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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.42(平成27年(2015年)3月発行)

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トラックナンバー9 【6分】

(タイトル)「和紙:日本の手漉和紙技術」が、ユネスコ無形文化遺産に

(本文)

2014年11月、「和紙:日本の手漉和紙技術」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。日本では2013年に登録された「和食:日本人の伝統的な食文化」に続いて22件目の登録となります。
無形文化遺産の保護は、2003年にユネスコ総会において採択された「無形文化遺産の保護に関する条約」により定められており、この条約では、無形文化遺産のさらなる認知向上などをはかるため、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」を作成することとされています。この一覧表に登録されたものが、いわゆるユネスコ無形文化遺産と呼ばれています。
今回、無形文化遺産への登録の対象となったものは、島根県の「石州半紙」、岐阜県の「本美濃紙」、埼玉県の「細川紙」の3つの和紙の製作に関する伝統的工芸技術であり、これらの技術は、国の重要無形文化財に指定されています。3紙とも原料には「楮」というクワ科の植物のみを使い、手漉きによる伝統的な技法を用いて製作しています。無形文化遺産への登録にあたっては、これらの技術が、保持団体を中心に地元コミュニティの中で保護・継承がはかられてきたこと、それにより地域社会のつながりが育まれていることなどが評価されました。

では、3つの和紙の特徴をご紹介しましょう。
石州半紙は、島根県西部の石見地方に伝わる製作技術です。紙質は強靭でありながら繊細で光沢のある和紙のため、江戸時代には大阪商人が帳簿として使い、火災の時には井戸に投げ込んでも、破けず保存できたため、大変重宝がられたそうです。
本美濃紙は、岐阜県美濃市に伝わる製作技術です。白くて美しく、柔らかみのある独特な肌ざわりは、昔から最高級の障子紙として高く評価されており、京都迎賓館の障子や照明器具にも使用されています。
細川紙は、埼玉県の比企郡小川町及び秩父郡東秩父村に伝わる製作技術です。江戸時代に、現在の和歌山県から埼玉県に技術が伝えられ、盛んになったと言われています。毛羽立ちにくく丈夫なため、和本や版画の用紙、文化財の修理用紙としても使われています。

和紙は、古くから日本の暮らしに欠かせないものです。ユネスコ無形文化遺産に登録されたこの機会に、改めて和紙の魅力を見つめ直してみませんか。

ユネスコ無形文化遺産に関するお問合せは
文化庁伝統文化課
電話 03-6734-2870 へどうぞ。

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