2.ヘアカラー(永久染毛剤)で異常を感じたときは?
〜使用をやめて、すぐに医療機関を受診しましょう

ヘアカラーによってかゆみ、赤み、痛みなどの異常が生じたら、その製品の使用はやめて、すぐに医療機関を受診しましょう。
ヘアカラーによるアレルギー反応は、髪を染めた後、6時間くらいでかゆみを感じ、その後に、かゆみ・赤み・腫れなどの症状が出始め、次第にその症状がひどくなります。アレルギー反応が現れた場合は、以後、ヘアカラーを使うたびに悪化して全身症状が出るように重症化してしまいます。継続して毛染めをしたい場合は、専門医を受診して使用可能な製品があるかどうかを検査してもらいましょう。自分の体質に合った製品が見つかれば安全に毛染めができます。

また、最近は、子供の髪を染めるケースも見受けられますが、子供のヘアカラーは要注意です。子供の皮膚は未熟なため化学物質の影響を受けやすいと言われています。低年齢のうちからヘアカラーを使うと、酸化染料との接触回数が増え、アレルギーを発症するリスクが高まる場合もあります。

■コラム
ヘアカラーリング剤にはどんな種類があるの?

ヘアカラーリング剤は、主に次の4種類があります。
いずれのヘアカラーリング剤も安全に使用できるものですが、頭皮や肌の状態、体質などによっては、かぶれなどのトラブルが生じる場合があります。また、トラブルなく使っていた製品でも、突然、その製品に含まれている成分でアレルギー反応を起こすこともあります。
また、ヘアカラーリング剤を眉毛やまつげに使用することはやめましょう。眼に入ると大変危険です。

(1)永久染毛剤(医薬部外品) =ヘアカラー、ヘアダイ、おしゃれ染め、白髪染め
一度でしっかり染めたい人に向いています。
永久染毛剤は医薬部外品で、染毛成分が髪の内部深くまで浸透して染めるため、色落ちが少なく、色持ちが長期的に持続します。永久染毛剤の中でも、酸化染料を使った「酸化染毛剤」は、毛髪のメラニンを脱色しながら明るい色にも暗い色にも染めることができます。
ただし、染毛力に優れていますが、染毛後は髪が傷みやすくなったり、有効成分の「酸化染料」が体質や肌状態によってはかぶれの原因になったりすることがあります。

(2)半永久染毛料(化粧品) =ヘアマニキュア、カラートリートメント
髪をなるべく傷めず、髪を染めたい方に向いています。
代表的な製品であるヘアマニキュアは、1回の使用で色素が髪の内部まで浸透して染毛します。カラーリンス、カラートリートメントは、リンスやトリートメントとして使用し続けることによって、髪の表層部に徐々に色素が浸透し、髪を染めていきます。アレルギーを引き起こしにくいため、ヘアカラーが使えない人でも使えます。また、繰り返し染めても髪の傷みがあまりありません。
ヘアマニキュアの場合、色持ちは約2〜4週間です。ただし、汗や雨などでも色落ちすることがあり、皮膚や爪についてしまうと、すぐにはとれにくいことがあります。

(3)脱色剤・脱染剤(医薬部外品) =ヘアブリーチ
髪を明るい色にしたい人、染毛した髪の色を取りたい人に向いています。
脱色剤・脱染剤は医薬部外品で、前者は毛髪の色素であるメラニンを、後者はヘアカラーで染めた毛髪から染料とメラニンを脱色する作用があります。酸化染料が配合されていないため、かぶれを起こすことはほとんどありませんが、髪の手入れが十分でない場合、髪を傷めるおそれがあります。※ただし、一度ヘアカラーを使用した髪の染料は脱色しにくいため、美容院へご相談されることをおすすめします。

(4)一時染毛料(化粧品) =ヘアマスカラ、ヘアカラースプレー
一時的に髪の色を着色したい人、部分的に手軽に着色したい人に向いています。
ヘアマスカラなどの一時染毛料は、顔料などの着色剤を毛髪の表面に付着させ、髪を一時的に着色するものです。髪の傷みやかぶれはほとんどありません。染毛後は1回のシャンプーで洗い落とすことができます。ただし、汗や雨などでも色落ちし、衣服を汚すことがあります。
  1. ヘアカラー(永久染毛剤)によるアレルギーって?
  2. ヘアカラー(永久染毛剤)で異常を感じたときは?
  3. ヘアカラー(永久染毛剤)のアレルギーを防ぐには?

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