学費で、進学をあきらめないように。 学費で、進学をあきらめないように。

高校生の
みなさんへ

高等教育の修学支援新制度5つのポイント

従来の支援制度との違いや、
活用するために知っておいてほしいことをご紹介します。

<動画でみる 5つのポイント>

返還の必要がない

この制度の特長のひとつが、給付型奨学金でサポートすること。奨学金は将来的に返さなければいけないというイメージがあるかもしれませんが、奨学金には貸与型と給付型があり、給付型は返還不要。返す必要のない奨学金なのです。

貸与型奨学金>返還 給付型奨学金 > 返還不要

奨学金だけじゃない

奨学金だけでは学生生活をおくることが難しい場合もありますが、この制度では給付型奨学金にくわえて、入学金・授業料の減免をセットでサポート。最大で年間約91万円の奨学金を受け取りながら、年間約70万円の授業料が減免されます。

貸与型奨学金>返還 給付型奨学金 > 返還不要
支援額の例
case1 私立大学
自宅以外から通う場合
私立大学に自宅以外から通う場合
case2 私立専門学校
自宅から通う場合
私立大学に自宅以外から通う場合
※住民税非課税世帯の学生の場合
※入学金の減免は入学後速やかに申込みが必要(受付期間は学校ごとに異なります)
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支援額について

入学金・授業料の減免額と給付型奨学金の支給額は、進学したい学校の種類などによって異なります。

<昼間制の場合>
<昼間制の場合>

上記金額は、住民税非課税世帯の方が対象です。住民税非課税世帯に準ずる世帯の方も支援を受けられますが、世帯収入に応じて上記金額の2/3または1/3の支援となります。詳細はこちらをご覧ください。

また、夜間制や通信課程の場合も支援額は異なります。詳細は以下をご覧ください。

(授業料等減免額(上限)・給付型奨学金の支給額)_(PDF:165KB)

貸与型奨学金との併用について

新制度の支援を受けた場合でも、日本学生支援機構の貸与型奨学金をあわせて利用することができます。この場合、無利子奨学金(第一種奨学金)の貸与月額には上限があります。詳細は以下をご覧ください。有利子奨学金(第二種奨学金)は、利用月額に制限はありません。

(授業料等減免・給付型奨学金(新制度)の支援を受けた場合の無利子奨学金の額の調整)
_(PDF:206KB)

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学ぶ意欲を重視

学校の成績が要件になる支援制度もありますが、この制度では成績よりもやる気を重視。みなさんの学びたい気持ちを面談やレポートで確認させていただきます。これまで大学等への進学を考えたことがなく、成績が振るわなかった方でも、意欲と努力次第で対象になります。

成績<学ぶ意欲
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学ぶ意欲の確認について

学ぶ意欲については、以下のような流れで確認させていただきます。

  1. 1. 在学中の学校に相談

    世帯収入や進学希望先の学校が対象かどうか調べて自分が対象かもと思ったら、いまの学校に相談します。

  2. 2. 成績により、面談やレポートを実施

    学習成績が基準に満たないときは、面談やレポートを実施。各学校が、進学の目的や進学後の学びの意志を確認します。

  3. 3. 学校からの推薦対象に

    学ぶ意欲を確認できたら、学校からの推薦対象になり、 日本学生支援機構へ申し込めます。

進学先でしっかり学ぶために活用いただく制度なので、進学後の成績や授業の出席率によっては、支援の打ち切りなどもあるのでご注意ください。

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まずは世帯収入を確認

学ぶ意欲ともう一つの要件が、世帯収入です。ご家庭の収入に応じて、自分が支援対象なのかどうか、どの程度の支援額を受けられるのかが決まります。日本学生支援機構のホームページでシミュレーションすることができるのでご活用ください。

進学資金シミュレーター
世帯収入に応じた3段階の基準で支援額が決まります
さらに詳しく
支援対象となる世帯年収について

この制度の支援対象となるのは、住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯の学生の方。大まかな年収の目安としては、以下のとおりとなります。

