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平成29年1月27日

もしものときに身を守る
シートベルトとチャイルドシート

「面倒だから」「自分は事故に遭わないから」「事故に遭ってもきっと大丈夫だから」などと、シートベルトをおろそかにしていませんか? 自動車に乗る際、シートベルトはどの座席でも着用が法律で義務づけられています。また、6歳未満の子供には、チャイルドシートの使用が義務づけられています。しっかりルールを守っていても、交通事故は、誰にでも起こり得ます。その時、死亡や重傷に至る危険を減らすために、シートベルトやチャイルドシートを適切に使いましょう。

1.シートベルトやチャイルドシートは必ず使うの?

~シートベルトは全ての座席で使用義務があります。6歳未満の子供にはチャイルドシートの適切な使用を。

「自動車に乗るときには、どの座席でも必ずシートベルトを締める」「赤ちゃんや小さい子供を自動車に乗せるときは、チャイルドシートを使う」――きちんと実践していますか。
シートベルトやチャイルドシートを使うことは、道路交通法で定められている大切なルールです。一般道路でも高速道路でも、自動車のすべての席で、シートベルトの着用が義務づけられています。また、6歳未満の子供にはチャイルドシートの使用が義務づけられています。

シートベルトの着用率をみると(図1)、後部座席では、一般道路で36.0%、高速道路等で71.8%にとどまっています。また、6歳未満の子供のチャイルドシートの使用率は64.2%となっています(図2)。チャイルドシートの使用率は、子供の年齢が高くなるほど低くなっています。

コラム

自動車に乗るときは、全ての座席でシートベルトを!

  • 自動車に乗る際は、全ての座席でシートベルトを着用しなければなりません(道路交通法第71条の3)。シートベルトを適切に着用できない子供には、チャイルドシートを使用させましょう。
  • 後部座席でシートベルトを着用しない場合、高速道路(高速自動車国道または自動車専用道路)では、座席ベルト着用義務違反として行政処分の基礎点数が1点付されます。
  • 自動車事故の際、シートベルトをしないことで被害が拡大した場合は被害者の過失とされるため、損害賠償等において十分な補償が受けられなくなる可能性があります。

参考)警察庁「全ての座席でシートベルトを着用しましょう」

では、自動車に乗る際に、シートベルトやチャイルドシートを使わないと、どのような危険があるのでしょうか。

2.シートベルトやチャイルドシートを使っていないと?

~事故が起きたときに、死亡する危険性が高くなります。

シートベルトやチャイルドシートを使っていないと、自動車に乗っていて交通事故に遭ったときに、死亡する危険性が極めて高くなります(図3)。
交通事故による死傷者のうち、死者が占める割合を「致死率」といい、数字が大きいほど死者の比率が大きいことを示します。平成27年(2015年)中に自動車に乗っているときに事故で亡くなった1,322人についてシートベルトの着用状況をみると、シートベルトを着用していない場合の致死率が高くなっています。

図3:自動車乗用中におけるシートベルト着用有無別致死率(平成27年)

注 警察庁資料により作成。
内閣府「平成28年交通安全白書」
第1編陸上交通 第1都道路交通 第1章道路交通事故の動向 第2節平成27年中の道路交通事故の状況

平成27年(2015年)に自動車同乗中に事故に遭って亡くなったり負傷した6歳未満の子供7,661人についてみると、チャイルドシートを使っていない場合のほうが、チャイルドシートを適切に使っている場合よりも致死率が高くなっています。

シートベルト、チャイルドシートを適切に使用していないとこんな危険が

車が衝突すると、瞬間的に、乗っている人にその体重の何倍もの重さにあたる力が加わり、それによって以下のような危険があります。

●本人が全身を強打する危険があります
事故の衝撃によりすさまじい力で、自動車のハンドルや座席、ドアなどにたたきつけられることになります。仮に時速60kmで走る車が壁などに激突した場合、高さ14mのビルから落ちた場合と同じ程度の衝撃を受けます。

●車外に放り出される危険があります
事故の衝撃によって窓ガラスが破損したりドアが開いたりしたところから、車外に放り出されることがあります。そして堅い路面やガードレールなどに体を叩き付けられたり、走ってきた後続車両にひかれたりする危険があります。

●後部座席の人が前席の人を死傷させる危険
シートベルトを着用していない運転者や同乗者は、事故の衝撃のために車内で激しく投げ出されます。例えばシートベルトをしていない後部座席の人が前席の背もたれに激しく打ち付けられて、背もたれごと前席の人を強く圧迫したり、背もたれを飛び越えて前席の人に衝突したりすることがあります。後席の人がシートベルトをきちんと着用することは、前席の人を守ることにもつながっています。

●チャイルドシートの不適切な使用による危険
チャイルドシートを使っていても、座席などへの固定が不十分だったり、使用方法が不適切だったりすると、急ブレーキや急カーブなどでも、チャイルドシート自体が動いたり、座っている子供がチャイルドシートから放り出されたりする危険があります。
また、子供の体格に合わせてきちんと調節していないと、事故の際に子供がシートから放り出されたり、子供の首や内臓がベルトで強く圧迫されたりする危険があります。

衝突実験映像はこちら(JAFライブラリー)

3.シートベルトを適切に使うには?

