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メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.45(平成27年9月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー11

(タイトル)楽器で知るクラシック音楽の魅力

(イントロダクション)

中世から18世紀にかけて、ヨーロッパで生み出されたクラシック音楽は、今なお多くの人々を魅了する音楽として親しまれています。このコーナーでは、オーケストラの楽団員や演奏者がクラシック音楽を奏でる際に使用する楽器を、毎回一つ取上げてご紹介します。今回は、クラシック音楽の名脇役、ファゴットについてご紹介します。

ファゴットは木管楽器で、全長およそ3mもの長い菅を2つに折り曲げたような形をしています。楽器の先端に、ボーカルと呼ばれる金属の管をはめこんで、そこから息を吹き込み、音を出します。  
ファゴットの成り立ちは不明ですが、早くからオーケストラに導入されていました。古典派と言われる時代、つまり18世紀中頃から19世紀はじめには特に重宝され、ベートーヴェンは自身の交響曲にファゴットの音を多く取り入れています。
ファゴットは豊かで美しい低音を出し、その高音部はテノール歌手の音域にあたります。オーケストラのハーモニーの幅をひろげ、木管楽器の音に深味を増す楽器と言えるでしょう。
では、ファゴットの特徴を遺憾なく発揮した名曲、モーツアルトの「ファゴット協奏曲」を聞いてみましょう。

音楽:♪ <モーツアルト「ファゴット協奏曲」第1楽章> 

これは、モーツアルトが18歳のときに作った曲です。はつらつとしたファゴットの調べの中に、どこかコミカルな愛嬌を感じ取ることができます。

ファゴットは、フルートやオーボエのような派手な自己主張はしませんが、謙虚で控え目ながら、ときにユニークさを感じさせる音を出すので、演奏の厚みが増します。「これがなくてはオーケストラの音がしない」という評価をする人もいるほどです。

それでは、チャイコフスキー交響曲第5番第1楽章から、ファゴットのソロ演奏を聴いてみましょう。運命との格闘をテーマにした重苦しく激しい旋律の後、一瞬の静寂の中で、ファゴットの低音のソロ、その後、クラリネットが絡んできます。

音楽:♪ <チャイコフスキー交響曲第5番 第1楽章>から

続いても、チャイコフスキー交響曲第5番からの演奏です。ご紹介する第3楽章は、ワルツのテンポで演奏が進みます。こちらも合奏の合間の一瞬の静寂からファゴットが奏でられます。聞いてみましょう。

音楽:♪ <チャイコフスキー交響曲第5番 第3楽章>から

第1楽章から一転して、ファゴットが甘く、ロマンチックな低音を奏でていましたね。曲に合わせて、他の楽器を引き立てるように多彩な変化を見せるのが、ファゴットの名脇役たる所以です。

ところで、「交響曲」や「協奏曲」といった言葉をよく耳にしますが、その違いをご存じでしょうか。交響曲はシンフォニーとも呼ばれ、オーケストラで演奏される大規模な楽曲を指します。交響曲の多くは、物語における起承転結にも似て、提示部、展開部、再現部、終結部という4つの楽章から構成されています。
協奏曲とは、ヴァイオリン、ピアノなどのソロにオーケストラが合奏し、3楽章から成ります。独奏者の演奏技術を披露する「カデンツァ」という見せ場があります。

それでは、最後に、もう一度 「ファゴット協奏曲」でファゴットの音色を楽しんでみましょう。

音楽:♪ <モーツァルト「ファゴット協奏曲」第1楽章>

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