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「食育」がなぜ大事なの?! 「食」を通じて体と心、そして社会との絆を考える 広げよう「食育の環(わ)」
「食べる力」はどうやって身に付けるの?
どのような食事が健康にいいの? 食育は家族や社会にどう関わるの? 私たちの食べ物はどこから?
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平成27年5月18日

「食育」とは、様々な経験を通じて、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できるようになることです。食べることは生涯にわたって続く基本的な営みですから、子どもはもちろん、大人になってからも「食育」は重要です。毎年6月は「食育月間」。食べ物について改めて考えて、「生産から食卓まで」の食べ物の循環、「子どもから高齢者、そして次世代へ」といった生涯にわたる食の営みの循環である「食育の環(わ)」を広げましょう。

「食育」がなぜ大事なの?!~子どもから大人まで、生涯にわたる「食べる力」=「生きる力」を育むために

内閣府が実施した「食育に関する意識調査(平成26年3月)」によれば、「食育」という言葉は、国民の8割近くに認知されるようになっています。この食育とは、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間に育つことです。

なぜ、今、「食育」なのでしょうか。食べることは、私たちが生きていく上での基本的な営みです。しかし、近年は、栄養の偏りや不規則な食事などにより、30~60歳代の男性を中心とする肥満の増加や、それらが原因と考えられる生活習慣病の増加がみられます。また、20歳代女性にみられる過度のダイエット志向は、将来の骨粗しょう症予防のためにも改善が必要なところです。さらには食の安全や信頼にかかわる問題や、外国からの食料輸入に依存する問題など、食を取り巻く環境が大きく変化しています。こうした中で、食に関する知識を身に付け、健康的な食生活を実践し、心と身体の健康を維持し、生き生きと暮らすために、生涯にわたって「食べる力」=「生きる力」を育む食育が重要になっているのです。

食育で身に付けたい「食べる力」には、食事を通じて「心と身体の健康を維持できること」、「食事の重要性や楽しさを理解する力」、「食べ物を自分で選択し、食事づくりができる力」、「家族や仲間と一緒に食べる楽しみを味わう力」、「食べ物の生産過程を知り、感謝する気持ちを持つこと」などが含まれます。これらは、子どものころから家庭や地域、学校など様々な場所で学び、身に付けていくものです。そして、これらは、大人になってからも生涯にわたって実践し、育み続けていくものです。さらに大人には、そうした食の知識・経験や日本の食文化などを「次世代に伝える」という役割もあります。

こうした食育を進めるため、政府は、「第2次食育推進基本計画」において次の3つの「重点課題」を掲げ、取組を進めているところです。

(1)生涯にわたるライフステージに応じた間断ない食育の推進

(2)生活習慣病の予防及び改善につながる食育の推進

(3)家庭における共食を通じた子どもへの食育の推進

食育を実践するのは、私たち一人一人です。以下に紹介する日常生活の中での主な取組を参考に、できることから食育を始めましょう。

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「食べる力」はどうやって身に付けるの?~例えば朝ごはんの見直しから始めよう。朝ごはんをきちんと食べると、勉強も仕事もはかどります

食育には、様々な考えが含まれていますが、食育を実践し「食べる力」を身に付けるには、何から始めればよいでしょうか。例えば朝ごはんをきちんと食べることが、その第一歩になるかもしれません。

食事と健康は深く関係しています。朝ごはんを食べないと、1回の食事の量が増え、食べ過ぎることもあり、肥満や生活習慣病の発症につながることもあります。栄養バランスのとれた、規則正しい食生活をするために、まずは朝ごはんをきちんと食べることから始めましょう。

朝ごはんは1日のパワーの源になる食事ですが、近年、若い世代を中心に、朝食を摂らない人が多くなっています。厚生労働省の「平成25年国民健康・栄養調査[PDF]」によれば、朝ごはんをきちんと食べない人(※まったく食べない、または果物や菓子、錠剤のみ)は、20代男性で30.0%、30代男性で26.4%、20代女性で25.4%となっており、ほかの世代に比べて多くなっています。

「朝は忙しくて、つくったり食べたりする時間がない」「朝ごはんより寝ていたい」「朝ごはんくらい抜いたって大丈夫」と考える人がいるかもしれません。しかし、朝ごはんを食べないと、脳のエネルギーが不足して、イライラしたり、集中力がなくなったりして、勉強や仕事もはかどらなくなってしまうのです。例えば、朝ごはんを毎日食べていること食べていない子を比較すると、朝ごはんを毎日食べている子のほうが成績がよいというデータもあります。

朝食の摂取と学力調査の平均正答率との関係
(文部科学省「平成26年度全国学力・学習状況調査」)

また、朝ごはんを食べないと、体を動かす力が出ないため、体が重く、だるさや疲労感が残って元気が出ません。朝ごはんをきちんと食べることで、眠っている間に低下した体温が上昇し、脳にエネルギーが供給され、身体と脳が1日の活動の準備を整えることができるのです。1日の食事を規則的に摂り、生活リズムを作っていくことが、健康的な生活習慣にもつながります。朝ごはんで、生き生きとした1日のスタートを切りましょう。

