(イントロダクション:女性ナレーター)
動物と触れ合うと、心が和み、元気になります。ペットとの暮らしは、私たちの日常に幸せと彩りを与えてくれますが、その動物の命を預かることでもあります。人も動物も幸せに暮らすために、飼い主が果たすべき責任について考えてみましょう。この音声では、「1.飼い主の責任」「2.ペットを飼う前に考えること」についてご紹介します。音声は5分程度でお聞きいただくことができます。
(本文 Q.女性ナレーター / A.男性ナレーター)
Q1:ペットと人が幸せに暮らすために、飼い主が果たすべき責任を教えてください。
A1:飼い主には、次のような責任があります。
- ●ペットを最後まで飼う
- ペットがいきいきと生活できるよう、その種類や習性などに応じた飼育環境を整え、健康や安全に配慮し、最後まで飼う責任があります。また、社会の中には動物が苦手な人もいるため、ルールやマナーを守り、社会や近隣に迷惑をかけないようにすることも必要です。
- ●動物の病気や感染症について正しい知識を持ち、予防に努める
- 動物と人の双方に感染する病気について理解し、自分や他の人への感染を防ぎましょう。例えば、狂犬病の予防注射は、狂犬病予防法によって年1回の注射が義務付けられています。このほかにも、様々な病気や感染症を予防するための混合ワクチンがあります。定期的に健康診断を受け、病気の予防に努めましょう。
- ●他人への迷惑を防ぐ
- ペットが人に危害を加えたり、鳴き声などで近隣に迷惑をかけたりしないように、種類に応じたしつけや訓練を行いましょう。また、公共の場に排せつ物が放置されると、不快感を与えるだけでなく衛生上の問題もあります。糞尿の始末は必ず行いましょう。
- ●むやみに繁殖させない
- 飼い主には、ペットが産んだ子も飼う責任があります。むやみな繁殖を防ぐため、不妊・去勢手術を行いましょう。それによって病気のリスクが減るほか、発情期特有の鳴き声などの行動がなくなります。
- ●盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにする
- 逃げ出したり、迷子になったりした場合に備え、どこで保護されてもすぐに飼い主が分かるように、迷子札や鑑札などを首輪につけ、マイクロチップを埋め込みましょう。
Q2:ペットを飼う前に考えることはありますか?
A2:飼い主の都合でペットを手放すことがないよう、最後まで責任をもって飼えるかどうかをよく考えましょう。次のうち、一つでも満たしていない場合は、今は飼育を見送るという判断も動物への愛情です。
- ●ペットを飼える住宅である
- 集合住宅や賃貸住宅では、管理規約でペットの飼育が禁止されている場合がありますので、事前に確認しましょう。また、転居や転勤の予定がある場合は、慎重に判断しましょう。
- ●必要な飼育環境を調べている
- 動物は種類や品種によって、生態や必要な世話が異なります。見た目やイメージだけで判断せず、その動物の特性を理解し、本当に自分で飼えるのかをよく考えましょう。
- ●家族全員が同意している
- ペットを飼うには、家族の理解と協力が欠かせません。また、家族に動物アレルギーの人がいないかを確認し、気になる場合は、事前に医師に相談しましょう。
- ●毎日世話ができる
- 餌やり、糞尿の始末、散歩、しつけなどを、ペットが寿命を迎えるまで続ける必要があります。また、長期の旅行も難しくなります。さらに、近隣に配慮し、糞の始末は必ず行い、しつけをする必要があります。
- ●生涯にかかる費用を理解している
- 毎日の餌や首輪やケージなどのペット用品、予防注射、不妊・去勢手術、健康診断、けが・病気の治療などの費用が掛かります。生涯でどの程度の費用が必要か、あらかじめ冷静に考えましょう。
- ●飼えなくなった場合に世話をしてくれる人がいる
- 不慮の事故や病気などで、あなたが飼えなくなるかもしれません。万が一に備え、ペットを預けられる人や世話をしてくれる人を考えておきましょう。
(エンディング:女性ナレーター)
毎年9月20日から26日までは「動物愛護週間」です。期間中は、国や地方自治体、関係団体が協力して、 動物の愛護と管理に関する普及・啓発を目的とした様々な行事を開催しています。動物を飼っているかたも、飼っていないかたも、人と動物がともに幸せに暮らせる社会の在り方について、理解を深めてみませんか。詳しくは「政府広報 ペットの飼育」で検索してみてください。
