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  • 豪円山(ごうえんざん)「のろし台」から眺めた秋の大山
  • 秋の大山環状道路
  • 金門から佐陀(さだ)川越しに眺めた大山
  • 色鮮やかな紅葉をまとった上に雪化粧した大山

September 2021

七色に染まる大山の紅葉

豪円山(ごうえんざん)「のろし台」から眺めた秋の大山

鳥取県西部の大山(だいせん)は紅葉の名所として有名な山である。秋の大山は、彩り豊かな紅葉に覆われ、山全体が七色に色づくとも言われる。

金門から佐陀(さだ)川越しに眺めた大山

鳥取県西部にそびえる標高1709メートルの大山(頂上・弥山(みせん))は中国地方で最も高く、「日本百名山」の一つに数えられている。西から眺めると、円錐形の富士山に似ていることから「伯耆富士(ほうきふじ)」(伯耆は鳥取県西半分の旧国名)とも呼ばれている。一方、南、あるいは、北から眺めれば、活火山の時に噴火や山崩れによって形成された急崖を持つ荒々しい姿を見せる。そして、大山は山裾に沿ってブナ林が広がり、素晴らしい紅葉が見られる所として名高い。

大山観光局の足立朋子(あだち ともこ)さんは「大山はとても植生が豊かで、秋には、ブナだけではなくナラやカエデ、ナナカマドなどの落葉広葉樹が一斉に色づいていきます。そのため紅葉シーズンは、朱色、オレンジ、黄色などで彩られ、山全体が七色に色づくとも言われています」と語る。

秋の大山環状道路

足立さんによると、大山は古くから山岳信仰の霊場として崇められ、近世まで一般人の立ち入りも厳しく制限されていたため広大な手つかずの自然が残ったのだという。

そんな大山の紅葉が眺められる特に人気のスポットがいくつかある。例えば、標高約900メートルの「鍵掛峠(かぎかけとうげ)」では、荒々しい大山南壁の麓の紅葉を一望できる。また、豪円山(ごうえんざん)の中腹にある展望台「のろし台」は、遮るものがない大山北壁の眺めを見ることができる。そして、「金門」は、大山を信仰する人々が霊峰・大山の「入口」と考える、岩壁に挟まれた自然の隙間で、そこからは、同様に大山北壁を臨む広大な景色が広がっている。大山中腹を一周し、色鮮やかな紅葉のトンネルを走り抜ける全長64キロメートルの大山環状道路からの眺めも楽しい。

色鮮やかな紅葉をまとった上に雪化粧した大山

10月下旬から11月上旬にかけてピークを迎える大山の紅葉シーズンは、急激な冷え込みと冬の訪れともにやってくる。その時には、カラフルに色づいた紅葉の大山がうっすらと白い雪に覆われる幻想的な風景も楽しめるかもしれない。