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Highlighting JAPAN

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特集世界で活躍する日本人女性

世界一の日本人女性(仮訳)

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多くの日本人女性が海外で活躍している。今月の特集記事は、ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」を始めに、代表的事例を紹介する。

2011年7月17日、ドイツ・フランクフルトで行われた女子ワールドカップ決勝で、サッカー女子日本代表は、PK戦の末、アメリカを破り、初優勝した。

試合後、アメリカの監督や選手は、日本代表や主将でミッドフィルダーの澤穂希選手を称賛している。

澤選手は今大会で5得点をあげ、得点王に輝くとともに、大会の最優秀選手に選ばれた。

澤選手は試合後、「自分が好きなことをやって、たくさんの人が笑顔になったり応援してくれたりというのはすごくうれしいし、今後、女の子がもっともっとサッカーをやってくれたらいいと思う」と語った。

日本代表は、「なでしこジャパン」の名で知られている。なでしこは伝統的に、日本人女性の美や強さを象徴している。

帰国すると、日本中が「なでしこブーム」に沸いた。連日、選手の動向をメディアが報道し、日本代表選手が出場する日本女子サッカーリーグの観客動員数も、試合によっては、昨年の平均動員数と比較して、20倍以上伸びた。

そして、8月18日には、「確かなチームワークとあきらめない精神力で、我が国サッカー競技の歴史において初めて世界一に輝く偉業を成し遂げ、東日本大震災の災禍から立ち上がらんとする被災者とすべての国民に対し、困難に立ち向かう勇気とさわやかな感動を与えた業績」に対して、政府は日本代表に国民栄誉賞を授与した。

その後、日本代表は9月に中国で開催されたロンドンオリンピックの予選も勝ち抜き、2012年のロンドンオリンピックでの出場を決めている。

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