VOL.213 MARCH 2026
EXPLORING JAPANESE POTTERY
[日本固有の生き物]アカコッコ

アカコッコは、伊豆諸島と鹿児島県の南西部にあるトカラ列島などの九州の一部の島々にのみ生息する、全長約23cmの日本固有の鳥。胸から腹にかけて赤褐色の羽毛を持つことが特徴で、オスは頭部から胸にかけて黒く、メスはそれよりも淡い色合いをしており、共に目の周囲には細い黄色の輪が見られる。森林や林道などで暮らし、地上では落ち葉や土の下に潜むミミズや昆虫を、樹上では果実などをとって食べる。長年天敵の少ない島内で暮らしていたが、1970年代に一部の島でネズミによる農業被害を減らすためにニホンイタチ1が放されたことや噴火による火山ガスの影響を受け、アカコッコの個体数は激減。現在は国の天然記念物に指定されており、保護の対象となっている。

- 1. 日本の固有種で、もともとは本州・四国・九州とその周辺の島々に生息していた。しかし、ネズミを駆除する目的で、本来は生息していなかった北海道や他の島々にも持ち込まれたため、その地域の在来生物に影響が出ている。
Photo: PIXTA
