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平成29年9月28日

食品選びのご参考に。
すべての加工食品に
原料の原産地が表示されます

ハムやソーセージ、冷凍食品やお惣菜等々……。こうした加工食品を選ぶ際、「使用されている原料の原産地はどこだろう?」と気にすることはありませんか。これまで一部の加工食品にのみ義務付けられていた原料の原産地表示を平成29年(2017年)9月から、すべての加工食品に拡大する新たな表示制度が始まりました。実際の表示は平成34年(2022年)3月末までに順次切り替わります。加工食品選びに役立つ、新たな原料原産地表示についてご紹介します。

1.加工食品の原料がどこで作られたか分かる?

すべての加工食品に原料の原産地表示を義務付ける新たな表示制度が始まります

日本は食料の約6割(カロリーベース)を海外からの輸入に頼っているため、国内で作られた加工食品でも、その原料は国産とは限らず、外国産が使われているものが多数あります。例えば、めんなどの原料となる小麦は約9割、しょうゆやみそ、納豆などの原料となる大豆は9割以上が、海外からの輸入に依存しています。
しかし、これまでは一部の加工食品を除き、多くの加工食品には原料の原産地の表示が義務付けられていませんでした。そのため、消費者が加工食品を選ぶ際に、十分な原料の原産地情報を得ることが難しい面がありました。

そこで、消費者が自主的かつ合理的に加工食品を選択することができるように、国内で製造されるすべての加工食品に原料の原産地の表示を義務付ける新たな表示制度(「新たな加工食品の原料原産地表示制度」)が平成29年(2017年)9月からスタートしました。

<新たな加工食品の原料原産地表示制度のポイント>

  • 日本国内で製造されたすべての加工食品が対象
  • 製品中、最も多く使われた原料の原産地を表示

・下記の加工食品は原料原産地表示の対象とはなりません。

輸入した加工食品(※1)、外食、作ったその場で販売する食品(※2)、容器包装に入れずに販売する食品 など
※1.輸入した国(原産国)の表示が義務付けられています。
※2.店内で調理された惣菜や持ち帰り弁当などです。

2.原料原産地はどのように表示されるの?

製品中、最も多く使われた原料の原産地を表示。2か国以上の原産地の原料を混ぜた場合は多い順に原産地を表示。

加工食品は、多くの場合、何種類もの原料が使われています。原料一つ一つの原産地を表示しようとすると、場合によっては情報が煩雑になり過ぎ、かえって消費者が混乱してしまうことが懸念されます。
そこで次のようなルールにのっとって原料の原産地が表示されることになりました。表示される場所は、加工食品のパッケージになります。

<原料原産地の表示方法>

  • 最も多く使われた原料が生鮮食品の場合は、その原産地を表示(国産の場合は「国産」である旨を表示)
  • 2か国以上の原産地の原料を混ぜて使っている場合は、多い順に原産地を表示
  • 3か国以上の原産地の原料を混ぜて使っている場合は、3か国目以降を「その他」と表示することも可能
  • 最も多く使われた原料が加工食品の場合は、その製造地を表示
  • 原則の「国別重量順表示」が難しい場合は、一定の条件のもと、「又は表示」、「大括り表示」の表示が可能

(1)原則の「国別重量順表示」の表示例

<製品中、最も多く使われた原料が「生鮮食品」の場合>

「ポークソーセージ」を例に説明します。

・「原料原産地名」の事項欄を設け、原産地と原料名(かっこ書き)を表示


豚肉の原産地はアメリカのみ


豚肉の原産地はカナダ、アメリカの順に多いほか、それ以外の産地のものも使われている

・原料原産地を、原料名の次にかっこに入れて表示

・原料原産地の表示個所を明記したうえ、枠外に表示

<製品中、最も多く使われた原料が「加工食品」の場合>

製造地表示

最も多く使われた原料が加工食品である場合は、原則として、その加工食品の製造地が「○○製造」と表示されます。ただし、最も多い原料に使われた生鮮食品の原産地が判明している場合には、「○○製造」の代わりに、その原産地が表示されることもあります。

具体的にどのように表示されるか、清涼飲料水を例にすると次のようになります。

・加工食品の製造地を表示する場合

上の表示は、りんご果汁がドイツで作られたことを意味しています。りんご果汁に使われたりんごがドイツ産という意味ではありません。
同じように、原料の加工食品が国内で作られたものである場合には「国内製造」と表示されますが、その加工食品に使われた生鮮食品の産地が国産であるという意味ではありません。

