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平成28年12月13日
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小さなお子さんのいるご家庭へ B型肝炎が定期の予防接種の対象疾病になりました

予防接種は感染症を予防するために最も特異的でかつ効果的な方法の一つです。予防接種法に基づく定期の予防接種として、平成28年10月から、新たにB型肝炎が定期予防接種の対象疾病に追加されました。

INDEX

1.定期予防接種って何?

~予防接種法に基づいて、接種回数や接種時期を定め、市町村が実施する予防接種です

予防接種とは、感染症の原因となるウイルスや細菌などの病原性を無くしたり弱めたりした「ワクチン」を体に接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)を獲得するための予防手段です。抵抗力を身につければ、一般にその病気にかかりにくくなり、また、病気にかかってしまっても重症となることを防ぐことができます。

また、予防接種を受けることで、自分が病気にかかることを防ぐだけでなく、周囲の人への次の感染を防ぎ、その病気が流行することを防ぐことにもつながる場合があります。
すべての感染症に対してワクチンがあるわけではありませんが、風しん、結核、ジフテリア、破傷風、日本脳炎などさまざまな病気のワクチンが開発され、それらの接種によって、特定の病気を予防できるようになっています。

定期予防接種は、予防接種法に基づいて、病気ごとに接種の対象となる年齢などの条件が定められて、市町村が実施することとされています(※)。一般に、対象者にお住まいの市町村などから連絡がありますが、自分や家族が、どの病気の定期予防接種の対象に含まれるかなど、お住まいの市町村や厚生労働省のサイトなどで確認することをお奨めします。
また、費用の助成があり、無料または実費より低い負担で接種を受けることができます。
定期予防接種の対象の病気でも、年齢を過ぎるなどして対象から外れる場合は定期予防接種とはみなされず、その予防接種を受けたい場合は、任意予防接種として実費を負担して受けることになります。ただし、定期予防接種の対象期間に長期にわたり療養を必要とする疾病にかかるなど、特別な事情により予防接種を受けることができなかった場合には、特例措置として対象の期間を過ぎた後でも定期予防接種の対象者となることがあります。また病気やワクチンによっては、任意予防接種であっても助成を行う自治体もあります。
※予防接種法に基づいて実施されている定期予防接種の対象となる疾病は、感染症の流行を抑え、重症化を予防することを主な目的としたA類疾病と、接種を受ける方の個人の予防を主な目的としたB類疾病があります。そのほかに、予防接種を希望する個人の方が受ける「任意予防接種」などがあります。

定期予防接種の対象となる病気や年齢の概要は、下表のようになります。

定期予防接種

定期予防接種の対象となる病気 主な対象者(※1)
A


ジフテリア百日せきポリオ破傷風 第1期:生後3月から生後90月に至るまで
第2期:11歳以上13歳未満
(第2期はジフテリア・破傷風のみ)
麻しん・風しん 第1期:生後12月から生後24月に至るまで
第2期:5歳以上7歳未満のうち、就学前1年
日本脳炎 第1期:生後6月から生後90月に至るまで
第2期:9歳以上13歳未満
結核 生後1歳に至るまで
Hib感染症 生後2月から生後60月に至るまで
肺炎球菌感染症(小児) 生後2月から生後60月に至るまで
ヒトパピローマウイルス感染症 小学6年~高校1年生相当の女子
水ぼうそう(水痘) 生後12月から生後36月に至るまで
B型肝炎(※2) 生後1歳に至るまで
B


インフルエンザ (1)65歳以上の者
(2)60歳から65歳未満の慢性高度心・腎・呼吸器機能不全者等
肺炎球菌感染症(高齢者) (1)65歳の者
(2)60歳から65歳未満の慢性高度心・腎・呼吸器機能不全者等

※1 ワクチンによって、定められた期間の間隔をおいて複数回接種するものもあります。
※2 B型肝炎は平成28年10月から定期予防接種の対象となる病気に追加されました。

また、主な対象者以外にも、定期接種の対象となる方がおられますので、詳しくは厚生労働省ウェブサイト「予防接種情報」や最寄りの自治体の予防接種関連のウェブサイトなどでご確認ください。

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2.「B型肝炎」の予防接種は、いつ受ければいいの?

