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Highlighting JAPAN

日・エクアドル首脳会談

2018年9月5日、安倍晋三内閣総理大臣は、実務訪問賓客として訪日中のレニン・ボルタイレ・モレノ・ガルセス・エクアドル共和国大統領と首脳会談を行いました。
冒頭、安倍総理大臣から、外交関係樹立100周年の記念の年にモレノ大統領をお迎えでき嬉しく思う、モレノ大統領が政治・経済改革を積極的に進めていることに敬意を表する旨述べました。また、安倍総理大臣から、今回の大統領の訪日を契機に次の1世紀に向け、両国の政治・経済関係や人的交流など多くの分野で両国の関係を発展させていきたい旨発言しました。
これに対し、モレノ大統領から、外交関係樹立100周年は、両国にとって始まりである、世界の多くの国にとってモデルとなる日本を訪問でき嬉しい、歓迎に感謝する旨述べました。

安倍総理大臣から、二国間関係について、閣僚や国会議員を始めとする要人往来が本年進展している旨述べ、協力を一層進める意向を表明しました。また、開発協力分野について、約20年ぶりの融資となる、電力供給分野の7、000万ドル相当の借款供与に関する交換公文が署名できたことを歓迎するとともに、エクアドル側が必要とする防災や人材育成分野の協力を継続する旨述べました。

モレノ大統領からは、まず、台風21号の被害へのお見舞いが述べられた上で、野口英世博士のエクアドルにおける研究等、両国間の交流や両国が核軍縮、環境、人権といった多くの課題について考え方を共有しているとの発言がありました。また、日本によるこれまでの協力に謝意を表しつつ、引き続き日本から経済分野での協力について期待感が表明されました。

安倍総理大臣から、エスピノサ・エクアドル前外務大臣の国連総会議長への選出を祝福するとともに、両首脳は、国連における協力関係を深化させていくことで一致しました。また、北朝鮮を含む地域情勢についても意見交換し、北朝鮮については全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ不可逆的な廃棄(CVID)が必要であることを確認しました。また、国連安保理決議の完全な履行に向け、引き続き連携していくことで一致するとともに、安倍総理大臣から拉致問題の早期解決への理解と協力を求め、モレノ大統領からの支持を得ました。

Information
豪雨、台風や地震災害からの復旧の状況について
日本政府観光局のウェブサイトにてご覧いただけます。

主な内容(9月末現在)
- Recovery updates in local areas of Western Japan
- Messages from tourism officials in Western Japan
- Messages from tourism officials in Hokkaido