音声広報CD「明日への声」トラックナンバー4 vol.109(令和8年(2026年)6月発行)

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(イントロダクション:女性ナレーター)

固定電話を狙った特殊詐欺の被害が後を絶ちません。被害者の多くは高齢者ですが、若い世代も手口や対策を知り、親や祖父母に注意を呼び掛けて、大切な家族と財産を守りましょう。この音声では、「1.特殊詐欺の手口」「2.特殊詐欺の対策」「3.相談先」についてご紹介します。音声は10分程度でお聞きいただくことができます。

(本文 Q.女性ナレーター / A.男性ナレーター)

Q1:特殊詐欺の手口を教えてください。

A1:特殊詐欺は、面識のない不特定多数の人に電話をかけるなどして、現金やキャッシュカードなどをだまし取る詐欺です。代表的な手口を4つご紹介します。

①還付金詐欺
自治体や税務署、年金事務所の職員を名乗り、「医療費・保険料の過払いがある」「年金の未払いがある」などという電話をかけてきます。犯人は、払い戻しには期限があると焦らせた上で、今すぐ携帯電話を持って近くのATMに向かうよう指示してきます。指示どおりにATMを操作すると、実際には犯人側の口座にお金が振り込まれるという詐欺です。ATMでの携帯電話の通話は、しない、させないことが被害防止につながります。
②オレオレ詐欺
息子や孫などになりすました犯人から電話があり、仕事に関するトラブルなどを口実に、お金を要求する詐欺です。「風邪をひいて、喉の調子が悪い」「携帯電話をなくして携帯番号が変わった」などと言って不自然に思われないようにし、新しい電話番号を登録させます。その後、その電話番号から着信があり、「会社のお金を株に使い込んだ」「会社のお金が入ったバッグをなくした」「訴えると言っているのでお金が必要」など、お金が至急必要であると訴えます。また、話を裏付けるために、警察官や同僚などを装った犯人の仲間から電話がかかってくる場合もあります。お金の話がでたら、いったん電話を切り、今まで使っていた息子や孫の電話番号にかけて確認しましょう。
③キャッシュカードを狙った詐欺
警察官や銀行員、自治体や税務署の職員などと偽り、「キャッシュカードが不正に利用されている」「預金を保護する手続きをする」「医療費や給付金などの払い戻しがある」などと電話でうその説明をします。その後、「キャッシュカードの確認に自宅へうかがう」といった名目で、犯人が自宅を訪れます。そして「暗証番号を書いた紙とキャッシュカードを封筒に入れてください」などと言って、被害者が目を離したすきに、あらかじめ用意しておいた偽のカードと本物のカードをすり替えて盗み取ったり、キャッシュカードの取替えを名目に、そのまま持ち去ったりする場合もあります。その後、被害者が気づかないうちに口座から現金を引き出します。警察官や銀行員などが暗証番号を聞いたり、キャッシュカードを要求したりすることは絶対にありません。
④架空料金請求詐欺
インターネット事業者などを名乗る犯人から、有料動画サイトの未納料金が発生しているなどの名目で、携帯電話にショートメッセージが送られてきて、実際には使用していない料金を支払わせようとする詐欺です。ショートメッセージの本文に記載された電話番号に電話をかけると、「払わなければ裁判になる」「今日払えば大半が返金される」などと言われ、払ったほうが良いと思い込まされてしまいます。事業者などが未納料金などの支払いの名目で、コンビニエンスストアで、電子マネーやプリペイドカードを購入させることは絶対にありません。また、特定のサイトにアクセスしたパソコンの画面に「ウイルスに感染した」といったうその警告を表示させ、セキュリティ対策名目でお金をだまし取る手口も増えています。

Q2:特殊詐欺の電話を受けないための方法はありますか?

A2:特殊詐欺の電話の多くは、国際電話番号からかかってきます。ふだん国際電話を利用しない場合は、国際電話を休止することが有効です。固定電話は、「国際電話不取扱受付センター」0120-210-364に電話して申し込みます。スマートフォンでは、着信設定の見直しやセキュリティアプリで、国際電話番号からの着信を制限することができます。また、特殊詐欺だけでなく、悪質な勧誘や営業などの電話の対策として、防犯機能を備えた電話機の導入があります。メーカーによって機能は異なりますが、着信音が鳴る前に電話をかけてきた相手に「この通話は防犯のため録音されます」などと警告する機能を備えていたり、未登録の番号からかかってきたときは、赤いランプで「迷惑電話に注意してください」などの警告を促したり、着信を拒否したりする機能もあります。

Q3:特殊詐欺の電話やメールを受けたとき、また被害に遭ったときは、どこに相談すれば良いですか?

A3:次の相談窓口にお電話ください。

  • 警察相談専用電話 #9110
  • 消費者ホットライン 188
  • 日本証券業協会の未公開株通報専用電話 0120-344-999

(エンディング:女性ナレーター)

特殊詐欺の手口は、年々巧妙化しており、最近は「ニセ警察詐欺」も急増しています。「自分は大丈夫」と油断せず、日頃から家族や身近な人と情報を共有して詐欺を防ぎましょう。万が一、不審な電話やメールを受けたときは、慌てずに、まず相談してください。詳しくは「政府広報 特殊詐欺」で検索してみてください。

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