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平成28年7月15日
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あなたもご協力を!命が救える身近なボランティア「献血」

病気やけがの治療のために、日本国内では毎日約3,000人もの患者が輸血を受けています。しかし、輸血に必要な血液製剤は人工的に造れないうえ、長期間の保存もできないため、血液製剤を常に確保しておくには年間を通じた継続的な献血へのご協力が不可欠です。しかし、少子高齢化の影響などによって、将来、延べ献血者約85万人分の血液が不足するおそれがあります。献血は身近にあるボランティアです。若者世代をはじめ、多くの皆さんによるご理解とご協力を!

INDEX

1.なぜ、献血が必要なの?

~輸血に不可欠な血液は人工的に造れないうえ、長期保存もできない

病気やけがで血液が必要な患者さんには、健康な人の血液を補給して治療(輸血)する必要があります。輸血と言えば、交通事故などで大けがを負ったときに使われるイメージがありますが、実際には約8割が病気治療に使用されており、けが治療は全体の3%程度です(円グラフ参照)。なお、病気治療のうち大半を占めるのが、日本人の2人に1人がなると言われる「がん」の治療です。そして毎日、約3,000人もの患者さんが血液を必要としていると言われています。

平成26年東京都福祉保健局調べ

しかし、医療が発達した今日でも血液は人工的に造れません。さらに、血液は必要な治療に応じて様々な血液製剤に加工されて使われます。しかし、その血液製剤は、生きた細胞である血液から造られるため長期間保存することはできません。例えば、貧血や外科手術前後の輸血に使われる赤血球製剤では採血後3週間、血管損傷時に血管を塞いで止血する血小板の製剤になるとわずか4日間など、中には有効期間が非常に短い血液製剤もあります。

主な血液製剤と有効期間

資料:厚生労働省

そこで、輸血を必要としている患者さんに対して血液を安定的に届けるためには、多くの方からの年間を通した継続的な献血へのご協力が必要不可欠なのです。

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2.血液は不足しているの?

~若い世代の献血者が減少傾向。このままでは将来、延べ献血者約85万人分の血液が不足するおそれ

献血への協力者数はここ数年減少傾向ですが(平成27年は491万人)、その中にはリピーターも数多く含まれています。さらに、世代別で見ると10代から30代の若年層の減少傾向が顕著で、特にこの10年間で約3割も落ち込んでいます。その理由として考えられるのが、少子化による影響以外にも献血への関心の薄れといった若者の献血離れなどが挙げられます。

一方で、輸血を受ける人の約8割を50歳以上が占めています(グラフ2参照)。今後、少子高齢化の進行によって、この数はますます増加すると予想され、このままでは医療に必要な血液が今後大幅に不足するおそれがあります。ちなみに、平成26年に行われた日本赤十字社の推計によると、平成39年(2027年)には需要がピークを迎え、血液の不足量が延べ献血者約85万人分を超えるとされています(グラフ3参照)。

グラフ1:献血者数の推移

資料提供:厚生労働省

グラフ2:輸血を受ける人の年齢別割合

平成26年東京都福祉保健局調べ

グラフ3:必要献血者延べ人数のシミュレーション

資料提供:日本赤十字社

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3.献血はだれでもできるの?

~基準を満たした16歳から69歳までの健康な方なら可能

献血は16歳から69歳までの健康な方であれば、健康への影響はほとんどありません。

しかし、健康状態が良くないときの献血は本人の健康を損なうおそれがあるうえ、輸血を受けた患者さんの健康にも深刻な影響を及ぼしてしまうこともあります。そこで、両者を守るために様々な基準や制限が設けられています。

なお、献血の種類には、血液のすべての成分を献血する「全血献血」(200mLまたは400mL)と、血液中の血漿(けっしょう※)や血小板(※)だけを献血する「成分献血」(血漿成分献血または血小板成分献血)の大きく2つがあり、それぞれの種類によって以下のとおり採血基準が異なります。

※血漿(けっしょう)
体内に酸素や栄養を運び、炭酸ガスなどの老廃物を肺や腎臓に運ぶ
※血小板
血管が損傷したときに、血管をふさいで出血を止める

<献血種類別の主な採血基準>

  全血献血 成分献血
  200mL全血献血 400mL全血献血 血漿成分献血 血小板成分献血
1回献血量 200mL 400mL 600mL以下
(循環血液量の12%以内)
400mL以下
年齢(※) 16歳~69歳 男性17歳~69歳
女性18歳~69歳
18歳~69歳 男性18歳~69歳
女性18歳~54歳
体重 男性45kg以上
女性40kg以上
男女とも50kg以上 男性45kg以上
女性40kg以上

※65歳~69歳までの方は、献血いただく方の健康を考慮し、60歳~64歳の間に献血経験がある場合に限る。

また、上記の採血基準を満たしていても、献血者本人の健康と輸血を受ける方の安全性を守るために、下記の事項に該当する場合や献血当日の問診結果によっては、献血できないことがあります。

