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浮世絵(仮訳)

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浮世絵は日本を代表する伝統的な芸術で、江戸時代(1603-1867)に盛んに描かれた絵画です。浮世絵は版画と肉筆画に分かれます。浮世絵のテーマは、人物、風景、動物など様々です。浮世絵師として、歌舞伎の役者を描いた東洲斎写楽(生没年不明)、「東海道五十三次」を描いた歌川(安藤)広重(1797-1858)、波や富士山の絵で知られる「冨嶽三十六景」を描いた葛飾北斎(1760?-1849)が著名です。

江戸時代、浮世絵の版画は庶民の身近にあった芸術だったと言えます。歌舞伎の役者を描いた浮世絵は、今で言えばアイドルのプロマイドであり、また、地方の風景を描いた浮世絵は、旅行ガイドブックの役割を果たしました。

浮世絵は海外の美術に大きな影響を与えました。中でも、19世紀のヨーロッパの画家が浮世絵に強い影響を受けたことは、よく知られています。例えば、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)、ポール・ゴーギャン(1848-1903)、クロード・モネ(1840-1926)、ピエール・オーギュスト・ルノワール(1841-1919)などの印象派の画家です。彼らは、浮世絵の大胆な構図、明るい色彩に刺激を受けたと言われています。特にゴッホは、浮世絵を深く愛し、約500点もの浮世絵を収集していました。また、彼は浮世絵の模写や浮世絵を背景に入れた絵を残しています。



問題1:写真は「ばれん」という道具です。浮世絵など、版画で使う道具です。どのように使うでしょうか。

A. 版画を摺る

B. 版画の色を塗る

C. 版画の紙を切る


問題2:浮世絵は最初、どのようにしてヨーロッパで知られるようになったのでしょうか。

A. 美術館

B. 新聞

C. 包装





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