メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.39(平成26年(2014年)9月発行)

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トラックナンバー8 【6分】

(タイトル)危険ドラッグは買わない!使わない!かかわらない!

(本文)

最近、危険ドラッグが原因で発生したひき逃げや死亡事故などの重大な犯罪が、全国で増加しています。
危険ドラッグを使用したとして、平成25年に検挙された人数は、平成24年の検挙人数を上回り、これまでで最も多くなっています。このうち、およそ8割は初めて薬物を使用したという者でした。「ちょっとやってみようかな」という軽い気持ちが取り返しのつかないことになる場合もあります。
警察庁と厚生労働省では、このような現状を受けて、これまで違法とは言えない可能性があるため「合法ハーブ」「脱法ドラッグ」などと称して販売されているものを「危険ドラッグ」と呼ぶようにしました。「ハーブ」というと、あたかも健康にいいかのような印象を与え、「合法」というと、違法ではなく法律で認められたものという誤解から抵抗感がなくなったり、好奇心から軽い気持ちで手を出してしまったりするケースがあるため"危険なものである"ということを強く訴える表現としました。危険ドラッグは、規制を逃れるために新たな物質が次々と作られ、検査が追い付かず、立証が難しいのが現状です。しかし、政府は指定薬物への迅速な指定や、危険ドラッグを販売する店舗への立入検査及び道路交通法による取り締まり、啓発活動、パトロールなどをさらに強化し、対応していきます。

では、危険ドラッグとはどのようなものなのでしょうか。
危険ドラッグは、形態はいろいろありますが、たとえば乾燥させた植物片に、覚醒剤や大麻の成分と似た作用の物質を加えたようなもので、法律で規制されていない物質が使われることがほとんどです。「お香」や「アロマオイル」「バスソルト」「漢方薬」などの名前でおしゃれなパッケージに入れられ、専門店などで売られています。インターネットや街の自動販売機などで手軽に入手できることから、特に、若者を中心に乱用が広がり、最近では子どもたちにまで影響が及んでいます。
使用すると、おう吐や意識障害、呼吸困難、けいれん、錯乱、幻覚などといった症状が現れ、最悪の場合は死に至ります。人によって症状は様々ですが、たった一度の使用でも、幻覚や妄想など後遺症に一生涯悩まされる可能性もあります。さらには、幻覚などにより錯乱状態となり、ひき逃げや傷害など他の人に対して暴力的になって重大な犯罪を引き起こし、家族や周囲の人間関係の崩壊の要因にもなります。

「1回だけなら平気だから」とか「やせられるよ」「みんなやってるから」など、甘い誘いにのって、つい手をだしてしまう人が大勢います。「たった一度だけ」という軽い気持ちのつもりでも、再び同じ感覚を味わいたくなり、繰り返し危険ドラッグに手を出してしまいます。こうして乱用を繰り返しているうちに、薬物に依存する状態となり、自分の意思ではやめられなくなっていきます。さらに、使用がエスカレートし、より強い刺激を求めて覚せい剤や麻薬などの薬物に手を出してしまうケースもあります。このことから危険ドラッグは、他の違法薬物への入り口「ゲートウェイドラッグ」とも言われています。
危険ドラッグに含まれる指定薬物については、使うことはもちろんのこと、売ることも買うことも、持っていることなども禁止されています。違反した場合は3年以下の懲役、もしくは300万円以下の罰金、またはそのどちらも科せられる場合があります。
危険ドラッグなど薬物の乱用は人生を破壊するに等しい行為です。一人ひとりが「絶対に手を出さない」という強い意志をもつことが大切です。

10月1日から11月30日は「麻薬・覚醒剤乱用防止運動」が実施されます。麻薬、覚醒剤、大麻、危険ドラッグなどの恐ろしさ、薬物乱用による弊害を広く知ってもらい、根絶することを目的として毎年行われています。
もし、危険ドラッグなどの薬物乱用についてご自分で悩んでいたり、問題を抱えている人をご存知でしたら、厚生労働省の麻薬取締部、または各都道府県の薬務課、保健所、精神保健センターなどにご相談ください。

薬物乱用問題に関するお問合せは
厚生労働省 医薬食品局 監視指導・麻薬対策課
電話 代表番号03-5253-1111 内線2796 へどうぞ。

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