適正な室温で快適に!クールビズの提案

グリーンカーテンのかかったリビングで、朝の早い時間から在宅勤務をする女性。

POINT

過度な冷房に頼らず様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル「クールビズ」。環境省では、健康を第一にした適切な室温管理と各自のTPO(時、場所、場合)に合わせた軽装など無理のない工夫を呼びかけています。夏を健康、快適に過ごしながら、CO2削減にもつながる取組をご紹介します。

1「クールビズ」は過度な冷房に頼ることなく、様々な工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル

クールビズは、夏の暑い日でも、適切な室温管理とその室温に適した軽装などによって夏を快適に過ごすライフスタイルです。

熱中症の予防の観点からも、冷房時の外気温や湿度、建物の状況、体調等を考慮しながら、無理のない範囲で柔軟に取り組みましょう。また、高齢者やこどもがいらっしゃる場合は特に室温管理には注意しましょう。

2クールビズを実践するためのポイント

皆さんのクールビズの取組を応援するため、環境省では、様々なクールビズの工夫を提案しています。これらをヒントに、職場や家庭でクールビズを実践してみませんか。

(1)職場のクールビズスタイル

(上段)服装の工夫やアイテムの活用により、オフィスで涼しく快適に過ごすオフィスワーカー達。(下段左)半袖の男性ホテル従業員。(下段中央)半袖ユニフォームの女性客室乗務員。(下段右)半袖、リボンなしの銀行窓口女性。

各職場では、一人ひとりが、個々の事情に応じて、快適で働きやすい軽装で業務を行うことができる環境づくりが大切で、これにより、多様で柔軟な働き方にもつながります。

例えば、夏のオフィスで快適に過ごすために、ポロシャツや通気性のよい靴、機能・素材を活かしたスポーツアイテムなどを活用してはいかがでしょうか。近年、吸水速乾性、防臭抗菌機能、接触冷感など、通気性がよく、清涼感のある高機能な素材を使った肌着やTシャツ、スーツなどの衣類がどんどん登場しています。こうした高機能素材や地域の伝統素材を使った衣類などについても上手に活用してみましょう。

また、勤務時間を朝型にシフトし、日中よりも涼しい午前中に仕事をすることで、冷房の使用を抑えることができます。夜の残業を減らす効果も期待できるので、照明などに使用していた電力の節電にもつながります。皆さんの職場でも、このような工夫をしてみてはいかがでしょうか。

この他にも、うちわや扇子を利用して体感温度を下げる、ブラインドや断熱シートの使用で室温上昇を抑制する、ヘアスタイルを夏らしいすっきりアップスタイルにするなど、オフィスで快適に過ごすための工夫は様々なものがあります。

(2)家庭のクールビズスタイル

涼しいリビングに集まり、笑顔でスイカを食べる家族。

冷房を効率的に使用し家庭で快適に暮らすために、エアコンのフィルターをこまめに掃除するように心がけましょう。室外機のまわりに物を置かないように工夫することも、冷房効率を上げることにつながります。また、冷房に加えて扇風機を活用することで、室内の冷たい空気を循環させることができ、体感温度を下げる効果があります。

この他にも、ブラインドやグリーンカーテンで夏の強い日差しをカットする、水分の多い旬の夏野菜をおいしく食べて体の中からクールダウンするなど、家庭で快適に過ごすための工夫もたくさんあります。

3国民・消費者の行動変容、ライフスタイル転換を後押しする「デコ活」

日本政府は、2050年までに温室効果ガスが排出される量と吸収・固定される量の差し引きがゼロになる(ネット・ゼロ)、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言しました。2024年度、我が国は年間で約10億トンの温室効果ガスを排出しており、2050年までに、これを実質ゼロにする必要があります。中でも、衣食住や移動といったライフスタイルに起因する温室効果ガスの排出量は、我が国全体の排出量の6割以上を占めるという分析があり、一人ひとりのライフスタイルを転換する必要があります。

環境省では、「デコ活」を通じて、国民・消費者の脱炭素に向けた行動変容やライフスタイル転換を促進しています。クールビズは暮らしが豊かになり、脱炭素などに貢献する「デコ活アクション」のひとつであり、その他の「デコ活アクション」についてもウェブサイトで紹介しています。是非、参考にしてください。

家庭のCO2排出量等を簡易に推計できる各種ツール

パソコンやスマホを見ながら、家庭でできるCO2削減を話し合う家族。

環境省では、家庭のCO2排出量等を簡易に推計できるツールを公開しています。パソコンやスマートフォンで、家庭の電気・ガス使用量やCO2排出量、家電の省エネ性能を確認してみてはいかがでしょうか。

●省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」
家電を買い換える際に、購入予定製品(新)と使用中の製品(旧)の情報を入力することで、新旧製品の年間の消費電力量・電気代・CO2排出量の比較が簡単にできるツールを公開しています。以下のURLから御活用ください。

●うちエコ診断WEBサービス
電気・ガス料金等の情報から各家庭の世帯人数や住宅の状況などに合わせて、地球温暖化防止に効果的な対策を無料で診断できるコンテンツです。ご家庭のCO2排出量を削減するための対策提案や、それを実施した場合に光熱費がいくら削減されるか、CO2排出削減効果がどれくらいかを確認できます。さらに詳細に診断したい場合は、専門の資格のある「うちエコ診断士」が対面で診断することもできます。以下のURLから御活用ください。

脱炭素社会を実現するために、私たち一人ひとりが日々の暮らしの中で、CO2の排出を減らす賢い選択をしていくことが必要です。皆さんの暮らしの中にも、デコ活アクションを取り入れてみませんか。

(取材協力:環境省 文責:内閣府政府広報室)

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