~1歳の誕生日の前日までに、3回接種しましょう

平成28年10月1日から「B型肝炎」が追加されました。B型肝炎は、B型肝炎ウイルス感染によっておこる肝臓の病気です。B型肝炎ウイルスへの感染は、B型肝炎ウイルスに感染した血液等に接触した場合に、感染を起こすことがあり、一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。また、経過の違いから、急性肝炎と慢性肝炎があり、急性肝炎は稀に劇症化する場合もあることから注意が必要です。キャリアになると慢性肝炎になることがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝がんなど命に関わる病気を引き起こすこともあります。

B型肝炎のワクチンを接種することで、体の中にB型肝炎ウイルスへの抵抗力(免疫)ができます。免疫ができることで、一過性の肝炎を予防できるだけでなく、キャリアになることを予防でき、まわりの人への感染も防ぐことができます。
これまでは、保護者や医師の判断で接種できる任意予防接種の扱いでしたが、平成28年10月1日以降は、定期予防接種の対象となりました。

B型肝炎の定期予防接種

(1)対象者
平成28年4月1日以後に生まれた、生後1歳に至るまでの間にある者

(2)標準的な接種期間
・接種期間:生後2か月から生後9か月に至るまでの間
・接種間隔:27日以上の間隔をおいて2回接種した後、第1回目の注射から139日以上の間隔をおいて1回接種する

*B型肝炎の予防接種を任意接種で必要回数受けた場合は、上記の対象者であっても、B型肝炎の定期予防接種を受ける必要はありません。

定期予防接種の実施主体は市町村となります。B型肝炎の定期予防接種を受けられる場所(医療機関など)や接種費用などの詳細については、お住まいの市町村に問い合わせてください。

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3.予防接種を受ける際の注意点

~予防接種は体調のよいときに受けましょう

予防接種を受ける本人やそのご家族は、次のような点に注意しましょう。

予防接種を受ける前の注意点

予防接種は体調のよいときに受けましょう。また、日頃から、体質や体調など健康状態によく気を配り、何か気にかかることがあれば、あらかじめかかりつけの医師や保健所、市町村担当課に相談してください。

次のような場合は予防接種を受けられません。

  • 熱がある場合
  • 重い急性疾患にかかっている場合
  • 予防接種でアナフィキラシー(※)を起こしたことがある場合には、アナフィラキシーを起こした予防接種と同じ予防接種は受けられません など

※ 急激なアレルギー反応として現れるじんましんや呼吸困難などの症状が、複数現れる状態

また、以下に当てはまる人についての予防接種は、かかりつけ医に相談したうえで、受けるかどうかを判断してください。

  • 心臓病や腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療を受けている人
  • 過去の予防接種で、2日以内に発熱や発疹、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた人
  • 過去にひきつけを起こしたことがある人
  • 過去に免疫不全の診断を受けたことがある人、近親者に先天性免疫不全症の人がいる人
  • 卵や抗生物質、安定剤などのアレルギーがあるといわれたことのある人 など

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4.予防接種を受けた後の注意点

~万一、重い副反応が出たときはすぐに医師に相談を

予防接種を受けた当日は、次のことに気をつけましょう。

  • 接種後30分くらいは、接種した医療機関の中で様子をみるか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応はこの間に起こることがあります。
  • 帰宅後も、激しく体を動かすことは避けさせましょう。
  • 接種部位は清潔に保ちましょう。
もしも、副反応が起こったときは?

健康な子供や大人では、ワクチンを接種してもほとんど体の変化は見られませんが、人によっては、接種した箇所が赤くなったり、腫れたりするなどの変化が現れることがあります。ワクチン接種によって体に現れる変化や症状を副反応といいます。
発熱や接種箇所の赤みや腫れ、しこり、発疹などで軽い症状であれば、数日で自然に消えますので、あまり心配はいりません。かいたり触ったりしないようにしてください。

ただし、ひどい腫れや高熱、ひきつけなどの重い症状が現れた場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
また、まれに、アナフィキラシーや血小板減少性紫斑病(※)などの重い副反応が生じることがあると言われています。予防接種を受けた後に、気になる症状や体調の変化が現れたときには、すぐに医師に相談してください。
※:血小板の数が少なくなることで出血しやすくなり、皮膚の下で出血して青あざができたり、歯ぐきから出血したりする症状

一般の感染症や予防接種についての相談は

・厚生労働省「感染症・予防接種相談窓口」
電話番号:0422-70-1485
受付時間:午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く)
予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般について相談に応じています。
※本相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されています。

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<取材協力:厚生労働省 文責:政府広報オンライン>

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