音声広報CD「明日への声」トラックナンバー3 vol.110(令和8年(2026年)7月発行)

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(イントロダクション:女性ナレーター)

しつこく繰り返される、つきまといや待ち伏せ、無言電話などは、ストーカー行為であり、エスカレートすると凶悪犯罪につながるおそれもあります。この音声では、「1.ストーカー行為とは何か」「2.ストーカー行為の10の類型」「3.被害を受けた場合の相談先」「4.警察の対応」「5.相談する際に準備するもの」についてご紹介します。音声は10分程度でお聞きいただくことができます。

(本文 Q.女性ナレーター / A.男性ナレーター)

Q1:ストーカー行為とは、どのような行為ですか?

A1:ストーカー規制法では、つきまとい・待ち伏せを始めとする10の類型の行為を、あなたやあなたの身近な人である配偶者・親族、友人、同僚などに対して、繰り返し行うことをストーカー行為として規制しています。ストーカー行為をした者は、1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金が科されます。さらに、警察からの禁止命令等に違反してつきまといなどをすると、2年以下の拘禁刑又は200万円以下の罰金が科されます。

Q2:10の類型の行為について教えてください。

A2:10の類型とは次のような行為です。

  1. つきまとう、待ち伏せる、進路に立ちふさがる、自宅や職場などに押しかけたり見張ったりする、旅行先のホテルの付近をみだりにうろつく行為。
  2. あなたが帰宅した直後に「おかえりなさい」と電話をする、あなたの行動や服装を電話やSNSのメッセージなどで告げるなど、監視していると告げる行為。
  3. 拒否しているのに面会や交際などを要求する、贈り物を受け取るように要求する行為。
  4. 大声で怒鳴る、家の前で車のクラクションをうるさく鳴らす行為。
  5. 無言電話や連続した電話をかける、拒否しているのに手紙やFAX、電子メール、SNSのメッセージなどをしつこく送る行為。
  6. 汚物や動物の死体など著しく不快感を与える物を、自宅や職場に送りつける行為。
  7. 名誉を傷つけるような言葉を告げる、中傷するようなメールやSNSのメッセージを送る行為。
  8. わいせつな写真などを送りつける、電話や手紙で卑わいな言葉を告げ、辱めようとする行為。
  9. あなたの車や自転車にGPS機器を無断で取り付ける、あなたの鞄にひそかに紛失防止タグを忍び込ませる、GPS機器や紛失防止タグをひそかに取り付けた物をあなたに渡す行為。
  10. 無断で取り付けたGPS機器や紛失防止タグから位置情報を取得する、無断でインストールした位置情報共有アプリケーションから位置情報を取得するなどの行為。

なお、紛失防止タグの悪用によるストーカー行為は、2025年のストーカー規制法改正により、新たに加わりました。

Q3:ストーカーに不安を感じたり、被害を受けたりしたときは、どうすれば良いですか?

A3:ストーカー行為は放置すると、凶悪な犯罪にエスカレートするおそれがあります。不安を感じたり、ストーカー被害を受けたりしたら、ためらわず警察に相談してください。最寄りの警察署では、ストーカーに関する相談に24時間対応します。また、そのほかにも次のような相談先があります。

警察相談専用電話 #9110
お近くの都道府県の警察本部の総合窓口につながります。ただし、緊急の場合は、110番通報をお願いします。
女性相談支援センター全国共通短縮ダイヤル #8778
ストーカーのほか、配偶者や交際相手からの暴力など、女性からの様々な相談に応じます。ご使用の電話回線などによって利用できない場合は、厚生労働省のホームページから各都道府県の女性相談支援センターの電話番号を確認することができます。

Q4:警察に相談すると、どのような対応がされますか?

A4:警察は、加害者に対してストーカー行為をやめるよう警告や禁止命令等をする、検挙などにより加害行為を防止する、被害者の保護措置をするなどの対応を行います。さらに、被害者からの申出がなくても、警察の職権で警告ができるようになっています。これにより、被害者が申出をためらう場合でも、早期に被害者の安全を確保することができます。そのほか、ストーカー被害を防止するための具体的な防犯対策の助言や、被害防止を目的とした話合いのために、相手方へ連絡することなども行っています。

Q5:警察に相談するときに、用意しておくと良いものはありますか?

A5:警察では、被害の内容をできるだけ正確に把握するため、被害に遭われた日時や場所、状況などをお尋ねします。証拠となる物があれば廃棄や削除をせずに持参してください。記録する際は次の点に気をつけましょう。

  1. 被害があった場合、日時・場所・状況などを記録する。
  2. 手紙その他の送付物、FAXなどを残しておく。
  3. 着信履歴や電子メール、留守番電話などの記録や内容を残しておく。
  4. SNSのメッセージはスクリーンショットをとる。
  5. 電話の内容を録音する。
  6. つきまといなどの行為をカメラやスマートフォンで撮影する。

(エンディング:女性ナレーター)

ストーカー行為は次第にエスカレートし、凶悪な犯罪に発展するおそれがあります。あなたの命と身の安全を守るために、不安を感じたら何か起こる前に警察に相談してください。詳しくは「政府広報 ストーカー行為」で検索してみてください。 

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