下記のページに、朝ごはんをきちんと食べるための工夫が紹介されていますので、ぜひ、参考にしてください。

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どのような食事が健康にいいの?~年齢や活動量などに応じた、バランスのとれた適量の食事で健康な毎日を

1日3食、規則正しく食事をすることとあわせて重要なのが、栄養バランスのとれた食事をすることです。内閣府の「食育に関する意識調査」(平成25年3月)によると、バランスのとれた食生活をいつも心がけている人は全体で約5割、20代男性では約2割しかいません。

栄養バランスのとれた食事のためには、食事を作ったり、選んだりするときに、主食、主菜、副菜を組み合わせるようにすることです。

主食 ごはん、めんなどの穀物を主な材料にした料理。炭水化物を多く含み、エネルギーの元になる。
主菜 魚、肉、たまご、大豆を主な材料にした料理。たんぱく質や糖質を多く含む。
副菜 野菜、いも、海藻などを主な材料にした料理。いろいろなビタミン、鉄、カルシウム、食物繊維などを多く含む。

何をどれだけ食べるかは、性別、年齢、身体活動量によって異なります。食べ過ぎは肥満につながりますので、自分の活動量を考えて、食べる量に注意しましょう。主食、主菜、副菜を組み合わせながら、1日に何をどれだけ食べればよいかの目安として、「食事バランスガイド」があります。これは、「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」の5つの料理区分に分け、それぞれの料理区分の適量をイラストで分かりやすく示したものです。食事バランスガイドの活用方法は、下記のウェブサイトなどに分かりやすく紹介されています。上手に活用して、いつも栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

ちなみに、ご飯とみそ汁に、魚や肉、野菜、海草、豆類などの多様なおかずを組み合わせて食べる「日本型食生活」は、脂質が少なく、野菜をたくさん摂れるため、健康的で栄養バランスに優れていると言われています。栄養バランスの良い食生活を送るためにも、日本型食生活を積極的に取り入れましょう。

詳しくはこちらをご覧ください。

世代別ワンポイントアドバイス

栄養バランスを考えた食事をする際、妊娠中の女性や若い女性、お腹周りが気になる方、高齢者の方は、次のようなことにも気をつけましょう。

【妊娠中の女性の方は】
胎児の発育や妊娠中の母体の健康を考えた食事を心がけましょう。

主食を中心に、エネルギーをしっかり摂る
不足しがちなビタミン、ミネラルを副菜でたっぷり摂る
体づくりの基礎となる主菜は適量を
牛乳・乳製品などの多様な食品を組み合わせてカルシウムを十分に摂る
妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい範囲に

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

【若い世代の方は】

若い世代では、朝ごはんを食べない人の割合が多くなっています。生活リズムを見直してみましょう。

野菜を食べる量が少ないのもこの世代。あと一皿、野菜料理を増やすように心がけましょう。

若い女性では、やせすぎている人が増えてきています。無理なダイエットは生理不順や将来の骨粗鬆症などを招く一因にもなります。きちんと食べて、適度な運動を心がけ、適正体重を目指しましょう。

 

【お腹周りが気になる世代は】

中高年の男性の2人に1人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)かその予備群と言われています。メタボリックシンドロームにならないために、まずは肥満の予防を。食事の内容や量、間食や飲酒など、日頃の食生活を見直し、脂質や炭水化物の過剰摂取を改善しましょう。定期的に体重を量り、適度な運動を心がけ、適正体重を目指しましょう。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

【高齢者の方は】

食事の量が足りないと体重が減り、体力も衰えてきます。主菜や乳製品などもしっかり摂って、健康や体力を維持しましょう。また、高齢になるとのどの渇きを感じにくくなり、脱水症状を起こしやすくなるので、飲み物でこまめに水分補給するよう心がけましょう。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

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食育は家族や社会にどう関わるの?~「共食」を通じて家族や仲間とのコミュニケーションを深め、食に関する知識や文化を子どもに伝えよう

食事の場は、コミュニケーションの場でもあります。最近は、核家族化やライフスタイルの多様化などによって、家族みんなが集まって食事をする機会が減ってきており、家族と同居していても夕食を一緒に食べる頻度が週に2~3日以下の人が30.7%もいます(内閣府「食育に関する意識調査(平成26年3月)」)。

家族や仲間と、会話を楽しみながら、ゆっくり食べる食事は、心も体も元気にしてくれます。このように、みんなで一緒に食卓を囲んで、共に食べることを「共食」と言います。共食には、一緒に食べることだけではなく、「何を作ろうか」と話し合って一緒に料理を作ったり、食事の後に「おいしかったね」と語り合ったりすることも含まれます。

子どもがいる家庭では、家族みんなで一緒に食卓を囲むことによって、子どもたちは食事の楽しさを実感することができます。また、箸の正しい持ち方や食事のマナー、「いただきます」「ごちそうさま」といった食事のあいさつ、栄養のバランスを考えて食べる習慣や食べ物を大事にする気持ち、郷土料理や季節の料理といった食の文化などを、親や祖父母から子どもに伝える良い機会にもなります。