献血を制限される方の例

  • 薬を服用
    病気や薬の種類によっては不可。(ビタミン剤などは可)
  • 最近、歯医者で治療を受けた
    3日以内に出血を伴う歯科治療(抜歯・歯石除去など)を行った場合。
  • 予防接種を受けた
    接種後、一定期間は不可(予防接種の種類によって期間が異なる)。

    インフルエンザ、A型肝炎など:接種後24時間
    B型肝炎、風しん、おたふくかぜなど:接種後4週間

  • ピアスをしている
    基本的に、穴を開けてから1~6か月間は不可。(穴の開け方にもよる。唇や口の中、鼻など粘膜を貫通したピアスの場合は不可)
  • 4週間以内に海外から帰国
    輸血を媒介して感染が危惧される疾患(ウイルス感染症など)によるリスクを軽減するため

※上記以外にも、当日の体調が悪い方や心臓病や脳卒中・ぜんそくなど特定の病気にかかったことのある方、輸血・臓器移植の経験がある方、妊娠中や授乳中の女性なども献血を避けてください。また、感染症の検査を目的とする献血は、絶対に行わないでください。

詳しくはこちら

7月は「愛の血液助け合い運動」 月間

画像:献血キャラクター「けんけつちゃん」
「けんけつちゃん」の画像使用については
厚生労働省医薬・生活衛生局血液対策課献血推進係あて
(電話:代表03-5253-1111)
にお問い合わせください。

輸血用血液製剤を安定確保できる体制づくりのため、国民の皆さんに献血へのご理解とご協力をお願いすることを目的に、厚生労働省では7月の1か月間を「愛の血液助け合い運動」月間として、重点的に献血への呼びかけを行っています。

期間中は、献血に長年協力されている方々への表彰や献血の体験発表などを行う「献血運動推進全国大会」を開催するほか、地域や学生のボランティア団体などの協力を得て全国各地で行うイベントを通じて、献血への参加を積極的に呼びかけます。

皆さんも、ぜひこの機会に「愛の献血」へのご協力をお願いします。

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4.献血はどうやって行われるの?

~医師による問診や検査採血によって、健康状態に問題ないと確認できれば献血開始

献血をする場合、次のような流れで行われます。

(1)献血受付

「献血前にお読みください」や「献血の同意説明書」に書かれた内容を理解・同意したうえで、献血の申し込みをします。また、安全で責任ある献血のために、本人確認を実施しており、その際には身分証明となるものが必要です。(献血カード持参の場合は暗証番号の入力または生体(指静脈)認証で本人確認を行います。)

(2)質問への回答

献血する方の安全を守り、また、患者さんも安心して輸血を受けられるよう、健康状態を確認する質問に回答します。

(3)問診・血圧測定

回答いただいた内容に基づき、医師による問診と血圧測定を行います。

(4)ヘモグロビン濃度測定、血液型事前判定

貧血の心配がないか、ヘモグロビン濃度測定と血液型の事前判定を行います。(成分献血の場合は血小板数の測定も実施)。

(5)採血

献血する方の健康状態が問題ないと確認できれば、採血ベッドに横になり採血開始となります。なお、採血に要する時間は全血献血では10分~15分、成分献血は採血量に応じて40分~90分程度です。

(6)休憩

献血後は、少なくとも10分以上休息をとり、十分に水分を補給します。(トイレは、十分に休んでから行きましょう)

(7)献血カードの受取り

最後に献血カードを受け取り、終了となります。献血カードには、次回の献血可能日などが印字されています。

画像:厚生労働省「献血を理解するための高校生用テキスト」より

献血後には副作用としてめまいや皮下出血などがまれに起こることがあります。
献血後は、水分の補給と少なくとも10分以上の休憩を。また、献血直後の喫煙・飲酒、献血当日の水泳やマラソンなどの激しいスポーツや、採血側の腕に強い力がかかるような重労働のほか、入浴(献血後2時間以内)やサウナ(献血当日)は避けましょう。

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5.献血はどこでできるの?

~全国各地にある血液センターや献血ルーム、献血バスなど

献血は、全国各地にある血液センター(一部除く)や献血ルーム(常設)、地域ごとに運行されている献血バスで可能です。詳しくは、日本赤十字社ウェブサイトで知ることができます。

また、企業や学校などに対しては、献血バスの出張訪問や、訪問先の会議室などを臨時の献血会場とする「オープン献血」も実施されているので、詳しくは最寄りの血液センターまでお問い合わせください。

なお、献血ができる時間は地域や施設によって異なります。また、キッズスペースを設けた献血ルームもあるので、詳しくはそれぞれの献血ルームにお問い合わせください。

献血は身近にあるボランティアです。これを機にぜひ一度、参加してはいかがでしょう。

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<取材協力:厚生労働省 文責:政府広報オンライン>

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