VOL.210 DECEMBER 2025
SCHOOLS IN JAPAN
[政策お知らせ]これから日本へ旅行される皆様へ―安全・安心に楽しんでいただくために

四季折々の自然風景や健康的でおいしい日本料理に加え、富士山や東京スカイツリーなど魅力ある観光スポットを備える日本。旅行先として外国人にも人気だ。そこで今回は訪日外国人旅行者に向け、日本旅行を安心して楽しんでもらうために役立つ情報を紹介する。
2020年頃から世界中を席巻したコロナ禍が落ちついた現在、観光市場は再び活況を呈している。2024年に日本を訪れた外国人旅行者は約3,687万人1と過去最高を記録した。こうした日本人気の中、日本を訪れ様々な観光体験をする外国人が増える一方で、外国人旅行者が旅先での急な怪我や病気、自然災害やそれに伴う交通機関の停止などの予期せぬトラブルに巻き込まれるおそれもある。そこで日本政府は訪日外国人旅行者に向け、日本旅行を安心して楽しんでもらうための様々な情報を発信し、トラブルに備えておくことを呼びかけている。
旅行中の急な怪我や病気に備える
旅行中のトラブルで大きなものは事故や怪我、病気だ。普段とは違う気候や環境で体調を崩したり、思わぬ怪我を負ったりする可能性がある。日本で病院を受診する際には自国の公的健康保険・医療保険は適用されないので注意が必要だ。保険が適用されないと、ちょっとした怪我でも全額自己負担となり治療費が高額になる可能性がある。なお、医療費が不払いになった場合、以降の日本への入国を拒否される可能性がある。
旅行に向けた備えとして民間医療保険への加入が望ましい。民間医療保険では、通訳サービスや医療機関の紹介・手配サービスなども備わっており、安心・安全な日本滞在をサポートしてくれる2。日本に入国後にオンライン手続きですぐに加入できる保険も用意されているので、ぜひ加入を検討してほしい。入国後でも加入できる保険についての詳細は日本政府観光局(以下JNTO)のホームページ「JAPAN : the Official Guide」を参照。
実際に具合が悪くなったときなど、日本で医療を受ける際には、JNTOのホームページ「日本を安心して旅していただくために」から外国語対応が可能な医療機関の検索ができるので、ぜひ活用してほしい。

>自然災害の発生に備える
自然災害が多い日本では、旅行中に地震や津波、豪雨などに遭う可能性があるほか、自然災害は交通機関の停止や観光スポットの休業などにつながることがあり、注意が必要だ。
観光庁が監修する災害時情報提供アプリ「Safety tips」は、15言語3に対応しており、日本国内における緊急地震速報、津波警報、気象特別警報等をプッシュ型で受け取ることができる。また対応フローチャートや多言語対応のコミュニケ―ションカードなど、災害時に必要な情報を得ることができるサイトのリンク集も掲載しているのでぜひ活用してほしい。「Safety tips」の詳細は図1及びJNTOのホームページを参照(英語・韓国語・中国語(简体字・繁體字)のみ)。
図1 災害時情報提供アプリ「Safety tips」概要



- 1. JNTOの日本の観光統計データ「訪日外客数の推移」による。
- 2. 保険会社、プランにより利用できるサービスは違うため、加入に際しては各保険の注意書きをよく確認の上申し込むことを推奨。
- 3. 日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語・タガログ語・ネパール語・クメール語・ビルマ語・モンゴル語に対応。
Photo: PIXTA