・加工食品に使われた生鮮食品の産地を表示する場合

上の表示は、りんご果汁に使われたりんごの原産地がドイツとハンガリーであり、ドイツ産の方がハンガリー産よりも多く使われていることを意味しています。

(2)「国別重量順表示」が難しいときは

加工食品の中には、2か国以上の原産地の原料を混ぜて使った場合に、原料の調達先が変わったり、多い順番が変動したりして、国別重量順に原産地を表示することが難しい場合があります。そのような場合には、一定の条件の下で、下記のような「又は表示」や「大括り表示」による表示が認められています。

又は表示

過去の使用実績等に基づき使用が見込まれる複数国を、重量割合の高いものから順に、「又は」でつないで表示する方法です。重量割合の高いもの順は、過去の使用実績等に基づいて表示されるため、原料原産地名に近接した箇所に「又は表示」をした根拠が付記されます。

・「原料原産地名」の事項欄を設け、原産地と原料名(かっこ書き)を表示

・原料原産地を原材料の次にかっこを付して表示

上の表示は、豚肉の原料原産地が「アメリカ産のみ」「カナダ産のみ」「アメリカ産、カナダ産」「カナダ産、アメリカ産」の4パターンがあることを意味します。過去の使用実績では、「アメリカ産」のほうが「カナダ産」よりも多く使用されていたことを示しています。過去の使用実績に基づいたことを示す根拠として注意書きがされます。なお、「アメリカ産又はカナダ産」と表示されている加工食品には、アメリカとカナダ以外の国の原料は使われていません。

大括り表示

3か国以上の外国の原産地を「輸入」と括って表示する方法です。「輸入」と表示されていた場合、国産の原料は使われていません。また、3か国以上の外国産と国産の原料を混合して使用する場合には、重量割合の高い順に「国産、輸入」、「輸入、国産」と表示されます。

・3か国以上の外国産の原料を使用している(国産原料は含まない)

・国産と3か国以上の外国産を混合して使用(輸入の方が国産より多く使われている)

大括り表示+又は表示

「大括り表示」のみでは表示が難しい場合には、「大括り表示」と「又は表示」の両方を用いて表示することができます。

上の表示は、過去の使用実績から、国産を含む4か国以上の原産地の原料を使っていることを意味します。過去の使用実績では、輸入でまとめた外国の原産地の合計の方が国産よりも多く使われていたことを示しています。

3.原料原産地表示はいつから始まるの?

移行期間を経て平成34年(2022年)3月末までに順次、表示が切り替わります。

すべての加工食品を対象とした原料原産地表示制度は、平成29年(2017年)9月からスタートしています。今後、食品メーカーなどは原料の原産地を表示する必要があります。ただし、既に製造されているものや、お店に並んでいるものは、従来の食品表示のまま販売されます。また、加工食品を製造する食品メーカーなどが原料原産地表示をするための準備期間も必要です。そのため、平成34年(2022年)3月末までは経過措置期間となっており、準備ができた商品から順次、原料の原産地が表示されます。
これから加工食品を選ぶときは、ぜひ、原料原産地表示も参考にしてみませんか。

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加工食品にはどんな事項が表示されているの?

日本で販売される加工食品には、パッケージに下記の項目を表示することが義務付けられています。加工食品を選ぶときには、チェックしてみましょう。

・名称
その商品の内容を表す一般的な名称が表示されます。

・原材料名・添加物
使用した重量の割合の高い順に、最も一般的な名称で表示されます。原材料名と添加物は明確に区分して表示されます。

・原料原産地名
平成29年9月以降は、最も多く使われた原料の原産地が表示されます。(原材料名欄に表示してある原材料名にかっこ書きで表示される場合もあります。)

・内容量
グラムやミリリットル、個数などの単位を明記して表示されます。

・消費期限又は賞味期限

開封前の状態で、保存方法に表示されている方法に従い保存した場合、

消費期限 → 品質の劣化が早い食品に表示
賞味期限 → 品質の劣化が遅い食品に表示

・保存方法
開封前の保存方法が表示されます。

・原産国名
輸入された加工食品には、原産国名が表示されます

・製造者等
製品の表示に責任をもつ者の氏名又は法人名とその住所が記載されます。

<取材協力:消費者庁 文責:政府広報オンライン>

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