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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.43(平成27年(2015年)6月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー11

(タイトル)楽器で知るクラシック音楽の魅力

(イントロダクション)
中世から18世紀にかけて、ヨーロッパで生み出されたクラシック音楽は、今なお多くの人を魅了する音楽として親しまれています。このコーナーでは、オーケストラの楽団員や演奏者がクラシック音楽を奏でる際に使用する楽器を、毎回一つ取上げてご紹介します。
1回目となる今回は、フランス語で「高い音の出る木」の意味を持つ、オーボエについてご紹介します。

はじめに、オーボエの演奏を聴いてみましょう。
曲は、皆さんも一度は耳にしたことがある、ベートーヴェン「交響曲第5番 運命」です。お馴染みの冒頭の激しい演奏の終わり頃から、ほんの数秒 静かな高音のソロが登場します。それがオーボエの調べです。それでは、お聞きください。

音楽:♪ <ベートーヴェン「交響曲第5番 運命」第1楽章>

激しい旋律が突然沈黙した後の、哀愁を帯びたオーボエのソロが存在感を示していますね。この曲は、オーボエ奏者の「見せ場」としても有名です。

オーボエは、高い音域をメインとする木管楽器です。楽器の長さはおよそ70㎝で、上部から下部にかけて少しずつ広がる、クラリネットとよく似た縦笛です。400個以上の部品から成る複雑な構造から、「精密機械のような楽器」と言われています。 
オーボエは17世紀中頃にフランスで生まれ、18世紀にバッハやビバルディの作品に登場して人気が出ました。当時は多くのオーボエ奏者が現れ、彼らは作曲家も兼任していたことから、たくさんのオーボエ協奏曲が発表されました。しかし、オーボエが全面前面に登場する協奏曲として最も人気があるのは、やはりモーツァルトの作曲による「オーボエ協奏曲 ハ長調」でしょう。それでは、第1楽章からオーボエの演奏を聞いてみましょう。

音楽:♪ <モーツァルト「オーボエ協奏曲」第1楽章> 

この曲は演奏の難易度が高い曲としても知られ、オーケストラのオーボエ奏者の入団試験の課題曲となることもしばしばあるようです。
オーボエは温度などによる音程の変化が少ないことから、オーケストラでは楽団員の音合わせに、オーボエの「ラ」の音を用いています。そんなことからも、オーボエはヴァイオリンと並び、オーケストラの中心的な存在とされています。少ない息で長く音を出すことができるので、ソロで長く駆け巡る演奏を披露することが多い楽器です。

続いて、ビゼーの「カルメン」から「間奏曲 第3番」。この曲は、アラゴネーズとも呼ばれるスペイン色豊かな曲です。打楽器のキビキビとしたリズムに乗った全合奏に続いて,オーボエのむせび泣くような旋律が印象的です。

音楽:♪<ビゼー「カルメン 間奏曲 第3番 アラゴネーズ」

いかがでしたか。オーボエの音色を聞き分けられたでしょうか。伸びやかな音、情熱的な音、躍動感のある音、いろいろな表情が楽しめる楽器ですね。

ところで、
クラシック音楽と聞くと、堅苦しいイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんね。コンサート会場で実際の演奏を聞く際、いくつかのマナーがあることもその理由の一つでしょう。例えば、演奏が終わったとき、どこで拍手をすればよいか、そのタイミングにも一般的な決まり事があります。クラシック曲は、1曲がいくつかの楽章で構成されているのが一般的です。拍手のタイミングは、全ての楽章が終了してからがマナーとなっています。

とは言え、クラシック音楽の楽しみは、やはり演奏者が奏でる響きを味わうことが一番です。さらにオーケストラを構成する楽器を知ることで、クラシック音楽がぐっと身近に感じられるはずです。楽器を知ることで発見するクラシック音楽の魅力を、これからもどうぞお楽しみください。

それでは、最後にもう一度、モーツァルト「オーボエ協奏曲」をお聞きください。
音楽:♪ <モーツァルト「オーボエ協奏曲」第1楽章>

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