~肩ベルトは首にかからないように。腰ベルトは骨盤を巻くように。後部座席も忘れずに。

シートベルトは適切に使わなければ効果がありません。不適切な使用は、十分な効果が得られないだけでなく、かえって危険な場合もあります。次のポイントを守って、適切に使用してください。

シートベルトの適切な使用法

・基本的な使い方

警察庁ホームページより

※自動車によっては、腰ベルトしか装備されていないものがあります。その場合、腰ベルトは骨盤を巻くように、しっかり締めてください。

・妊娠中の人は
シートベルトを適切に着用することで、母体とお腹の赤ちゃんを事故の被害から守ります。不安がある場合は、シートベルトの着用が適当かどうかを医師に確認して、適切に使いましょう。

警察庁ホームページより

・後部座席の人も忘れずに
後部座席に乗る人も自動車に乗るときは、上記のポイントをきちんと守って、必ずシートベルトを着用しましょう。

自家用車に乗るときだけでなく、タクシーやシートベルトを装備しているバス(観光バスや高速バスなど)に乗るときにも、シートベルトを必ず使用しましょう。

4.チャイルドシートを適切に使うには?

~子供の体格に合わせたシートの選択、取付け、調整を忘れずに。

幼児は体格が小さいため、大人用のシートベルトを適切に使うことができません。また、大人が抱っこして乗せるのでは、事故に遭った際に、子供が車外に放り出されたり、抱っこしている人の体やエアバッグで子供が押しつぶされたりするなど、大変危険です。そうした危険から子供を守るために、6歳未満の子供を車に乗せるときにはチャイルドシートの使用が義務づけられています。
「日頃からチャイルドシートを使っている」という人も、適切に使用していないと、事故の際に子供を守ることができません。

チャイルドシートには、「乳児用シート」「幼児用シート」「学童用シート(「ジュニアシート」とも)」の大きく3つの種類があります。シートの種類や取り付ける車種・座席によって取り付け方が異なりますので、説明書に従って確実に取り付けてください。

●チャイルドシートの取付けは後部座席に!
チャイルドシートを取り付ける場所は後部座席が原則です。これは前席(助手席)に取り付けると、事故の衝撃で膨らんだ前席のエアバッグに押しつぶされる危険があるためです。
やむを得ずチャイルドシートを前席に取り付ける場合は、座席をできるだけ後ろに下げてダッシュボードのエアバッグとの距離をとるようにして、前向きにしっかり固定してください。
ただし自動車によっては、後部座席でも両側のドアや前席の後などにエアバッグが装備されている場合がありますので、チャイルドシートを取り付ける自動車の装備をよく確認のうえ、使用してください。

●チャイルドシートの角度やベルトの調節を忘れずに!
チャイルドシートに子供を座らせる際は、忘れずに子供の体格や体重に応じてシートの角度やベルトの長さなどを調節し、バックルなどは確実に締めてください。また、子供の成長は早いものです。チャイルドシートが子供の体格などに応じて適切に調節されているか、ときどき点検しましょう。

チャイルドシートの種類

(1)乳児用シート
赤ちゃんは寝かせて乗せるタイプのチャイルドシートを使いましょう。後ろ向きに使用する「シートタイプ」と横向きに使用する「ベッドタイプ」とがあります。
・対象年齢(目安):0歳~1歳
・体重(目安):10kgくらいまで

コラム

「抱っこ」で自動車に乗せるのは危険です

赤ちゃんの身体が小さいから、赤ちゃんがぐずるから、赤ちゃんと離れたくないから、などの理由から、赤ちゃんを大人が抱いて自動車に乗せようとするケースが見られますが、「抱っこ」をしたまま自動車に乗ることは、事故の際に大きな被害をもたらす危険があります。

体重5.5kg(生後2~3か月程度)の赤ちゃんを抱っこした人が乗った自動車が、時速40kmで堅い壁などに衝突した場合、その瞬間、抱っこした人には110kgもの重さがかかります。どれほどしっかり抱きしめていたとしても、耐えられるものではありません。万が一の際のリスクを減らすためにも、必ずチャイルドシートを使いましょう。

(2)幼児用シート
首がしっかり据わり、自分で座れることが使いはじめの目安です。「前向きシート」として使用します。
・対象年齢(目安):1歳~4歳
・体重(目安):10kg~18kgくらいまで

「幼児(専用)シート」(左)と「幼児・学童兼用タイプ」
写真:JAFパンフレット「パパ、ママ、チャイルドシートを使ってよ」より

(3)学童用シート
「ジュニアシート」とも呼ばれます。「座席を上げて背の高さを補う」、「腰ベルトの位置を合わせる」ことによって大人用のシートベルトを使えるようにするものです。背もたれ付きのものと背もたれがないものがあります。
・対象年齢(目安):4歳~9歳くらいまで
・体重(目安):15kg~36kg

「背もたれ付き学童用シート」(左)と「ブースター型(学童用シート)」
写真:JAFパンフレット「パパ、ママ、チャイルドシートを使ってよ」より

まだ座高の低い子供がそのまま大人用のシートベルトをすると、シートベルトの肩ベルトが首にかかるため、事故や急ブレーキの際などに首が締まったりする危険があります。子供の体格に合わせて、肩ベルトが首にかからないよう長さや位置などを調節し、適切に使いましょう。

チャイルドシートの使用義務は6歳未満となっていますが、子供の身長が140cmくらいになるまでは、座布団を敷くなどして高さを調節しても大人用のシートベルトを適切に使うことが困難な場合があります。6歳以上になっても、シートベルトを適切に使うことが難しい場合は、子供の安全を守るために、引き続き、学童用シートを使いましょう。

<取材協力:警察庁 文責:政府広報オンライン>

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