(イントロダクション:女性ナレーター)
「役所に申請したが手続が進まない」、「どこに相談したらよいか分からない」など、役所の仕事に関する苦情、意見・要望や、行政に関して分からないことなどがある際に利用できるのが「行政相談」です。この音声では、「1.行政相談とは何か」「2.相談できる内容」「3.解決した事例」「4.相談方法」をご紹介します。音声は10分程度でお聞きいただくことができます。
(本文 Q.女性ナレーター / A.男性ナレーター)
Q1:行政相談とは、どのようなものですか?
A1:行政相談とは、国や独立行政法人・特殊法人の業務のほか、国が関わる都道府県・市区町村の業務に関する苦情、意見・要望などを幅広く受け付ける制度です。これらの相談について、担当する行政機関とは異なる立場から、関係行政機関にあっせんを行い、問題の解決や実現の促進を図ります。また、寄せられた相談は、行政の制度や運営の改善にもいかされています。
Q2:どのようなことを相談できますか?
A2:役所の仕事に関して、例えば次のような相談を受け付けています。
- ●社会福祉、医療保険・年金、雇用などに関するもの
- 「児童扶養手当の受給資格を確認したい」、「国民年金や厚生年金保険の被保険者の資格要件を知りたい」、「長時間労働を強いられているので、相談先を教えてほしい」など。
- ●道路や運輸に関するもの
- 「国道に危険箇所があるので、早く改修してほしい」、「バスの時刻表が剥がれているので直してほしい」など。
- ●国・県・市区町村の窓口サービスに関するもの
- 「申請を受け付けてもらったが、いまだに許認可の決定がされないので、早く対応してほしい」など。
このほか、「困りごとについて、どこに相談すれば良いか分からない」、「関係機関に相談したものの、説明や対応に納得できない」、「関係機関に直接苦情を申し出にくい」、「制度や仕組みが分からない」といった相談も受け付けています。
Q3:相談によって解決した事例を教えてください。
A3:行政相談を通じて行政サービスなどが改善した事例をご紹介します。
- ●郵便ポストの移設
- 「廃屋の軒先に設置されている郵便ポストが使いにくく、また、危険なので移設してほしい」という相談について、日本郵便株式会社に連絡した結果、ポストは多くの人が利用する店舗の軒先に移設されました。
- ●国立病院の駐車料金の見直し
- 「家族が国立病院に入院しているが、外来患者以外は駐車料金が有料で、経済的な負担が大きいので無料にしてほしい」という相談について、ほかの利用者からも同様の声があったことから、国立病院に改善を申し入れました。その結果、入院患者の家族については、訪問回数が頻繁な場合、駐車料金が無料となりました。
- ●横断歩道橋の撤去
- 「廃校になった小学校前の横断歩道橋が、ほとんど利用されていないため、撤去して通行しやすくしてほしい」という相談について、河川国道事務所に連絡した結果、歩道橋は撤去され、新たに歩行者用信号機や横断歩道が設置されました。
- ●音声コードの導入
- 「視覚に障害があるため、本人限定受取郵便物のお知らせが届いても、内容が分からないので、音声コードを付けてほしい」という相談について、「本人限定受取郵便物等をお預かりしているので郵便局にご連絡をお願いします」という内容を、点字及び音声コードでお知らせするカードを投函する仕組みが導入されました。
Q4:どのような方法で相談ができますか?
A4:行政相談は、特定の様式や添付書類を必要とせず、簡単に利用できます。相談は無料で、相談内容の秘密は固く守られます。相談は、電話、窓口、インターネット、手紙、FAX、チャットボットなど、様々な方法で行うことができます。また、災害発生時には災害専用ダイヤルや特別行政相談所での相談が可能です。
- ●電話
- 0570-090110に電話すると、最寄りの総務省行政相談センター「きくみみ」に繋がります。受付時間は午前9時から午後4時45分までで、平日の受付時間外や、土日、休日、年末年始などの閉庁日は、留守番電話で対応しています。なお、通話には通話料がかかります。また、相談内容を正確に把握するため、通話を録音しています。
- ●窓口
- 各都道府県の県庁所在地などには「きくみみ」窓口が設置されています。また、15都市17か所のデパートなどに開設されている「総合行政相談所」、特定の日に公共施設やデパートなどで実施される「行政相談委員による行政相談所」などでも相談できます。
- ●インターネット・手紙・FAX
- インターネットによる相談は、24時間365日受け付けています。英語での相談も可能です。手紙及びFAXは、総務省行政相談センター「きくみみ」宛てにお送りください。
- ●国・地方共通相談チャットボット(Govbot)
- Govbotは、マイナンバー、医療保険など、住民からの問合せニーズが多い行政分野や、多くの住民に関係する新しい制度を中心に、国が一定程度統一的に回答できる質問について、チャット形式で回答するチャットボットです。
- ●災害時の特別行政相談活動
- 総務省では、災害発生時に、生活支援に関する情報や相談窓口をまとめたガイドブックを配布するとともに、災害専用ダイヤルや避難所などにおいて、被災者からの相談に対応する取組を展開しています。
(エンディング:女性ナレーター)
総務省では、毎年9月から10月までの2か月間を「行政相談月間」としています。期間中は、公民館やデパートなどに「一日合同行政相談所」を開設し、複数の行政機関が、共通の窓口で相談を受け付けます。詳しくは「政府広報 行政相談」で検索してみてください。