<対象となる年収の目安と支援額>
<対象となる年収の目安と支援額>

基準を満たす世帯年収は、家族構成やその年齢等によっても異なります。ご自身のご家庭が対象となるか、どれくらいの支援が受けられるのか、日本学生支援機構の「進学資金シミュレーター」で調べることができます。ぜひご活用ください。

シミュレーターの使い方
  1. 進学資金シミュレーターにアクセス
  2. 「シミュレーションする」をクリック(タップ)し、アンケートに回答
  3. 「奨学金選択シミュレーション」を選び、「給付奨学金シミュレーション(生徒・学生の方向け)」を選択
  4. 質問に回答し終えたら「計算する」をクリック(タップ)
  5. 対象となる場合、収入の目安と奨学金の給付金額が表示されます
進学資金シミュレーター

シミュレーション結果は、給付型奨学金についてのみ表示されますが、給付型奨学金の対象者は入学金・ 授業料の減免対象となります。給付型奨学金の結果が満額支援の場合、減免額も満額支援となります。

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さまざまな学校が対象

98%の大学、短期大学をはじめ、高等専門学校は100%、専門学校は73%の学校がこの制度の対象となります(令和3年1月時点)。行きたい学校が対象かどうか、以下のリンクからご確認いただけます。

対象となる学校の一覧
さまざまな学校

< 申込方法 & スケジュール >

給付型奨学金と入学金・授業料の減免は、別々に手続きを行います。給付型奨学金は、進学する前年の4月から、高校等を通じて日本学生支援機構(JASSO)に申し込むことができます。

  • STEP1

    4月下旬~

    給付型奨学金の申込み

    • 本人
    • 高校等
    • JASSO
  • STEP2

    秋以降

    採用候補者としての決定

    • JASSO
    • 高校等
    • 本人
  • STEP3

    入学時

    入学金・授業料の減免申込み

    • 本人
    • 大学等
さらに詳しく

手続きのスケジュールについて

調べる
3月〜4月

自分が支援の対象となるか、希望の進学先が対象であるか、調べてみましょう。

日本学生支援機構 奨学金ホームページ

支援の対象となる大学等の一覧

申し込む
4月下旬〜

自分が「対象かも」と思ったら高校等から関係書類をもらって、学校の先生などと相談しながら、インターネットでJASSOに申し込みます。

生徒本人と保護者のマイナンバーの提出が必要です。早めに準備しておきましょう。

受け取る
秋以降

選考結果の通知がJASSOから高校等を通じて生徒本人に通知されます。
(予約採用の採用候補者決定通知)

届け出る
入学時

採用候補者決定通知を進学先の大学等へ提示し、JASSOへの進学届の届出をします。
また、あわせて入学金・授業料の減免の申請を大学等へ行います。

支援の
開始
令和4年4月〜

給付型奨学金は4月以降、進学時の手続きが完了したら、毎月、本人の口座に振り込まれます(4月分から支援されます)。
入学金・授業料の減免は、大学等によって異なるので、大学等の窓口に聞いてみましょう。

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Q & A

制度に関するよくある質問についてお答えします。

  • 高校ごとに推薦枠などの人数上限がありますか?

    人数の上限はありません。
    「世帯収入や資産の要件を満たしていること」「進学先で学ぶ意欲がある学生であること」の2つの要件を満たす学生であれば、全員が支援対象となります。

  • 現在、浪人中ですが、申し込むことができますか?

    高校を卒業して2年以内であれば、卒業した高校を通じて申し込むことができます。
    また、高卒認定試験の合格者や受験申込者も進学前にJASSOへ、または進学後に大学等で申し込むことができます。

  • 新型コロナウイルス感染症による影響で、世帯収入が大きく減りました。この場合、申込みはできますか?

    家計が急変した場合は、大学等への進学後に申込みをしてください。随時申込みを受け付けます。急変後の所得の見込みにより要件を満たすかどうかを判定します。

  • 自分は「高等教育の修学支援新制度」の支援対象にならないようですが、生活費や学費のことが不安です。

    日本学生支援機構の貸与型奨学金や、学校によっては独自の授業料などの減免や奨学金制度があるので、高校の先生に相談してみてください。

    貸与型奨学金の情報はこちらで確認できます。