メディア別の政府広報

内閣府大臣官房政府広報室が企画・制作した各種広報をメディア別に紹介しています。

音声広報CD「明日への声」

vol.48(平成28年(2016年)3月発行)

音声広報CD「明日への声」のHTML版をトラックナンバーごとにご覧いただけます。こちらから移動できます。
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トラックナンバー11

(タイトル)楽器で知るクラシック音楽の魅力

音楽:<モーツァルト「弦楽五重奏 第3番 ハ長調 第1楽章」>

(イントロダクション)
中世から18世紀にかけて、ヨーロッパで生み出されたクラシック音楽は、今なお多くの人々を魅了する音楽として親しまれています。このコーナーでは、オーケストラの楽団員や演奏者がクラシック音楽を奏でる際に使用する楽器を、毎回一つ取上げてご紹介します。今回は、迫力ある高音で華やかなヒーロー的存在、トランペットについてご紹介します。

トランペットは、一本の管を円を描くように折り曲げた形をしており、種類にもよりますが、長さはおよそ50cmです。薄い金属の板で出来ていて、特に、ベルと呼ばれる先端の部分は厚さ0.5mmという、非常にデリケートな楽器です。吹き口に口を当て、唇を振動させて音を出し、唇の形、管の長さ、そして3つのピストンを上下に動かすことで音域を変化させます。トランペットは金管楽器の中でも歴史が古く、およそ2500年前に、戦場で合図を出すときや宗教の儀式で用いられていました。中世ヨーロッパでは行進にうってつけということで、騎兵隊の楽器となり、士気を高めるために使用されました。

 それでは、トランペットのファンファーレが有名な、スッペの「軽騎兵」を聞いてみましょう。

音楽:<スッペ 軽騎兵序曲>

切れ味のあるトランペットの演奏は、騎馬が勇ましく走り寄ってくるような迫力を感じさせます。「軽騎兵」はオペレッタと呼ばれるコメディタッチのオーケストラ付きの歌劇で、18世紀のドイツの軍人生活を描いています。このファンファーレ部分はプロ野球チームのファンファーレとして用いられていますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

続いての曲は、ヴェルディの「アイーダ 行進曲」です。まずは聴いてみましょう。

音楽:<ヴェルディ アイーダ 行進曲> 

サッカー日本代表チームの応援歌として、お馴染みの曲ですね。「アイーダ」とは、古代エジプト時代、エジプトとエチオピアに引き裂かれた男女の悲恋の物語を描いたオペラです。トランペットの勇壮な響きの中、戦士たちが入場して、勝利を祝う踊りが繰り広げられます。このオペラで使われた細長いタイプのトランペットをアイーダトランペットと言い、現在も式典のファンファーレの時に使われます。

 次は、トランペットの演奏の中でも高度な演奏を要する、バッハの「ブランデンブルク協奏曲」から「第2番 第3楽章」をご紹介します。トランペットのソロが、演奏者泣かせと言われる非常に高い音域を奏でています。

音楽:<バッハ ブランデンブルク協奏曲 第2番 第3楽章>  

トランペットの華やかな調べが印象的ですね。バッハの時代のトランペットは、神や王族の象徴とされていました。トランペットのきらびやかな音がバロック時代の音楽の趣味に合い、重宝されたのでしょう。ぜいたく好きで知られるフランスのルイ14世は、36人ものトランペット奏者を雇い、召使いにしていたと言われています。

さて、「明日への声」では、これまでオーケストラに登場するいくつかの楽器をご紹介してきました。一つ一つの楽器の個性を知ることで、それらが一つになったオーケストラの音の魅力が、ますます高まったのではないでしょうか。ぜひクラシック音楽を楽しんでみてください。

それでは、最後に、もう一度 ヴェルディの「アイーダ 行進曲」で、トランペットのの音色を楽しんでみましょう。

音楽:<ヴェルディ アイーダ 行進曲>

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