクについて、しっかりと説明を求めることが必要です。

また、同じ医師が同じ施術をしても必ずしも同じ効果が得られるとは限りません。患者側の思い込みと医師側の意識や現実との間にはギャップがあるので、施術を決める前に十分な説明を医師に対して求めるとともに、自分が「何を」したいのかをしっかりと医師に伝えることが重要です。

(例:レーザー治療の場合)
一般的にレーザーの出力を上げると施術効果は上がるものの、火傷などのリスクも高くなるため、どのような出力レベルで施術を行うかについて、事前に医師との間でしっかり話し合う、など。

Q4.その施術は本当に必要か。

医療機関によっては、初診当日にいきなり施術を勧めたり、当初の予定にはない追加オプションを勧めたり、より効果があると言って高額な施術を勧めたりすることもあります。その場合は時間をおいて、本当にその施術を行うのがよいのか、施術方法などが自分の求めるものと合うのかなどを冷静に自分で判断を。即日施術は絶対に止めましょう。

※資料:消費者庁「美容医療サービスを受けるに当たっての確認ポイント」[PDF]

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トラブルにあったときの相談先は?~一人で悩まず、早めに最寄りの消費生活センターなどへ!

美容医療サービスについては、契約に係わるトラブルも多く起こっています。美容医療サービスは、特定商取引法(※)の適用外となり、クーリング・オフや中途解約ができません。いったん契約すると、解約や返金が難しいケースがあるため、契約は慎重に行いましょう。

※特定商取引法:訪問販売や電話販売、通信販売、特定継続的役務提供(例えば、語学教室・家庭教師・パソコン教室ほか)など、消費者トラブルが発生しやすい商取引について、不公正な勧誘などを規制するとともに、クーリング・オフや契約解除などの規定を定めた法律。医師以外の者が施術を行う「エステティック」も「特定継続的役務提供」に該当するため、クーリング・オフや中途解約などが可能。

万一、美容医療サービスをめぐるトラブルにあったときは、一人で悩まず、早めに最寄りの消費生活センターなどに相談しましょう

相談窓口

※消費者ホットラインでは、お近くの相談窓口(消費生活センターなど)を案内しています。なお、案内先の受付時間については各窓口で異なるので注意してください。
※PHS、IP電話、プリペイド式携帯電話は利用できません。

  • 土日祝日は、都道府県の消費生活センターなどが開所していない場合、国民生活センターに電話がつながります。

(一部地域や年末年始、国民生活センターの建物点検日を除きます。)

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<取材協力:消費者庁  文責:政府広報オンライン>

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