また、若者からお年寄りまで、一人暮らしの方が多くなっていますが、一人だと食事を作るのが面倒だったり、食欲があまり出なかったりすることはありませんか。一人で食べるより、誰かと一緒に食べれば、食事は楽しくおいしく感じます。一人暮らしの皆さんは、友達や仲間を誘って一緒に食事をする機会を増やしてみませんか。地域の食事会や食のイベントなどが開催されている場合もありますので、積極的に参加して、一緒に食べる楽しさを味わいましょう。

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食育は家族や社会にどう関わるの?~食料は、様々な国や地域、様々な人の手によって支えられている

皆さんは、毎日口にしている食べ物が、どこでつくられ、どのようにして私たちの食卓まで届くかを考えたことがありますか。食べ物が私たちのところに届くまでには、様々な生産・加工・流通の工程があり、たくさんの人たちの手によって支えられています。食べ物を取り巻く様々なことがらについて、知識や理解を深めたり、体験したりして、食べ物の大切さを考えてみましょう。

(1)食料自給率について考えてみる

国内で消費する食料のうち、どのくらいが国内で生産されているかの割合を「食料自給率」といいますが、平成25年度現在、日本の食料自給率(カロリーベース)は約40%で、約60%は海外からの輸入によるものです。他の先進国の食料自給率と比べると、日本の食料自給率はとても低いことが分かります。食料自給率が低いと、私たちの生活にはどのような影響があるのか、また、食料自給率を向上させるために私たちができることは何かを考えてみましょう。

主な国の食料自給率(2011年カロリーベース)

(資料:農林水産省)

(2)食品ロスについて考えてみる

世界中で8億人を超える人々が飢餓や栄養不足で苦しんでいる一方で、日本では、年間500万トン~800万トンの「食品ロス」が排出されています。食品ロスは、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、本来なら食べられるのに捨てられている食料です。もったいないとは思いませんか。食品ロスを減らすために、私たちはどのようなことを心がけたらよいのか、考えてみましょう。

 

(3)農業や漁業などの生産現場に触れる

農林漁業体験は、消費者が自然の恩恵や食料の生産活動を知って、食生活が多くの人の手に支えられていることを考えるきっかけになる取組として注目されています。学校の農業体験授業や教育ファームや体験農園など、全国各地で様々な農林漁業の体験活動が行われています。

また、地域で生産された新鮮な農産物を直売所で買ったり、地元産の食材を使った飲食店を利用したりするなど「地産地消」も食育の取組の一つです。産地や生産者について理解したり、地域の活性化や食料自給率の向上に貢献したりすることができます。

 

「食育の環(わ)」

食育は、「食」に関わる様々な分野や関係者が連携・協力を図りながら推進する必要があります。内閣府では、平成24年に作成した「食育ガイド」に、食育の全体像を俯瞰する図を、「食育の環」として示しています(下図)。

食育の環とは、「生産から食卓まで」の食べ物の循環、「子どもから高齢者、そして次世代へ」といった生涯にわたる食の営みの循環です。また、食育は、豊かな自然、先人から受け継がれてきた文化、社会経済といった環境と密接な関係を持ち、生活の場としての地域とのつながりも重要です。

「食育ガイド」は、生涯にわたって大切にしたい食育について、具体的な取組の最初の一歩を踏み出すための手引きとして作成したもので、皆さんが、食育の実践に結び付けていけるように、食生活の振り返りを行い、実践できそうなことをチェックしたり、書き込んだりすることができるようになっています。食育ガイドは、内閣府食育推進ホームページに掲載されていますので、ぜひ、皆さんの食育の実践のためにご活用ください。

食育の環
(「食育ガイド」(平成24年5月内閣府)より)

毎年6月は「食育月間」であり、毎月19日は「食育の日」です。

(画像:第10回食育推進全国大会ポスター)

毎年6月は「食育月間」です。国や地方公共団体、関係団体などが協力して、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、食育の一層の浸透を図ることとしています。

月間中の平成27年6月20日(土)と21日(日)には、東京都墨田区において、内閣府と墨田区、第10回食育推進全国大会すみだ実行委員会の共催による第10回食育推進全国大会が開催されます。大会では、ワークショップ、シンポジウムや展示会などを中心に様々な催しが行われますので、ぜひお越しください。(展示会以外は事前申し込み(締め切り5/25)が必要なプログラムが多いため、大会ホームページからお早目にお申込みください:大会ホームページ

また、毎月19日は、自分や家族の食生活を見直す、「食育の日」とされています。「食育月間」や「食育の日」を機会に、皆さんも食育に取り組んでみませんか。

内閣府の食育推進ホームページには、ほかにも食育に関する様々な情報を掲載していますので、ぜひ、皆さんの「食育」にご活用ください。

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<取材協力:内閣府  文責:政府広報オンライン>

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