



児童虐待とは、
保護者が監護する児童(18歳未満)を
虐待することです。
児童相談所の相談対応件数は
年々増加しており、
子どもの命が失われる痛ましい事件が
続いています。
この中には、保護者が「しつけ」と称して
暴力・虐待を行い、
死亡に至るなどの重篤な結果に
つながるものもあります。





児童虐待には、殴る・蹴るなどの
身体的虐待だけではなく、
性的虐待、ネグレクト、心理的虐待があります。
身体的虐待

殴る・蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、縄などにより一室に拘束する など
性的虐待

子どもに性的行為を求める、性的行為を見せる、性器を触る又は触らせる、ポルノグラフィの被写体にする など
ネグレクト

家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など
心理的虐待

言葉で脅す、無視する、きょうだい間で著しく差別的に扱う、子供の目の前で家族に対して暴力をふるう(面前DV) など


子どもや保護者、状況について、
「何か変だ」という
異変や違和感を見逃さないことが重要です。
子どもについて
- ●表情が乏しい
- ●触られること・近づくことを
ひどく嫌がる - ●乱暴な言葉遣い
- ●極端に無口
- ●家に帰りたがらない
- ●性的に逸脱した言動
- ●異常な食行動、
衣服が汚れている
など
保護者について
- ●感情や態度が変化しやすい
- ●イライラしている
- ●余裕がないように見える
- ●子どもへの近づき方・距離感が
不自然 - ●人前で子どもを厳しく叱る・叩く
- ●家の様子が見えない
など
状況について
- ●説明できない不自然な
ケガ・繰り返すケガ - ●親子でいるときは親を窺う態度や表情が乏しいが、親がいなくなると急に表情が晴れやかになる
- ●その家庭に対する近隣からの苦情や悪い噂が多い
など