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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.45(平成27年9月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー5

(タイトル)日本の重工業の足跡が世界遺産に!「明治日本の産業革命遺産」

(本文)

 平成27年7月、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録が決定されました。
世界遺産とは、国際連合教育科学文化機関、いわゆるユネスコがつくる世界遺産リストに登録された自然遺産や文化遺産のことです。今回の世界遺産登録は、日本で19番目の登録で、世界文化遺産としては15番目です。また、世界文化遺産のうち、産業の歴史に関係する、いわゆる「産業遺産」としては平成26年に登録された「富岡製糸場と絹遺産群」に次ぐ3番目ですが、重工業の分野では初めての登録となりました。

 「明治日本の産業革命遺産」の中には、静岡県の韮山反射炉や福岡県の官営八幡製鐵所、通称・軍艦島で知られる長崎県の端島炭坑など、幕末から明治にかけて我が国の重工業を担った遺産群があります。また、日本の近代化の思想的な原点であり、工業を重んじる教育、商業国家の形成に貢献する精神や人材の育成に貢献した山口県萩市の松下村塾など、実に興味深い資産によって構成されています。

 では、具体的にはどのような点が評価され世界遺産登録決定に至ったのでしょうか。その主なポイントは次の3つです。

1つ目は、これらの遺産群は、西洋から西洋以外の地域へ産業化が伝わっていった、初めての成功例であることを示すもので、西洋の科学技術と我が国の伝統の技を融合させ、産業化を果たしたところに大きな価値があるという点です。

2つ目は、重工業分野における「製鉄・鉄鋼」「造船」「石炭」において、急速な産業化が成し遂げられたこと、19世紀後半から20世紀の初頭にかけて西洋の技術が移転され、現代産業の土台が築かれていったことがよくわかる点です。

そして3つ目は、時代も地域も違う8県11市にわたる23もの資産が、「ものづくり日本の原点」とも言うべき一つの集合体を形成し、およそ半世紀あまりで産業国家として飛躍的に成長していったことを物語っている点です。また、幕末期の西洋技術の導入や、自らの力で人を育てる制度は、先人たちが残してくれた世界に誇れる資産といえるでしょう。これらを物語るこの遺産は、23の構成資産全体として、一つの普遍的価値があり世界遺産に値すると評価され登録が決定されました。

また、この遺跡群の大きな特徴は、長崎県の三菱長崎造船所の第3ドックを始め、現代も稼働中の産業遺跡がある点です。稼働中の施設や設備が登録されるにあたっては、「適切な保全」と、それによって「経営に与える制約を最小限に留める」ことの両立が求められます。そのため、関係省庁や団体などが連携し、新たな枠組みを設けて準備が進められ、登録決定に至りました。

今回の世界文化遺産への登録決定を機に、幕末から明治にかけて飛躍し、発展した日本のロマンに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

世界文化遺産に関するお問合せは
内閣官房 産業遺産の世界遺産登録推進室
電話 03-6206-6176へどうぞ。

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