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暮らしに役立つ情報

国の政策・施策・取組の中から、私たちの暮らしに身近な情報や役に立つ情報をまとめました。

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飲み水はどこから?使った水はどこへ? 暮らしを支える「水の循環」

 

水は、私たちの飲み水や炊事、洗濯、風呂、水洗トイレなどの日常生活で使われるほか、農業、工業、水力発電など幅広い分野の産業で使われており、私たちの暮らしを支えています。ここでは、この貴重な「水」という資源について、あらためて考えてみましょう。

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日本の水資源はどのくらいあるの?

日本の水資源はどのくらいあるの?

降水量の多い日本ですが、使える水資源は限られています

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家庭で使う水はどうやって確保しているの?

雨を貯える上流の森林が水源となり、水道施設を経て安全な水が届けられます

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水資源を守るには?

水資源を守るには?

一人一人が水を大切に使い、健全な水循環を維持または回復することが重要です

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最終更新平成28年7月4日

日本の水資源はどのくらいあるの?~降水量の多い日本ですが、使える水資源は限られています日本の水資源はどのくらいあるの?~降水量の多い日本ですが、使える水資源は限られています

私たちは日常生活の中で、飲み水や炊事、洗濯、風呂、水洗トイレなどのほか、飲食店や商業施設、オフィスなどで、たくさんの水を「生活用水」として使っています。ほかにも、日本では、工場などで部品などの洗浄や冷却などのための「工業用水」や、お米をはじめとする各種農作物を育てるための「農業用水」など、いろいろな目的でたくさんの水が使われています。

日本では、これらの水は、空から降った雨や雪が源となっています。
降水量の総量を体積で表すと、1年間で約6,400億立方メートル(※1)となり、琵琶湖の水の体積約275億立方メートルの24倍弱もの量となります。

数字だけを見てみると、膨大な水があるように思えますが、そのうち約2,300億立方メートルは蒸発散(※2)により使うことができません。また、残りの約4,100億立方メートルは、理論上は私たちが利用できる水ですが、日本の地形は急な場所が多くて河川が短く、さらに梅雨期や台風期に雨が集中して降るため、ほとんどの水は使われることなく海に流れるなどしてしまいます。私たちが使用できる水は、約809億立方メートルであり、降水量の総量の約10%に過ぎません。

そのため、少雨の年では、使うことができる水の量がさらに少なくなり、全国各地でしばしば渇水(※3)が起きています。長期間の給水制限や断水のような、深刻な影響を与えた渇水は、昭和53年(1978年)の福岡渇水、平成6年(1994年)の列島渇水などがあります。

※1 1981~2010年のデータを基にして計算した水の量
※2 蒸発散:地表などから水が蒸発することと、植物から水分が大気中に放出される(蒸散)することの両方を含んでいます。
※3 渇水:ダムに貯めていた水の量が少なくなるなどして、水をいつもどおりに使うことができなくなる状態をいいます。

日本の国土に降った雨水の行方
(1年間、地下水を含む)

出典:国土交通省「平成27年版 日本の水資源の現況について」より作成

これまで、安定的に水資源を利用できるよう、水を貯めるためのダムなどがつくられましたが、国土が狭い日本ではさらなる大きなダムの建設は難しく、貯水量も限られています。

◎水の豊かな日本――でも人口一人当たりにすると?

日本の年間平均降水量は世界平均を大きく上回りますが、人口一人当たりにすると、世界平均を大きく下回っています。水資源量も、人口一人当たりでは世界平均を下回っています。

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家庭で使う水はどうやって確保しているの?~雨を貯える上流の森林が水源となり、水道施設を経て安全な水が届けられます家庭で使う水はどうやって確保しているの?~雨を貯える上流の森林が水源となり、水道施設を経て安全な水が届けられます

私たちが毎日使う水の主な源は川の水であり、その大もとは空から降った雨水です。雨を降らせるのは、海や陸の水が蒸発散して大気中にできた雨雲です。そこから地上に降った雨は川となったり、地下水となったりして、やがて海へ戻っていきます。そして海の水は再び大気中に蒸発し、雲をつくって雨を降らせます。また、地上に降った雨の一部は植物が吸い上げ、葉などから大気中に蒸散して雲の成因のひとつになります。

地球の水は、このように太古の昔から循環し、その総量はほとんど変わっていません。

私たちは、その水の循環の中で、主に川から水を利用しているのです。上流、中流、下流の流域全体で川の水を分け合い、水道用水や農業用水などに利用しています。また、人間のほか、様々な生き物や植物などの自然も、川の水によって育まれています。

