〈イントロダクション:女性ナレーター〉
皆さんは万一の災害に備え、家庭で食品の備蓄をしていますか。大きな災害が起きると、電気、ガス、水道などのライフラインが停止するとともに、物流が機能しなくなるなど、スーパーやコンビニでも食品が手に入りにくくなります。このような場合に備え、何をどれだけ、どんな方法で備蓄すれば良いか、気軽に始められる食品備蓄のコツを紹介します。
(本文 Q.女性ナレーター/A.男性ナレーター)
Q1:どれだけ家庭での食品の備蓄をすれば良いのですか?
A1:災害発生からライフラインの復旧までは、1週間以上かかるケースがほとんどです。また、災害支援物資が届かないことや、スーパーやコンビニで食品が手に入らないことが想定されます。最低でも3日分、できれば1週間分くらいの食品を家庭で備蓄しておくことが望ましいといわれています。
Q2:何を家庭で備蓄すれば良いのですか?
A2:栄養バランスを考え、家庭の人数や好みに応じた備蓄内容と量を検討しましょう。具体例は次のとおりです。
- 必需品
- 水とカセットコンロなどの熱源は必需品です。水は、飲料水と調理用水として1人1日約3リットル程度必要です。カセットボンベは、1人で1週間当たり約6本必要です。
- 主菜
- 魚介や肉類の缶詰など、手軽にタンパク質をとれる上に長期保存できる食品を備えておきましょう。
- 主食
- エネルギー源となるごはんや、そば、うどん、パスタなどのカップ麺や乾麺などを備えましょう。
- 副菜と果物
- ビタミン、ミネラル、食物繊維をとるために、日持ちする野菜を常備しておきましょう。野菜ジュースやドライフルーツなどもあると良いでしょう。
- その他
- あめ、羊羹、チョコレートなどの菓子、調味料、インスタント味噌汁や即席スープも備えておきましょう。
Q3:食品の備蓄を始めるのに良い方法はありますか?
A3:ふだん食べているものを消費しながらストックする「ローリングストック」が、おすすめです。
- ふだん食べている食材を多めに買って、蓄える。
- 賞味期限の古いものから食べる。
- 食べたらその分を買い足して、補充する。
以上を繰り返しながら一定量の食品を備蓄します。
Q4:乳幼児や高齢者、持病・アレルギーのあるかたの備えについて教えてください。
A4:それぞれのかたに合った食品を最低2週間分、備蓄することを奨励しています。できるだけふだんの状態に近い食事がとれるように備えておきましょう。
具体例は次のとおりです。
- 乳幼児の備え
- ミルクと哺乳ビン、紙コップや使い捨てのスプーンを備えておくと安心です。
- レトルトの離乳食を多めにストックしておきましょう。レトルトの離乳食はふだんから食べ慣れておくことも大事です。
- 日ごろから好きな食品や飲み物を備えておくと、災害時でも安心できます。
- 高齢者の備え
- 体力が落ちたときや食欲がなくなったときなどに備え、レトルトのおかゆやインスタントの味噌汁などがあると安心です。
- 食べる機能が弱くなったかたの備え
- 噛むことや飲み込むことなど食べる機能が弱くなったかたや、栄養状態が良くないかたを対象にした介護食品を活用しましょう。食べる機能に応じた様々な食品があり、ドラッグストアなどで購入できます。
- 慢性疾患のかたの備え
- 医師が処方した食事療法をふだんと同じように継続できるよう、備蓄する食品の内容を工夫しましょう。缶詰やインスタント食品、レトルト食品などは塩分が多いため注意が必要です。
- 食物アレルギーのかたの備え
- アレルゲンが含まれていない食品を備蓄しておきましょう。例えば、アレルギー対応の粉ミルクや離乳食、レトルト食品や缶詰、飲み物を備えておきましょう。
〈エンディング:女性ナレーター〉
いつもと変わらない、温かく栄養バランスのとれた食事があれば、心と体が満たされ、前向きな思考と元気に活動するためのエネルギーが湧いてきます。家庭での備蓄食品の選び方について、詳しくは「農林水産省 食品ストックガイド」で検索してみてください。
