クマ撃退スプレー いざというときに備える
クマ撃退スプレーは、クマが目の前に迫ってきた際や近距離で出会ってしまった場合に危険を回避するために使用するスプレー製品です。主成分である唐辛子由来の辛み成分(カプサイシン類)が、クマの目や鼻などに強い刺激を与え、クマによる攻撃や接近など、人にとって望ましくない行動を一時的に抑止することを目的としています。消費者庁、環境省、独立行政法人国民生活センターが共同で行ったテストから、噴射距離や噴射時間などが製品により異なることが確認されています。
購入する際は、環境省が公表している性能の推奨要件を参考にしつつ、製品に表示された性能についてよく確認して選び、携行する際はいざというときにすぐ取り出せるようにしましょう。使用する際は、スプレーの噴射距離を考慮しながら、5~10m程度クマとの距離を置いた状態で、極力風上から風下に向けて噴射する位置関係になっているかを確認し、クマの顔(目や鼻)に向けて噴射します。
事前に操作方法をよく確認し、いざ使用する際に落ち着いて素早く操作できるように練習・準備しておきましょう。
なお、クマ撃退スプレーは、クマを寄せ付けないための忌避剤ではありません。むしろ、海外での研究報告では、クマ撃退スプレーを地面に噴射した後に、クマが引き寄せられたことが確認されています。したがって、人に吹きかけたり、テントや荷物などに吹きかけたりしないでください。
(取材協力:環境省 文責:内閣府政府広報室)

