音声広報CD「明日への声」トラックナンバー4 vol.110(令和8年(2026年)7月発行)

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(イントロダクション:女性ナレーター)

熱中症警戒アラートは、危険な暑さが予想される場合に、熱中症への警戒を呼びかけるものです。また、熱中症特別警戒アラートは、より危険な暑さが予想される場合に発表されます。この音声では「1.熱中症警戒アラートと熱中症特別警戒アラートの発表方法」「2.熱中症の予防行動」「3.熱中症が疑われる人への対応」についてご紹介します。音声は10分程度でお聞きいただくことができます。

(本文 Q.女性ナレーター / A.男性ナレーター)

Q1:熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートは、いつ、どこで発表されますか?

A1:熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高くなると予想される日の前日17時及び当日朝5時に、熱中症特別警戒アラートは、前日14時に、環境省の「熱中症予防情報サイト」で発表されます。サイトでは、色のバリアフリーに配慮して、わかりやすい配色を用いるなど、アクセシビリティの向上に取り組んでいます。また、メール配信サービスやLINE公式アカウントを利用すると、発表の通知を無料で受け取ることもできます。

Q2:熱中症警戒アラートが発表されたときの予防行動や対策を教えてください。

A2:熱中症警戒アラートが発表されたときは、一人ひとりが、ふだん以上に意識して、次のような熱中症予防行動を心がけましょう。

1. 涼しい環境で過ごす
室内では、エアコンなどを適切に使用し、涼しい環境になるように、部屋の温度を調整しましょう。室内の温度にむらが生じる場合は、エアコンの風向きを変えるルーバーを動かしたり、扇風機を使ったりして室内の空気を循環させましょう。また、月に1回か2回、エアコンのフィルター掃除をすると、冷房効率が高くなります。
2. こまめに水分・塩分の補給をする、涼しい服装にする
運動をしていなくても、こまめに水分を補給しましょう。水分補給は、のどが渇く前から行ってください。目安は、1日当たり1.2リットル、コップなら約6杯分です。スポーツドリンクや塩あめなども活用して、汗で失われる塩分も補給しましょう。また、熱がこもりにくい涼しい服装を心がけましょう。
3. 熱中症になりやすいかたに声をかけ、予防行動を促す
身近なかたから、熱中症になりやすいかたがたへ、見守り、声かけをしましょう。高齢者やこども、持病のあるかた、体に障害のあるかた、肥満のかたは、熱中症になりやすいため、更なる注意が必要です。特に高齢者は、暑さを感じにくい上に、発汗や体温調節機能などが低下しているため、屋内にいるときでも注意が必要です。

Q3:熱中症特別警戒アラートは、熱中症警戒アラートとどのような違いがありますか?

A3:熱中症特別警戒アラート発表時は、広い範囲で、過去に例のない危険な暑さなどとなり、人の健康に重大な被害が生じるおそれがあります。このため、熱中症予防行動によって自分の身を守るだけではなく、周囲への声かけなども行い、危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってください。いつもの熱中症予防行動と同様の対応では、不十分な可能性がありますので、今一度気を引き締め、準備や対応を行ってください。また、熱中症特別警戒アラート発表時には、涼しい環境で過ごすことがより大切となることから、市区町村が事前に指定している「クーリングシェルター」が、指定された時間帯に開放されます。クーリングシェルターには、公民館や図書館などの公共施設だけでなく、スーパーやドラッグストアなどの民間施設が指定されていることもあります。指定された施設や開放時間は、市区町村の発表をご確認ください。なお、自宅にエアコンがあるなど、涼しい環境を確保できる場合には、必ずしもクーリングシェルターへの移動は必要ありません。

Q4:熱中症が疑われる人を見かけたとき、できることはありますか?

A4:熱中症は、症例によっては急速に症状が進行し、重症化します。もしもめまいや大量の発汗など、熱中症が疑われる症状の人を見かけたら、落ち着いて状況を確認し、次のように対処してください。

涼しい環境に避難させる
熱中症が疑われる症状が見られる人がいたら、すぐに風通しの良い日陰や、冷房が効いた室内などの涼しい場所へ移し、しばらくは付き添って様子を見守りましょう。
体から熱を逃がして冷やす
衣服をゆるめ、体に水をかけるか、濡れタオルを当てて扇ぐなどして、体から熱を逃がします。自動販売機やコンビニで、冷えたペットボトル飲料や、かち割氷などを手に入れ、首の付け根の両側、脇の下、大腿の付け根の前面に広く当て、皮膚の下を流れる血液を冷やすことも有効です。
軽症なら自力で水分補給を促す
冷たい飲み物は、水分補給とともに、胃の表面から体の熱を奪うことができます。大量に汗をかいている場合は、塩分も適切に補える、経口補水液やスポーツドリンクなどが最適です。ただし、「呼びかけや刺激に対する反応がおかしい」「応答がない」ときは、誤って水分が気道に流れ込む可能性があります。その場合は、口からの水分補給は禁物ですので、すぐに救急車を呼ぶなどして病院に搬送しましょう。

(エンディング:女性ナレーター)

熱中症は死に至る可能性がありますが、予防法を実践することで防ぐことができます。熱中症警戒アラートなどが発表されている日は、他人事と考えず、暑さから自分の身を守りましょう。また、周囲の人への声かけも大切です。詳しくは「政府広報 熱中症対策」で検索してみてください。 

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