ただ、川の水には、人間の体に有害な物質やウイルス、大腸菌などの菌も含まれています。そこで、浄水場をはじめとする様々な施設をつくるなど、安全に使える水をいつでも得られるようにするために、様々な取組が行われています。

<水源から安全な水が届くまで>

(1)ダム:水をいつでも供給できるように、水を貯めておく施設。大雨のときには洪水を防ぎ、渇水のときにも水を使えるように水の量を調節しています。
(2)取水場:川の水やダムの水(原水)を取り入れて、浄水場へ送る施設です。
(3)水路:取水した原水を別の川や浄水場などの必要な場所に運びます。
(4)浄水場:取水した原水に浄水処理を行って、安心して飲める安全でおいしい水道水をつくる施設です。
(5)配水場:浄水場できれいになった水道水をいったん貯めておく施設です。
(6)配水管:配水場から各家庭の蛇口につながる給水管へ水道水を運びます。

◎家庭で使われた後の生活排水が、きれいにされて川などに戻るまで

台所やお風呂、トイレ、洗濯など、私たちが家庭で使った後の水は、再び川に戻り、海へと流れていきます。ただし、使った後の汚れた水をそのまま川や海に流してしまうと、川や海が汚れ、生き物がすめなくなったり、私たちの健康に悪影響を及ぼしたりします。そこで、川や海のきれいな水を守るために、家庭で使われた後の生活排水は、下水処理施設で、きれいな水にしてから、川に戻されます。

画像をクリックすると拡大します。

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水資源を守るには?~一人一人が水を大切に使い、健全な水循環を維持または回復することが重要です水資源を守るには?~一人一人が水を大切に使い、健全な水循環を維持または回復することが重要です

川を流れる水の量が減少したり、渇水が頻発したり、水質が悪化したりするなど、水の循環にかかわる様々な問題があります。その背景には、私たちの生活や産業活動による水利用の増加、都市化に伴う舗装による雨水の地下浸透の低下、地球温暖化による気候の変化などが指摘されています。また、水源林のある山村地域では、人口の減少・高齢化が進み、森林の適切な管理ができなくなくなっていることから森林の涵養機能(※)の低下も危惧されています。

※涵養機能:ここでは、土壌などが降った雨水を貯える機能をいいます。

これらを背景として、健全な水循環を維持または回復するための施策を包括的かつ一体的に推進するため、「水循環基本法」が制定され、平成26年(2014年)7月に施行されました。

水循環基本法でも「水の利用に当たっては、健全な水循環の配慮に努めること」などとされているように、健全な水循環を守るためには、水を利用する一人一人の取組も重要です。日々の生活や産業、そして自然環境における水の大切さを改めて考え、健全な水循環を守るためにできることから始めてみましょう。

「健全な水循環」のために、皆さんができることの例
節水する
  • 洗濯の回数を減らし、まとめて洗う
  • 食材などを洗うときに水を流したままにしない
  • 歯磨きや洗顔のとき、水を流したままにしない
  • 髪や体を洗うとき、シャワーを流しっぱなしにしない
  • 水洗トイレの大小レバーを使い分ける
  • 風呂の残り湯は洗濯や清掃に利用する

汚れのもとを流さない
  • 食器の油汚れは、紙で油分を拭き取ってから洗う
  • 食器洗いや洗濯の洗剤、シャンプーなどを使いすぎない
  • 排水口には水切りネットをつけて、調理くずを流さない
  • 食べ残し、飲み残しを減らす

地域の川や水源を守る
  • 川や湖にごみを捨てない
  • 地域の水路や川の清掃活動や草刈り活動などに参加する
  • 水源となる森林の間伐ボランティアなどに参加する

◎8月1日は「水の日」、8月1日~7日は「水の週間」

水はあらゆる生命の源であり、生活に欠かすことができない貴重な資源です。この水の大切さや水の果たす役割などをあらためて考えてもらうために、昭和52年(1977年)から、毎年8月1日を「水の日」その日からの1週間を「水の週間」としており、「水の日・水の週間」は今年で40回目を迎えます。平成26年に施行された「水循環基本法」において「水の日」は8月1日とするとされ、今年で法制定後3回目の水の日となります。

期間中は、水資源の大切さ、健全な水循環の重要性などについて理解と関心を深めることを目的に、中央行事である「水を考えるつどい」や「水のワークショップ・展示会」をはじめ、国、地方公共団体、関係諸団体が連携して、各地で様々なイベントを実施します。

「水の日・水の週間」ポスター

◎関連情報――水に関連する世論調査

水資源や水の利用に関する国民の皆さんの意識などについて、次の調査で調べています。こちらの結果もご覧ください。

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<取材協力:国土交通省 / 文責:政府広報オンライン>

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